ルウなし・濃厚/作り置き:冷蔵3日OK
1人分(推定):約410kcal/たんぱく質26g・脂質26g・糖質14g
全量(2人分):約820kcal/たんぱく質52g・脂質52g・糖質28g
市販のルウを使いません。トマト缶とカレー粉、生クリームだけで作ります。えびときのこの旨味が重なるので、20分の煮込みで味が決まります。
材料(2人分)
押すと消えます。買い物のときにも使えます。
- むきえび200g
- まいたけ60g
- しめじ60g
- 玉ねぎ1/2個(約100g)
- にんにく1かけ(みじん切り)
- トマト缶(水煮)200g
- カレー粉大さじ1
- 水100ml
- 生クリーム100ml
- オリーブオイル大さじ1
- 塩こしょう少々
- ごはん適量
- パセリお好みで
作り方
まいたけとしめじは手でほぐす(★洗いません)。玉ねぎは薄切り、にんにくはみじん切りに。
鍋にオリーブオイルを熱し、玉ねぎに塩をひとつまみ振ってしんなりするまで炒める(★塩を先に振ると水が出て、早く火が通ります)。
えび・きのこ・にんにくを加え、塩こしょうを振って炒め合わせる。
トマト缶とカレー粉を加え、水分を軽く飛ばしながら3分炒め煮にする(★カレー粉は油と熱に当てると香りが立ちます)。
水を加えて中火で5分煮る。
火を弱めてから生クリームを加え、沸騰させずに2分温める(★ここが分かれ目。理由は下の🔬で)。塩で味を調える。
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おいしさのヒミツ
- 生クリームは最後に、弱火で。トマトの酸と一緒に煮立てると分離します
- カレー粉は油と一緒に加熱する。粉のまま水に溶かすと、香りが立ちません
- きのこは2種類。旨味の量が増えるだけでなく、食感の違いで飽きません
よくある質問
生クリームが分離してしまいました
沸騰させたのが原因です。トマトの酸が入った状態で強く煮立てると、乳のたんぱく質が固まってざらつきます。火を弱めてから加え、沸かさずに温めるだけにしてください。分離してしまった場合は、牛乳を大さじ2足して弱火で混ぜるとある程度ごまかせます。
生クリームの代わりは?
牛乳150mlでも作れますが、分離しやすいのでより弱火で慎重に。無糖ヨーグルト大さじ4も使えます(この場合は必ず火を止めてから)。ココナッツミルク100mlだと分離せず、エスニックな方向になります。
どのくらい日持ちしますか?
冷蔵で3日ほど。翌日のほうが味がまとまります。温め直しは必ず弱火で——ここでも煮立てると分離します。冷凍する場合は、生クリームを入れる前の状態で冷凍し、食べるときに加えるときれいに仕上がります。
合うお酒
トマトの酸味とクリームのコク、カレーの香り。洋風の一皿です。
- 🏆 本命:白ワインは、辛口をよく冷やして(8〜10℃)——トマトクリームには、酸のある白がまっすぐ合います
- 🍺 キンキンに冷えたビール——スパイスの香りには炭酸も
- 🥂 赤ワインなら、軽めを少し冷やして(14〜16℃)——トマトの旨味に寄せたいときに
迷ったら白ワイン。えびとクリームが並んだら、そちら側です。
ぴーきちのつぶやき
カレーはルウで作るものだと思い込んでいたのですが、カレー粉から作ると自分で濃さを決められるのが楽しくて、最近はこちらばかりです。今日もお疲れ様です🍻
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🔬 調理科学ことば:トマトの酸と乳製品(分離する理由)
ひとことで:牛乳や生クリームのたんぱく質は、酸と熱が同時にかかると固まる。だから酸の強い料理では最後に弱火で。
詳しく:牛乳や生クリームに含まれるカゼインというたんぱく質は、ふだんは細かい粒として液体の中に散らばっています。ところが酸性に傾くと、この粒どうしがくっついて固まります——これが凝固です。レモン汁を牛乳に垂らすとカッテージチーズができるのも、ヨーグルトが固まるのも、全部この現象。
チーズ作りは、これを意図的に起こす技術です。料理では困ることのほうが多く、トマト・レモン・ワイン・酢を使った料理に乳製品を入れると分離しやすい。しかも熱が加わると固まりやすさが跳ね上がります——だから「酸+高温」の組み合わせが最悪。
対策は3つ。
①最後に加える(加熱時間を最短に)。
②沸騰させない(弱火を保つ)。
③脂肪分の高いものを選ぶ——生クリームが牛乳より分離しにくいのは、脂肪がカゼインを守るからです(だから「牛乳で代用」は分離のリスクが上がります)。小麦粉やバターでとろみをつけておくのも安定剤になります。
このレシピでは:この料理は「トマト缶+生クリーム」という、いちばん分離しやすい組み合わせです。だから手順6で「火を弱めてから加え、沸騰させずに2分」と指定しています。ここを守れば失敗しません。逆に、トマトを煮詰める工程(手順4〜5)は生クリームを入れる前に済ませておく——順番そのものが技術です。
「酸のある料理に乳製品は、最後・弱火・短時間」。トマトクリームパスタも、ボルシチも、クラムチャウダーも同じです。



