⏰ 調理時間25分 🍽 2人分 🍺 ルウ不使用 🧊 作り置き:冷蔵3日・冷凍3週間OK
📊 1人分(ごはん別・推定):約480kcal/たんぱく質22g・脂質33g・糖質18g
🍽 全量(2人分):約960kcal/たんぱく質44g・脂質66g・糖質36g
市販のルウを使わず、薄力粉大さじ1でとろみをつけるハッシュドビーフ風。粉を具材に絡めてから炒めるので、ダマになりません。仕上げの生クリームがトマトの酸をまとめます。
材料(2人分)
- 牛切り落とし肉:200g
- 玉ねぎ:1個(約200g)
- マッシュルーム:6個(約60g)
- にんにく:1かけ(約5g)
- 薄力粉:大さじ1
- バター:10g
- オリーブオイル:大さじ1
- 生クリーム:50ml
- 塩こしょう:少々
- 【A】トマト缶(カット):200g
- 【A】水:200ml
- 【A】顆粒コンソメ:小さじ1
- 【A】ウスターソース:大さじ1
- 【A】しょうゆ:大さじ1
- 【A】砂糖:大さじ1
作り方
- 牛肉は食べやすい大きさに切る。玉ねぎとマッシュルームは薄切り、にんにくはみじん切りに。
- フライパンにオリーブオイルとバターを熱し、にんにくと玉ねぎを入れて塩ひとつまみを振り、あめ色手前まで炒める(★塩を振ると水が出て、炒める時間が短縮されます)。
- 牛肉を加えて炒め、色が変わったらマッシュルームを加えてさっと炒め合わせる。
- 薄力粉を振り入れ、粉っぽさがなくなるまでしっかり炒める(★ここでの炒めが足りないとダマになり、粉の味も残ります。1〜2分は炒めてください)。
- 【A】をすべて加え、時々混ぜながら弱火で10分煮込む。
- 塩こしょうで味を調え、火を弱めて生クリームを加え、ひと混ぜして火を止める(★沸かすとトマトの酸で分離します)。器にごはんを盛り、たっぷり注ぐ。
おいしさのヒミツ
- 薄力粉は「具材に絡めてから炒める」のが鉄則。水分に直接入れると必ずダマになります。粉が油をまとった状態で液体に触れると、なめらかに広がります
- 砂糖大さじ1はトマトの酸を抑えるため。市販のルウには糖類が含まれているので、使わない作り方では自分で補う必要があります
- ウスターソースとしょうゆの2つで奥行きが出ます。どちらも複数の材料を発酵・熟成させたものなので、1本で何種類もの味が入ります
よくある質問
ダマになってしまいました
薄力粉の炒めが足りなかったのが原因です。できてしまった場合は、泡立て器で混ぜながら弱火で加熱すると、ある程度ほぐれます。次回は粉を入れてから1〜2分しっかり炒めてください。
牛肉の部位は?
切り落としで十分です。煮込み時間が10分と短いので、硬い部位は柔らかくなりません。逆にすね肉などを使う場合は、煮込みを40分以上に伸ばす必要があります。
どのくらい日持ちしますか?
冷蔵で3日、冷凍なら3週間。翌日のほうが味が馴染んでおいしくなります。冷凍する場合は生クリームを入れる前の状態で保存し、温め直してから加えると分離しません。
合うお酒
トマトの酸味と牛肉のコク、生クリームのまろやかさ。しっかりした洋食です。
- 🏆 本命:赤ワインの中程度のタイプを、16℃前後で——牛肉とトマトの組み合わせは赤ワインの定番です。冷やしすぎると渋みが立つので、室温より少し低いくらいで
- 🍺 よく冷えたビール——ごはんにかけて食事として食べるなら、こちらのほうが気楽
- 🥃 ハイボールは、ウイスキー1:強炭酸4——脂の多い一皿を切りたいときに
迷ったら赤ワイン。牛肉とトマトがそろえば、答えは決まっています。
ぴーきちのつぶやき
ルウを使わないと決めてから、常備していた箱がずっと戸棚に残っています。使う機会を失ったまま、賞味期限だけが近づいています。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:ルウ(小麦粉と油で作るとろみの素)
ひとことで:小麦粉を油脂で炒めたもの。とろみと風味を同時につくる。
詳しく:カレーやシチューの「ルウ」は、小麦粉をバターや油で炒めたものです。なぜ油で炒めるのかというと、小麦粉の粒を油でコーティングするため。粉のまま水に入れると、表面だけが先に水を吸って固まり、内側に水が届かないままダマになります。油で包んでおけば、粉の粒がばらばらの状態で液体の中に散り、均一にとろみがつく。そして炒める時間が長いほど色が濃くなり、香ばしさが増す代わりにとろみの力は弱まります——白いホワイトソースと、茶色いデミグラスの違いはここから来ています。
このレシピでは:手順4で薄力粉を具材に振り入れて炒めるのは、まさにこの原理です。フライパンにはすでにバターと肉の脂があるので、粉はそこで油をまといます。「ルウを別に作らず、鍋の中で作っている」と考えると分かりやすい。市販のルウを買わなくてもとろみがつくのは、この工程が代わりを果たしているからです。炒めが1〜2分必要なのは、粉に完全に油を吸わせ、生の粉くささを飛ばすためです。

