⏰ 調理時間15分
🍽 2人分
🍺 酸っぱ辛い・体が温まる
🧊 作り置き:冷蔵2日OK
📊 1人分(推定):約80kcal/たんぱく質5g・脂質4g・糖質7g
🍽 全量(2人分):約160kcal/たんぱく質10g・脂質8g・糖質14g
たけのことしいたけの中華スープに、酢とラー油で「酸っぱ辛い」味をつけます。酢は必ず火を止めてから——ここだけ守れば、店の味に近づきます。
材料(2人分)
- たけのこ水煮:30g(細切り)
- にんじん:1/4本(約40g・細切り)
- しいたけ:2個(薄切り)
- にんにく:1かけ(みじん切り)
- 生姜:5g(みじん切り)
- 溶き卵:1個分
- 水溶き片栗粉:小さじ2
- 小ネギ(小口切り):適量
- 【A】水:400ml
- 【A】鶏がらスープの素:小さじ1
- 【B】酒:大さじ1
- 【B】醤油:大さじ1
- 【C・仕上げ】酢:大さじ1
- 【C・仕上げ】ラー油:少々
- 【C・仕上げ】白こしょう:適量
作り方
- たけのこ・にんじん・しいたけは細切りにする(★長さをそろえると、食べたときにまとまります)。
- 鍋に【A】と、にんにく・生姜・切った具を入れて煮立て、弱めの中火で5分煮る。
- 【B】を加えてひと煮立ちさせる。
- 水溶き片栗粉を回し入れて、中火で30秒でとろみをつける。
- 溶き卵を細く回し入れ、10秒待ってからひと混ぜする(★すぐ混ぜると濁ります)。
- 火を止めてから【C】を加える(★理由は下の🔬で)。器に盛り、小ネギを散らす。
おいしさのヒミツ
- 酢は火を止めてから。加熱すると酸味が飛んで、ただのとろみスープになります
- ラー油も最後に。辛味と香りは加熱で飛びます
- 白こしょうをたっぷり。酸辣湯の「辣」は、実は白こしょうが担っています
よくある質問
酢を先に入れてはいけませんか?
酸味が飛びます(下の🔬で)。酢の酸味成分は加熱で揮発するので、煮込むほど「酸っぱ辛い」の「酸っぱい」が消えます。火を止めてから加えるのが鉄則です。
具は他にもありますか?
豚肉の細切り・豆腐・きくらげ・春雨が定番です。きくらげのコリコリ感は、酸辣湯らしさを出すのに効きます。具はすべて細切りにそろえるのがコツです。
どのくらい日持ちしますか?
冷蔵で2日ほど。温め直すと酸味が飛ぶので、温めたあとに酢を小さじ1/2足すと元に戻ります。とろみは冷えると固まりますが、温めれば戻ります。
合うお酒
酸味と辛味、とろみ。中華の酸っぱ辛いスープです。
- 🏆 本命:キンキンに冷えたビール——中華の食卓には、冷たい炭酸
- 🍶 焼酎なら、麦焼酎のお湯割り(焼酎6:お湯4)——温かいスープには温かい酒
- 🍋 レモンサワーは無糖タイプ——スープの酸味と同じ方向で重ねる
迷ったらビール。〆の一杯として出すと、酸味で口がさっぱりします。
もう一品、主役がほしい日に
極 牛たん入り背脂餃子
目黒の名店『中華味一』の大将と、10年かけて共同開発した餃子です。大きめに切った牛たんのコリコリした食感と、焼いた瞬間にあふれる背脂と地鶏スープ。冷えたビールのために作りました。
ぴーきちのつぶやき
酸辣湯を作っても酸っぱくならないのが不思議だったのですが、最初から酢を入れて煮込んでいたせいでした。順番だけの話でした。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:酢は火を止めてから(酸味は加熱で飛ぶ)
ひとことで:酢の酸味成分は沸点が低く、加熱すると飛んでいく。だから酸味を残したいなら、最後に入れる。
詳しく:酢の酸味の正体は酢酸で、沸点118℃と比較的低く、水と一緒に蒸発しやすい性質があります。だから煮込むと、酸っぱさだけが先に減っていく。ここから、酢は「入れるタイミングで役目が変わる」調味料だとわかります。
①最初に入れて煮込む=コクになる——酸味が飛び、酢に含まれるアミノ酸や糖だけが残る。酢豚・南蛮漬け・煮込み料理で、酢を入れても酸っぱくならないのはこれ。
②火を止めてから入れる=酸味が立つ——酸っぱさをそのまま味として使いたいとき。酸辣湯・サンラータン・仕上げの酢。
③両方入れる——煮込み用とは別に、仕上げにもう一度加える。これがプロのやり方で、コクと酸味の両方が手に入ります。酸辣湯は「酸っぱさ」が料理名に入っているので、絶対に後入れ。温め直すたびに酸味が飛ぶので、そのつど少し足すのが正解です。
このレシピでは:この料理は「酸っぱ辛い」ことが名前になっています。酢を最初に入れて煮込むと、その持ち味が消えます。だから手順6で、火を止めてから【C】を加える——酢もラー油も白こしょうも、香りと刺激が持ち味なので、すべて後入れです。「揮発するものは、火を止めてから」。
酢、ラー油、ごま油、こしょう、わさび、香りのある葉物。全部同じです。

