⏰ 調理時間5分
🍽 2人分
🍺 さっぱり・混ぜるだけ
🧊 作り置き:冷蔵2日OK
📊 1人分(推定):約30kcal/たんぱく質3g・脂質1g・糖質4g
🍽 全量(2人分):約60kcal/たんぱく質6g・脂質2g・糖質8g
きゅうりを叩いて、梅とかつお節、ぽん酢で和えるだけ。火も油も使いません。かつお節は香りのためだけでなく、きゅうりから出る水を吸う役目も担っています。
材料(2人分)
- きゅうり:2本(約200g)
- 梅干し:1個
- かつお節:1パック(約3g)
- 塩:少々(板ずり用)
- 【A】ぽん酢:大さじ1
- 【A】ごま油:小さじ1/2
- 白いりごま:適量
作り方
- きゅうりはまな板の上で塩を振って転がし(板ずり)、水で洗って水気を拭く。
- ポリ袋に入れて、めん棒や瓶の底で叩き割る(★断面がでこぼこになり、たれが絡みます)。
- 梅干しは種を取り、包丁で粗めに叩く(★ペースト状にすると全体がぼやけます)。
- ボウルにきゅうり・梅・かつお節の2/3・【A】を入れて和える。
- 器に盛り、残りのかつお節と白ごまを上から散らす。
おいしさのヒミツ
- かつお節は2回に分ける。混ぜ込んだ分が水を吸い、上にかけた分が香りを立てます
- 梅は粗く叩く。かたまりが残っていると、一口ごとに酸味の山ができます
- 板ずりはひと手間ですが、色が鮮やかになり、味の入りもよくなります
よくある質問
梅干しの塩分が強すぎます
ぽん酢を小さじ2に減らしてください。梅干しは商品によって塩分が大きく違い、はちみつ漬けなら塩分8%前後、昔ながらの白干しなら20%前後と倍以上の差があります。まず梅を混ぜてから味を見て、ぽん酢の量を決めるのが確実です。
作り置きすると水っぽくなりませんか?
かつお節を多めに(2パック)入れると、水分を吸ってくれます。それでも気になる場合は、きゅうりに塩をまぶして10分置き、水気を絞ってから和えてください。
どのくらい日持ちしますか?
冷蔵で2日ほど。梅の酸が入っているので比較的持ちます。かつお節は食べる直前にかける分を残しておくと、香りが最後まで残ります。
合うお酒
梅の酸味とかつお節の旨味。まっすぐ和の味です。
- 🏆 本命:日本酒は、冷酒(10〜15℃)で純米酒——梅とかつお節に、米の酒が素直に寄り添います
- 🍺 キンキンに冷えたビール——最初の一品として出すなら炭酸も
- 🍋 レモンサワーは無糖タイプ——梅の酸をもう一段持ち上げたいときに
迷ったら冷酒。梅ときゅうりは、日本酒の隣がいちばん落ち着きます。
ぴーきちのつぶやき
きゅうりを叩いて梅と和えるだけの料理を、何年作り続けているかわかりません。夏場は週に何度も食卓に出ています。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:かつお節は水を吸う(和え物の水対策)
ひとことで:かつお節は乾物なので、和え物の中で水分を吸い取ってくれる。だから味が薄まりにくい。
詳しく:かつお節は水分が2割以下まで乾燥させた食品です(本枯節ならさらに少ない)。そのため、水分の多い食材と和えると、その水を吸って自分が膨らみます。この性質が、和え物では非常に役に立ちます。きゅうり・トマト・大根・キャベツといった水分の多い野菜は、切ったり塩をしたりすると水が出て、味を薄めてしまう。
そこへかつお節を入れると、出た水を吸って、しかもその水にはうま味が移る——つまり水を「捨てる」のではなく「味に変える」ことができます。だから「おかか和え」という料理の形は、味と保存性を同時に解決する知恵だと言えます。同じ役割を果たすものが他にもあります。
刻み海苔、すりごま、じゃこ、揚げ玉、とろろ昆布——どれも乾物です。ただし吸った後は湿気るので、香りは落ちます。だから「混ぜ込む分」と「上からかける分」に分けるのが、味と香りを両立させるやり方になります。
このレシピでは:この料理は調味料がぽん酢大さじ1だけと、非常に少ないのが特徴です。きゅうりから水が出た時点で、味は一気に薄まります。だからかつお節を混ぜ込む——水を吸わせて、うま味も足す。そして残りを上からかけることで、湿気ていない香りを最後に乗せる。
「水の出る和え物には、乾物を混ぜる」。これを覚えておくと、作り置きの副菜が格段に扱いやすくなります。

