⏰ 調理時間10分
🍽 2人分
🍺 香ばしい・混ぜるだけ
🧊 作り置き:冷蔵1日OK
📊 1人分(推定):約350kcal/たんぱく質12g・脂質14g・糖質48g
🍽 全量(2人分):約700kcal/たんぱく質24g・脂質28g・糖質96g
ほうれん草をバターで炒めて、桜えび・かつお節・揚げ玉をごはんに混ぜます。だしを取る必要がありません。乾物の旨味だけで味が決まります。
材料(2人分)
- 温かいごはん:300g(茶碗2杯分)
- ほうれん草:1束(約150g)
- 桜えび(乾燥):10g
- かつお節:1パック(約3g)
- 揚げ玉:15g(大さじ2)
- バター:10g
- 【A】砂糖:小さじ1
- 【A】塩:ふたつまみ
- 【A】酒:小さじ2
- 【A】醤油:小さじ1
作り方
- ほうれん草は3cm長さに切る(★この料理は炒めるので、下茹では省いて構いません。えぐみが気になる方は30秒だけ茹でて絞ってください)。
- フライパンにバターを熱し、ほうれん草をしんなりするまで中火で2分炒める。
- 桜えびを加えて30秒炒め、【A】を加えてさっと混ぜる(★桜えびは油に触れると香りが立ちます。理由は下の🔬で)。
- ボウルにごはん・炒めたもの・かつお節・揚げ玉を入れ、切るように混ぜる。
おいしさのヒミツ
- 桜えびは油の中でひと炒めする。そのまま混ぜるより香りが数段立ちます
- 揚げ玉は最後に。先に入れると水分を吸って、サクサク感が消えます
- ごはんは練らない。しゃもじを立てて、切って返すだけにしてください
よくある質問
桜えびがないときは?
しらす30g・ちりめんじゃこ20gで代用できます。ただし香ばしさは桜えびが一番なので、その場合はごま油を小さじ1足すと香りが補えます。乾燥えびは常温で長く持つので、常備しておくと便利です。
冷やごはんでも作れますか?
レンジで温めてから使ってください(600Wで1分半/500Wで2分)。冷たいままだと調味料が回らず、バターも固まります。
どのくらい日持ちしますか?
冷蔵で1日。揚げ玉が湿気るので、当日中がおすすめです。お弁当に入れる場合は、揚げ玉だけ別添えにして食べる直前にかけると食感が保てます。
合うお酒
桜えびとかつお節、バターの香り。和の混ぜごはんです。
- 🏆 本命:日本酒は、冷酒(10〜15℃)で純米酒——桜えびとかつお節の旨味に、米の酒がまっすぐ寄り添います
- 🍺 キンキンに冷えたビール——バターと揚げ玉の油分を、炭酸で切りたいときに
- 🍶 焼酎なら、麦焼酎のお湯割り(焼酎6:お湯4)——〆の一杯として
迷ったら冷酒。乾物の旨味が主役の料理は、日本酒の得意分野です。
ぴーきちのつぶやき
桜えびを買っても使い道がなくて余らせていたのですが、混ぜごはんに使うようになってから消費が追いつかなくなりました。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:乾物と丸ごと食べる(桜えびのカルシウム)
ひとことで:桜えびは殻ごと食べる小さなえび。乾燥で水分が抜けているぶん、栄養も旨味も濃縮されている。
詳しく:桜えびは殻も頭も丸ごと食べられる数少ない食材です。これが栄養面で効いてきます。カルシウムは骨や殻に多く含まれるので、身だけ食べる魚介と違い、桜えびは丸ごと取れる。乾燥桜えびのカルシウムは牛乳の数倍(100gあたりで比較して)とされます——ただし実際に一度に食べる量は10g程度なので、過度な期待は禁物です。
それでもふりかけ・混ぜごはん・お好み焼きに少し足すだけで積み上がるのが利点。ここで大事なのがカルシウムはビタミンDと一緒でないと吸収されにくいこと。ビタミンDはきのこや魚に多く、日光を浴びることで体内でも作られます。もうひとつ、乾物全般に共通する話——干すと水分が抜けるだけでなく、酵素が働いて旨味成分が増えます。
干ししいたけのグアニル酸、切り干し大根の甘み、煮干しのイノシン酸。「乾物は、味が濃縮されただしの素」と考えると使い道が広がります。
このレシピでは:この料理でだしを取らずに味が決まるのは、桜えび・かつお節という2つの乾物が入っているからです。しかも桜えび(イノシン酸系)とほうれん草(グルタミン酸系)という、系統の違ううま味が重なっている。そして手順3で桜えびを油の中でひと炒めするのは、香り成分が脂に溶けるからです——そのまま混ぜるのとは香りの立ち方が違います。
「乾物は、まず油と熱に当てる」。干しえび・ちりめんじゃこ・干ししいたけ、どれも同じです。

