⏰ 調理時間60分
🍽 2人分
🍺 ごちそう・ボリューム満点
🧊 作り置き:各パーツ別なら冷蔵2日OK
📊 1人分(推定):約1480kcal/たんぱく質65g・脂質89g・糖質72g
🍽 全量(2人分):約2960kcal/たんぱく質130g・脂質178g・糖質143g
ガーリックライスの上にハンバーグ、カマンベール、オムレツを重ね、上からハヤシソースを回しかけます。パーツが多いので、作る順番だけ先に決めておくと、フライパン1つで回せます。
材料(2人分)
- 【下ごしらえ】玉ねぎ:1と1/2個(約300g)
- ──【1・ハンバーグ】──
- 合い挽き肉:250g
- 玉ねぎ:1/2個分(みじん切り・飴色に炒める)
- 卵:1個
- 塩:3g(小さじ1/2)
- ケチャップ:大さじ1
- ナツメグ:少々
- パン粉:大さじ3
- 牛乳:大さじ2
- サラダ油:大さじ1/2
- ──【2・ハヤシソース】──
- 牛切り落とし肉:200g
- 玉ねぎ:1個分(薄切り)
- バター:10g
- デミグラスソース缶:1缶(290g)
- 野菜ジュース:100ml
- 水:100ml
- ケチャップ:大さじ2
- 顆粒コンソメ:小さじ1
- 醤油:小さじ1
- 塩こしょう:少々
- ──【3・ガーリックライス】──
- ごはん:400g(茶碗2杯強)
- にんにく:1かけ(スライス)
- オリーブオイル:大さじ1
- 塩こしょう:少々
- 醤油:小さじ1
- ──【4・オムレツと仕上げ】──
- 卵:4個
- 牛乳:小さじ2
- 塩:少々
- バター:10g
- カマンベールチーズ:1個(100g・4等分に切る)
- パセリ:適量
作り方
- 【最初にまとめて】玉ねぎ1と1/2個を刻む——1/2個はみじん切り(ハンバーグ用)、1個は薄切り(ハヤシ用)。ここを先に済ませると、あとは火のそばから離れずに進みます。
- 【1・ハンバーグ】フライパンに油を熱し、みじん切りの玉ねぎを飴色になるまで中火で7〜8分炒めて、冷ます(★熱いまま肉に混ぜると脂が溶けて崩れます。飴色の意味は下の🔬で)。
- ボウルに合い挽き肉と塩だけを入れ、粘りが出るまでこねる。次に冷ました玉ねぎ・卵・ケチャップ・ナツメグ・牛乳で湿らせたパン粉を加えて混ぜ、2等分して小判形に。
- フライパンに油を熱し、片面に焼き色をつけて裏返し、蓋をして弱火で6〜7分蒸し焼き。取り出しておく。
- 【2・ハヤシソース】同じフライパン(洗わない)にバターを溶かし、薄切り玉ねぎをしんなりするまで炒める。牛肉を加え、塩こしょうを振って炒める。
- デミグラスソース・野菜ジュース・水・ケチャップ・コンソメを加え、ときどき混ぜながら中火で10分煮込む。最後に醤油を加えて火を止める(★ハンバーグの焼き汁が残っているので、ここで旨味が乗ります)。
- 【3・ガーリックライス】別のフライパン(またはソースを移してから同じもの)にオリーブオイルとにんにくを入れ、弱火で香りを出す。ごはんを加えて塩こしょうを振って炒め、鍋肌から醤油を回し入れて混ぜる。
- 【4・オムレツ】卵・牛乳・塩を混ぜる。フライパンにバターを溶かし、半熟のうちに火を止めて形を整える(★このあと熱いソースがかかるので、火は通しきりません)。
- 【仕上げ】器にガーリックライス→ハンバーグ→カマンベール→オムレツの順に重ね、ハヤシソースを熱いうちに回しかける(★カマンベールが上からの熱でとろけます)。パセリを振る。
おいしさのヒミツ
- フライパンは洗わずに使い回す。ハンバーグの焼き汁がハヤシソースの土台になります
- 玉ねぎは最初に全部刻む。途中で刻み始めると、必ずどこかを焦がします
- オムレツは半熟で止める。上から熱いソースをかけるので、そこで火が入ります
よくある質問
もっと簡単にできませんか?
ハンバーグを市販の温めるだけタイプに替えると、40分が20分になります。ハヤシソースだけを前日に作っておくのも効果的で、その場合は当日30分で完成します。ハヤシソースは翌日のほうが味がまとまります。
デミグラスソース缶がありません
ケチャップ大さじ4+中濃ソース大さじ2+赤ワイン50ml+バター10gを煮詰めると近い味になります。缶より軽い仕上がりですが、野菜ジュースを入れているぶんコクは出ます。
どのくらい日持ちしますか?
組み立てたものは当日中です。ハンバーグとハヤシソースは、別々の容器なら冷蔵2日(ソースは冷凍3週間も可)。ガーリックライスとオムレツは作りたてが前提なので、残ったパーツを保存して、翌日は普通のハヤシライスとして食べるのが現実的です。
合うお酒
デミグラスと肉とチーズ。重ねに重ねた洋食です。
- 🏆 本命:赤ワインは、フルボディを16〜18℃で——デミグラスの濃さには、渋みのしっかりした赤が正面から合います
- 🍺 キンキンに冷えたビール——脂が多い一皿なので、炭酸で切りながら食べる手も
- 🥃 ハイボールは、ウイスキー1:強炭酸4——チーズとバターの重さをリセットしたいときに
迷ったら赤ワイン。この皿は洋食屋の側に立っています。
ぴーきちのつぶやき
一度作るとフライパンを洗う気力が残らないので、いつも作る前に洗い物を全部片付けてから始めます。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:飴色玉ねぎ(メイラード反応と水分の話)
ひとことで:玉ねぎが茶色く甘くなるのは、焦げているのではなく、水が抜けて糖とアミノ酸が結びついているから。
詳しく:玉ねぎを長く炒めると茶色く、驚くほど甘くなります。ここでは2つのことが同時に起きています。
①水分が抜けて糖が濃縮される——生の玉ねぎは約9割が水です。炒めて水が飛ぶと、もともとあった糖が凝縮されて甘く感じる。
②メイラード反応——糖とアミノ酸が熱で結びつき、褐色の色素と、数百種類の香り成分を生み出す反応です。パンの焼き色、肉の焼き目、コーヒーの焙煎、味噌や醤油の色——「おいしそうな茶色」はほぼ全部これです。カラメル化(糖だけが焦げる反応)とは別物で、メイラードのほうが低い温度(140℃前後から)で起き、香りがずっと複雑になります。
コツは「水分を飛ばす段階」と「色をつける段階」を分けること。最初は中火で水を飛ばし、しんなりしてきたら火を弱めてじっくり色をつける。強火のまま続けると、水が残ったまま表面だけ焦げて苦くなります。
このレシピでは:この料理で玉ねぎを2通りに使い分けているのがポイントです。ハンバーグ用は飴色まで炒める——タネの中で甘みとコクの芯になる。ハヤシ用はしんなりまで——このあとソースで10分煮込むので、そこで甘みが出るからです。同じ玉ねぎでも、後の工程しだいで炒め方が変わる。
「先に飴色にするのは、あとで煮込まないとき」と覚えておくと、カレーでもスープでも判断できます。

