⏰ 調理時間20分 🍽 2人分 🍺 サクふわ 🧊 作り置き:向きません(当日中に)
📊 1人分(推定):約520kcal/たんぱく質40g・脂質24g・糖質30g
🍽 全量(2人分):約1040kcal/たんぱく質80g・脂質48g・糖質60g
鶏むね肉を麺棒で叩いて薄く伸ばしてから揚げるチキンカツ。叩くことで繊維が壊れ、火の通りも早くなるので、むね肉でもやわらかく仕上がります。
材料(2人分)
- 鶏むね肉:1枚(約300g)
- パン粉:1カップ(約40g)
- 塩こしょう:少々
- 揚げ油:適量
- 大根おろし:150g(約5cm分)
- 青じそ:3枚
- 【A】卵:1個
- 【A】小麦粉:大さじ4
- 【A】水:30ml
- 【B】梅干し:2個(叩いたもの・約20g)
- 【B】ポン酢:大さじ3
- 【B】ごま油:大さじ1
- 【B】砂糖:小さじ1
- 【B】白いりごま:小さじ1
作り方
- 鶏むね肉は厚みを均等に開いてから、麺棒で全体を叩いて伸ばす(★1cm厚さくらいまで。繊維が壊れてやわらかくなり、火も早く通ります)。塩こしょうを振る。
- 【A】を混ぜてバッター液を作り、鶏肉をくぐらせてパン粉をしっかりまぶす(★卵と小麦粉を別々にせず1つにすると、洗い物が減って手も汚れません)。
- 170℃の油で両面4〜5分、きつね色になるまで揚げ焼きにする。食べやすく切る。
- 【B】を混ぜて梅ソースを作る。大根おろしは軽く水気を切る(★絞りすぎないこと。少し水分があるほうがソースとなじみます)。
- 器にカツを盛り、大根おろし・梅ソースの順にのせ、千切りの青じそを散らす。
おいしさのヒミツ
- 叩いて伸ばすのが、むね肉をやわらかくする最短の方法。繊維が物理的に壊れるので、漬け込みなしでも食感が変わります
- バッター液(卵+小麦粉+水)は1つのボウルで済みます。小麦粉→卵→パン粉の3段階より早く、衣も均一につきます
- 梅ソースにごま油を入れるのが要点。ポン酢と梅だけだと酸が立ちすぎて、揚げ物に負けます
よくある質問
どのくらいまで叩けばいいですか?
1cm厚さが目安です。薄くしすぎると火が通りすぎてパサつきます。ラップで挟んで叩くと、飛び散らず音も小さくなります。
梅干しの種類は?
しょっぱい昔ながらの梅干しが向いています。はちみつ漬けを使う場合は、【B】の砂糖を抜いてください。
作り置きできますか?
揚げ物なので当日中に。梅ソースは冷蔵5日持つので、作っておけば当日が楽になります。冷奴や蒸し鶏にも使えます。
合うお酒
揚げ物に梅の酸味。重い料理をさっぱり食べる組み合わせです。
- 🏆 本命:キンキンに冷えたビール——揚げたてに冷たい炭酸。梅の酸味がさらに口をリセットします
- 🍶 日本酒なら、すっきりした辛口を花冷え10℃で——梅とおろしの和の側面に寄り添います
- 🥃 ハイボールは、ウイスキー1:強炭酸4——揚げ油を切りたいときに
迷ったらビール。揚げたてなら考える必要もありません。
ぴーきちのつぶやき
肉を叩いている時間がいちばんストレス解消になります。近所迷惑を気にして、最近はまな板の下にふきんを敷いています。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:肉を叩く(物理的に繊維を壊す)
ひとことで:包丁や麺棒で叩くと、噛み切りにくい繊維が短く切れる。
詳しく:肉が硬いと感じる理由は主に2つ——筋繊維そのものの太さと、それを束ねるコラーゲンの多さです。煮込み料理はコラーゲンをゼラチンに変えることで柔らかくしますが、短時間で仕上げたい料理では、物理的に繊維を切ってしまうほうが早い。それが「叩く」です。麺棒・肉たたき・包丁の背——道具は何でも、繊維の束を壊して短くするのが目的。同じ発想がそぎ切り(繊維を斜めに断つ)・隠し包丁(切り込みを入れる)・観音開きにもあります。そして叩くと厚みが均一になるので、火の通りもそろいます——柔らかさと火通り、両方に効く工程です。
このレシピでは:鶏むね肉は繊維が長く、加熱すると縮んで硬くなりやすい部位です。だから叩いて繊維を短くしておくと、加熱後も硬くなりにくい。そして薄く伸ばすことで揚げ時間が4〜5分に短縮でき、その分パサつきも減ります。「柔らかくする」と「加熱を短くする」——1つの工程で2つ取れるのが、叩くという作業の効率の良さです。

