⏰ 調理時間15分
🍽 2人分
🍺 う巻き風・缶詰で
🧊 作り置き:冷蔵2日OK
📊 1人分(推定):約230kcal/たんぱく質18g・脂質16g・糖質4g
🍽 全量(2人分):約460kcal/たんぱく質36g・脂質32g・糖質8g
さんまの蒲焼き缶を海苔と一緒に卵で巻きます。うなぎは使いません。「甘辛い蒲焼き+卵+海苔」という構造が同じなので、う巻きに近い味になります。
材料(2人分)
- 卵:3個
- さんまの蒲焼き缶:1缶(約100g)
- 焼き海苔:全形1/2枚
- 水:大さじ2
- 白だし:小さじ2
- サラダ油:適量
- 大根おろし:お好みで
作り方
- ボウルに卵を割り、水と白だしを加えてよく混ぜる(★白だしについては下の🔬で)。
- さんまの蒲焼きは汁気を軽く切って、粗くほぐす。海苔は卵焼き器の幅に合わせて切る。
- 卵焼き器を弱めの中火で熱し、油を薄くのばす。卵液の1/3を流して広げる。
- 半熟のうちに、海苔→さんまの蒲焼きの順にのせて、奥から手前へ巻く。
- 巻いた卵を奥へ寄せ、油をのばして残りの卵液の半量を流し、巻いた卵の下にも流し込んで巻く。残りも同様に。
- 粗熱を取って切り分け、お好みで大根おろしを添える。
おいしさのヒミツ
- 蒲焼きの汁気を切る。汁が多いと卵が巻けません
- 半熟のうちに巻く。固まってから巻くと、層の間で割れます
- 海苔を挟む。断面が黒く締まって、う巻きらしい見た目になります
よくある質問
う巻きとは何ですか?
うなぎの蒲焼きを、だし巻き卵で巻いた料理です(下の🔬で)。甘辛い蒲焼きと、だしの効いた卵という組み合わせが持ち味。さんまの蒲焼き缶は、味の方向がうなぎとかなり近いので、代用として成立します。
缶詰以外だと?
いわしの蒲焼き缶・焼き鳥缶(たれ味)でも作れます。甘辛いたれで煮てある缶詰なら、たいてい同じ方向になります。汁気の多い缶詰は、しっかり切ってから使ってください。
どのくらい日持ちしますか?
冷蔵で2日ほど。お弁当に入れやすい一品です。完全に冷ましてから切ると、断面がきれいになります。冷たいままでもおいしいです。
合うお酒
甘辛い蒲焼きと、だしの効いた卵。まっすぐ和の肴です。
- 🏆 本命:日本酒は、ぬる燗(40℃前後)で純米酒——う巻きと燗酒は、鰻屋の定番の並びです
- 🍺 キンキンに冷えたビール——最初の一品として出すなら炭酸も
- 🍶 焼酎なら、麦焼酎のお湯割り(焼酎6:お湯4)——甘辛い肴には、温めた蒸留酒も
迷ったらぬる燗。う巻きは、日本酒のためにあるような一品です。
ぴーきちのつぶやき
うなぎは高くて手が出ないのですが、さんまの蒲焼き缶で作ってみたら、思っていたよりずっと近い味になりました。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:う巻きと、代用の考え方
ひとことで:う巻きは「うなぎの蒲焼きを卵で巻いた料理」。味の構造をなぞれば、別の材料でも同じ方向に作れる。
詳しく:う巻き(鰻巻き)は、うなぎの蒲焼きをだし巻き卵で巻いた、鰻屋の定番です。この料理を成り立たせているのは3つの要素。
①甘辛い蒲焼きだれ(醤油・みりん・砂糖)。
②脂ののった身。
③だしの効いたやわらかい卵。ここで大事なのは「うなぎでなければならない要素は、実は少ない」ということ。甘辛いたれで煮た、脂のある魚であれば、味の方向はかなり近づきます。だからさんま・いわしの蒲焼き缶が代用になる。これは料理全般に言える考え方で、「その料理を成立させている要素は何か」を分解すると、代用が見えてきます。
カニカマがカニの代わりになるのも、豆腐がチーズケーキの材料になるのも、同じ発想。「材料を真似るのではなく、構造を真似る」——これができると、高い食材がなくても料理の幅が広がります。
このレシピでは:この料理は、う巻きの3要素のうち2つ(甘辛いたれ・脂のある魚)を缶詰が担い、残り1つ(だしの卵)を白だしで作っています。そして海苔を挟むのは、断面を締めて「う巻きらしい見た目」にするため——見た目も味の一部です。「代用するときは、何を代えて、何を残すかを決める」。全部を似せる必要はありません。

