⏰ 調理時間5分(塩もみ10分は別)
🍽 2人分
🍺 コリコリ・ピリ辛
🧊 作り置き:冷蔵2日OK
📊 1人分(推定):約120kcal/たんぱく質14g・脂質6g・糖質5g
🍽 全量(2人分):約240kcal/たんぱく質28g・脂質12g・糖質10g
たこときゅうりをコチュジャンで和えるだけ。きゅうりは先に塩もみして水を抜きます。ここを飛ばすと、食べるころには水っぽくなっています。
材料(2人分)
- 茹でだこ(刺身用):150g
- きゅうり:1本(約100g)
- 塩:小さじ1/3(塩もみ用)
- 白いりごま:適量
- 【A】コチュジャン:小さじ1
- 【A】醤油:小さじ1
- 【A】ごま油:小さじ2
- 【A】砂糖:小さじ1
- 【A】おろしにんにく:小さじ1/4
作り方
- きゅうりはまな板の上で塩を振って転がし(板ずり)、乱切りにする。塩をまぶして10分置き、出た水をしっかり絞る(★理由は下の🔬で)。
- たこは包丁を寝かせて、繊維を断つ向きにそぎ切りにする(★この向きで噛み切りやすさが決まります)。
- ボウルで【A】を混ぜ、砂糖が溶けるまで混ぜる。
- たこときゅうりを加えて和え、器に盛って白ごまを散らす。
おいしさのヒミツ
- きゅうりの塩もみは省かない。味が薄まらず、しかも味が入りやすくなります
- 板ずりはひと手間ですが、表面のイボが取れて色が鮮やかになり、味の入りもよくなります
- たこは繊維を断つ向きに。切り方だけで、硬いか食べやすいかが変わります
よくある質問
塩もみの塩は洗い流しますか?
この料理では洗い流さず、水気を絞るだけで大丈夫です。塩はほとんど水と一緒に出ていきます。塩辛く感じる場合だけ、さっと水で流してよく絞ってください。その場合は【A】の醤油を小さじ1.5に増やします。
たこの代わりになるものは?
いか(刺身用)・ホタテ・えび(ボイル)が使えます。いかを使う場合は細く切ると噛み切りやすくなります。魚介がない日はちくわ3本でも成立します(その場合は塩気があるので醤油を半量に)。
どのくらい日持ちしますか?
冷蔵で2日ほど。塩もみをきちんとしていれば、翌日も水っぽくなりません。冷たいままでおいしいので温め直しは不要です。
合うお酒
コチュジャンとごま油。冷たくてピリ辛のおつまみです。
- 🏆 本命:キンキンに冷えたビール——コチュジャンとごま油には、冷たい炭酸
- 🍶 日本酒は、冷酒(10〜15℃)で純米酒——たこの旨味には、和の酒も静かに合います
- 🍋 レモンサワーは無糖でレモン多め——辛味をレモンの酸で受け止める
迷ったらビール。たこときゅうりが並んだら、まず1杯です。
もう一品、主役がほしい日に
極 牛たん入り背脂餃子
目黒の名店『中華味一』の大将と、10年かけて共同開発した餃子です。大きめに切った牛たんのコリコリした食感と、焼いた瞬間にあふれる背脂と地鶏スープ。冷えたビールのために作りました。
ぴーきちのつぶやき
きゅうりの塩もみを面倒がって飛ばしていたころは、翌日に器の底が水浸しになっていました。10分待つだけで解決する話でした。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:塩もみ(浸透圧で水を引き出す)
ひとことで:野菜に塩を振ると、外側の塩分が濃いので、細胞の中の水が外へ出てくる。それが塩もみ。
詳しく:細胞の膜は水は通すが、塩などの成分は通しにくいという性質を持っています。この状態で外側だけ塩分が濃くなると、濃さを均そうとして、細胞の中の水が外へ移動します——これが浸透圧です。塩もみで水が出るのはこの原理。効果は3つあります。
①水が減るので、味が薄まらない。
②かさが減って、たれが少なくて済む。
③細胞から水が抜けた分、代わりに調味料が入りやすくなる。ここで大事なのが塩の量と時間。野菜の重さの1〜2%の塩で10分が目安で、多すぎたり長すぎたりすると、しなびて食感が完全に失われます。きゅうり・キャベツ・白菜・大根はこの処理が効く代表格です。
ちなみにナメクジに塩をかけると縮むのも、漬物が保存できるのも、魚に塩を振ってから焼くのも、全部この浸透圧の話。そして「板ずり」は別の目的——きゅうりの表面を塩でこすってイボと産毛を取り、色を鮮やかにする工程です。
このレシピでは:この料理はたれの量が少ないので、きゅうりの水が出ると一気に味がぼやけます。だから塩もみが必須。そして絞ったきゅうりは、たれを吸い込む側に回ります——水が抜けた細胞に味が入るので、和えてすぐでも味が乗る。「水を抜いてから、味を入れる」——きゅうりの酢の物、コールスロー、浅漬け、白和え、すべて同じ順番です。

