⏰ 調理時間5分
🍽 2人分
🍺 混ぜるだけ・ネバネバ
🧊 作り置き:当日中
📊 1人分(推定):約95kcal/たんぱく質6g・脂質4g・糖質11g
🍽 全量(2人分):約190kcal/たんぱく質12g・脂質8g・糖質22g
きゅうりと長芋を包丁で切らずに叩き割り、納豆と梅干しで和えます。火を使いません。断面がぎざぎざになるぶん、たれの絡みが変わります。
材料(2人分)
- きゅうり:1本(約100g)
- 長芋:5cm(約100g)
- 納豆:1パック(45g・付属のたれごと)
- 梅干し:1個(種を取って叩く)
- 【A】めんつゆ(2倍濃縮):小さじ2
- 【A】ごま油:小さじ1
- 白いりごま:適量
- 刻み海苔:お好みで
作り方
- きゅうりと長芋は、ポリ袋に入れてめん棒や瓶の底で叩き割る(★包丁で切るより断面がでこぼこになり、たれが絡みます)。長芋は皮をむいてから。
- 梅干しは種を取り、包丁で粗めに叩く(★ペースト状にしすぎると全体がぼやけます)。
- 納豆は付属のたれを入れて先に混ぜ、糸を引かせておく。
- ボウルに全部と【A】を入れて、10回ほどさっくり混ぜる(★混ぜすぎると長芋がとろけて水っぽくなります)。
- 器に盛り、白ごまとお好みで刻み海苔を散らす。
おいしさのヒミツ
- 叩き割るのは食感のためだけではありません。断面が広くなるので、少ない調味料でも味が届きます
- 納豆は先に単独で混ぜる。他の材料と一緒だと糸が立たず、粘りが弱いまま仕上がります
- 梅干しは粗く。かたまりが残っていると、一口ごとに酸味の山ができます
よくある質問
長芋が手にかゆいです
皮をむく前に酢水で手を濡らしておくと軽減されます。かゆみの正体は長芋のシュウ酸カルシウムという針状の結晶で、酸に弱いためです。すでにかゆい場合も、酢水や薄めたレモン水で洗うと落ち着きます。
めんつゆがないときは?
醤油小さじ1+みりん小さじ1で代用できます。ただし納豆の付属たれにも味がついているので、まずは半量から入れて味を見てください。
作り置きできますか?
当日中です。きゅうりと長芋から水が出て、翌日には水っぽくなります。きゅうりと長芋を叩いておくところまでを前日にやり、食べる直前に納豆と梅を合わせるのがおすすめです。
合うお酒
梅の酸味と、ごま油の香り。冷たくてさっぱりした一品です。
- 🏆 本命:日本酒は、冷酒(10〜15℃)で純米酒——梅と納豆の発酵の香りに、米の酒は素直に寄り添います
- 🍺 キンキンに冷えたビール——ネバネバの後に炭酸が入ると口の中がリセットされます
- 🍋 レモンサワーは、無糖でレモン多め——梅の酸をもう一段持ち上げたいときに
迷ったら冷酒。梅と納豆は日本酒の得意分野です。
ぴーきちのつぶやき
きゅうりを叩くのに使っていためん棒が見当たらず、日本酒の四合瓶の底で叩いたらちょうどよくて、そのまま定番になりました。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:ネバネバの正体(3つとも別のもの)
ひとことで:納豆・長芋・オクラの粘りは、見た目は同じでも成分がまったく違う。
詳しく:「ネバネバ食品」とひとくくりにされますが、粘りの正体は食材ごとに別物です。納豆の糸は、納豆菌が作る「ポリグルタミン酸」——アミノ酸がつながった物質で、混ぜるほど糸が細かく立ちます。長芋のぬめりは、糖とたんぱく質が結びついた成分で、熱に弱く、加熱するとさらっとします(だから長芋は生で食べるとねばり、焼くとほくほくになる)。
オクラのぬめりは水溶性食物繊維(ペクチンなど)で、こちらは加熱しても比較的残ります。つまり「ネバネバだから体にいい」ではなく、それぞれ別の理由で別の働きをする。まとめて食べると粘りの質が重なって、口の中の感触が複雑になります。
このレシピでは:この料理で納豆を先に混ぜるのは、ポリグルタミン酸の糸を立たせるためです。他の材料と同時に混ぜると、長芋の水分に薄まって糸が立ちません。逆に長芋は混ぜすぎない——粘りが出るというより、細胞が壊れて水分が出てくるだけだからです。
「納豆は最初に単独でよく、長芋は最後にさっくり」。粘りの種類が違うので、扱いも逆になります。

