⏰ 調理時間12分(ゆで時間含む)
🍽 2人分
🍺 1分・材料2つ
🧊 作り置き:当日中
📊 1人分(推定):約170kcal/たんぱく質14g・脂質10g・糖質4g
🍽 全量(2人分):約340kcal/たんぱく質28g・脂質20g・糖質8g
ゆで卵に海苔の佃煮をのせるだけ。材料は2つです。それでも成立するのは、海苔の佃煮が「うま味の塊」だからです。
材料(2人分)
- 卵:4個
- 海苔の佃煮:大さじ2
- 白いりごま:適量
- 小ネギ(小口切り):お好みで
作り方
- 冷蔵庫から出したての卵を、沸騰した湯にそっと入れる。7分半で半熟、10分で固ゆで。
- すぐ氷水に取って完全に冷ます(★殻がむきやすくなります)。
- 殻をむいて縦半分に切る。
- 断面に海苔の佃煮を少しずつのせ、白ごまとお好みで小ネギを散らす。
おいしさのヒミツ
- 半熟がおすすめ。とろりとした黄身と佃煮が混ざると、それだけでソースになります
- 佃煮は少しずつ。味が濃いので、のせすぎると佃煮の味だけになります
- 切り口を上にして並べる。断面の黄色と佃煮の黒の対比がきれいです
よくある質問
海苔の佃煮の代わりは?
味付け海苔を細かくちぎって、醤油を数滴でも近づきます。なめたけ・塩辛・明太子でも成立します——「うま味と塩気が強い、少量で効くもの」ならたいてい合います。
海苔の佃煮は自作できますか?
焼き海苔全形5枚をちぎって、水100ml・醤油大さじ2・みりん大さじ2・砂糖大さじ1と一緒に、弱火で10分煮詰めると作れます。市販品より甘さを控えられます。冷蔵で1週間持ちます。
作り置きできますか?
ゆで卵は殻つきのまま冷蔵3日(固ゆでの場合)。佃煮をのせたら当日中です。ゆで卵だけ作り置きして、食べる直前にのせるのが実用的です。
合うお酒
海苔の佃煮と卵。まっすぐ和の肴です。
- 🏆 本命:日本酒は、冷酒(10〜15℃)で純米酒——海苔と卵黄は、日本酒の得意分野です
- 🍺 キンキンに冷えたビール——最初の一品として出すなら炭酸も
- 🍶 焼酎なら、麦焼酎のロック——磯の香りには、癖の少ない蒸留酒も
迷ったら冷酒。1分でできて、それでも酒の肴として成立します。
ぴーきちのつぶやき
冷蔵庫に何もない日の最終手段でしたが、あまりに簡単でおいしいので、今では意図的に作っています。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:海苔のうま味(昆布と同じグルタミン酸)
ひとことで:海苔は昆布と同じくグルタミン酸を多く含む。しかも乾燥で濃縮されているので、少量でうま味が強い。
詳しく:海苔は、アマノリという海藻を、和紙のようにすいて乾燥させたものです。ここにうま味の秘密があります。
①グルタミン酸が多い——昆布と同じアミノ酸系のうま味を、海藻として豊富に持っている。
②イノシン酸も含む——海苔は珍しく、アミノ酸系と核酸系の両方のうま味を持つ食材とされます。だから海苔だけでうま味の相乗効果が起きる。
③乾燥で濃縮されている——水分がほぼないので、重さあたりのうま味が非常に高い。「海苔を1枚足すだけで味が変わる」のは、この3つが揃っているからです。海苔の佃煮は、それをさらに醤油とみりんで煮詰めたもの——うま味と塩気と甘みが凝縮された、ほぼ調味料です。
ちなみに海苔は湿気ると香りが飛ぶので、開封後は密封して冷凍が最適。湿気た海苔は、さっと火にあぶると香りが戻ります。
このレシピでは:この料理は材料が2つしかないのに成立します。それは海苔の佃煮が「うま味・塩気・甘み」を全部持っているから——調味料を足す必要がありません。そして卵黄の脂とコクが、佃煮の塩気を受け止める。「材料が少ない料理ほど、素材そのものの完成度に頼っている」——だから佃煮の質が、そのまま料理の質になります。

