⏰ 調理時間25分
🍽 2人分
🍺 ぷりぷり・ピリ辛
🧊 作り置き:えびチリのみ冷蔵2日OK
📊 1人分(推定):約250kcal/たんぱく質22g・脂質13g・糖質12g
🍽 全量(2人分):約500kcal/たんぱく質44g・脂質26g・糖質24g
エビチリを、ごはんではなく冷たいピーマンで受けます。熱いえびと冷たいピーマンの温度差がそのまま楽しさになります。えびは塩と片栗粉で洗ってから下味をつけると、食感がはっきり変わります。
材料(2人分)
- むきえび:200g
- ピーマン:4個(約140g)
- ごま油:大さじ2
- 水溶き片栗粉:小さじ1(片栗粉小さじ1+水小さじ2)
- 【えびを洗う用】塩:小さじ1/片栗粉:大さじ1
- 【B・えびの下味】酒:大さじ1/おろし生姜:小さじ1/塩こしょう:少々/片栗粉:大さじ1
- 【C・香味】おろしにんにく:小さじ1/おろし生姜:小さじ1/豆板醤:小さじ1
- 【D・合わせだれ】水:50ml/ケチャップ:大さじ2/酒:大さじ1/醤油:小さじ1/砂糖:小さじ1/鶏がらスープの素:小さじ1
- 青ネギ(小口切り):適量
作り方
- 【前日でもOK】ピーマンは半分に切ってヘタと種を取り、氷水に半日〜一晩浸して冷蔵庫へ。使う前に水気をしっかり拭く。
- えびは背わたを取り、塩小さじ1と片栗粉大さじ1をまぶして揉み、水でよく洗い流す(★臭みが取れます。理由は下の🔬で)。キッチンペーパーで水気を完全に拭く(★水が残ると油がはねる上、下味が薄まります)。
- ボウルでえびに【B】を揉み込み、5分置く。
- 【D】を混ぜ合わせておく。
- フライパンにごま油大さじ1を熱し、えびを強めの中火で片面1分ずつ焼いて、いったん取り出す(★火を通しきらない。あとで戻します)。
- 同じフライパンにごま油大さじ1と【C】を入れて弱火で炒め、香りが立ったら【D】を加えてひと煮立ち。
- えびを戻し、水溶き片栗粉を回し入れて中火で30秒。とろみがついたら火を止める。
- 器にピーマンを並べ、えびチリをのせて青ネギを散らす。
おいしさのヒミツ
- えびを塩と片栗粉で洗うのが最大の分かれ目。この一手でぷりぷり感と臭みが変わります
- えびは二度に分けて火を入れる。一度目で表面を固め、たれの中で仕上げる。通しっぱなしだと縮んで硬くなります
- 豆板醤は弱火で炒めてから。強火だと辛味だけが尖り、香りが出ません
よくある質問
えびが縮んで硬くなります
火の入れすぎです。えびのたんぱく質は60℃前後で急に縮みます。手順5では表面が赤くなればじゅうぶんで、中まで火を通す必要はありません。最後にたれの中で30秒温めれば火は入ります。
辛さを調整したい
豆板醤を小さじ1/2に減らすとかなりおだやかになります。逆に辛くしたい場合は、豆板醤を小さじ2まで増やすか、仕上げにラー油をひとたらし。子どもと分けるなら、豆板醤を抜いて作り、大人の分だけ後からラー油をかけてください。
作り置きできますか?
えびチリだけなら冷蔵2日。ピーマンに乗せるのは食べる直前にしてください。乗せたまま置くとピーマンから水が出て、たれが薄まります。温め直しはレンジ(600Wで1分半/500Wで2分)。
合うお酒
ピリ辛のケチャップだれと、冷たいピーマン。強めの味です。
- 🏆 本命:キンキンに冷えたビール——辛味には冷たい炭酸。えびチリにビール以外の答えは要りません
- 🥃 ハイボールは、ウイスキー1:強炭酸4——ケチャップの甘さを流したいときに
- 🍋 レモンサワーは無糖タイプ——甘いサワーだとたれの甘さと重なって重くなります
迷ったらビール。辛くて甘いたれには、冷たい炭酸です。
もう一品、主役がほしい日に
極 牛たん入り背脂餃子
目黒の名店『中華味一』の大将と、10年かけて共同開発した餃子です。大きめに切った牛たんのコリコリした食感と、焼いた瞬間にあふれる背脂と地鶏スープ。冷えたビールのために作りました。
ぴーきちのつぶやき
えびを塩と片栗粉で洗うのは面倒だと思って長らく飛ばしていたのですが、一度やってみたら別の食材かと思うほど変わって、それ以来省いていません。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:えびを塩と片栗粉で洗う(なぜ臭みが取れるのか)
ひとことで:片栗粉が汚れを吸着し、塩が水分と臭みを引き出す。洗い流すと臭みごと落ちる。
詳しく:えびの臭みの正体は、殻や身の表面に残った汚れと、時間とともに増えるトリメチルアミンなどの分解物です。ここで片栗粉が効きます。片栗粉の細かい粒子は、表面のぬめりや汚れを物理的に吸着します——スポンジのように絡め取るイメージです。
同時に塩が浸透圧で水分を引き出し、臭みのもとを一緒に外へ出す。この2つを揉み込んでから水で流すと、臭みが目に見えて減ります。そして最も大事なのは、洗ったあとに水気を完全に拭くこと。水が残っていると①下味が薄まり ②油に入れた瞬間にはねて ③表面が焼き固まらず、身から水分が抜けてしまいます。
ちなみにこの方法は鶏レバー・砂肝・貝類にも同じように使えます。
このレシピでは:この料理では「洗う片栗粉」と「下味の片栗粉」が別の役目で2回登場します。1回目は汚れを吸って洗い流す用、2回目は身のまわりに膜を作って、水分と旨味を閉じ込める用。同じ材料でも、使う場所で働きが変わります。混同して1回にまとめると、汚れごとコーティングすることになるので、必ず洗い流してから下味をつけてください。

