⏰ 調理時間15分
🍽 1人分
🍺 フライパンひとつ
🧊 作り置き:向きません(当日中に)
📊 1人分(推定):約820kcal/たんぱく質25g・脂質42g・糖質77g
アボカド1個を、半分は潰してソース、半分は角切りで具として使います。生クリームを使わずにこの濃厚さが出るのは、アボカドの脂そのものがソースになるからです。
材料(1人分)
- パスタ(1.6mm):100g
- アボカド:1個(約140g・皮と種を除いて)
- ベーコン:20g
- にんにく:1片(約5g)
- オリーブオイル:大さじ1
- 温泉たまご:1個
- 【A】水:350ml
- 【A】塩:ひとつまみ
- 【A】顆粒コンソメ:小さじ1
- 【B】牛乳:50ml
- 【B】粉チーズ:大さじ2
- 【B】マヨネーズ:小さじ1
- 粗挽きブラックペッパー・粉チーズ:各適量
作り方
- アボカドは半分を2cm角に切り、残り半分はボウルで潰して【B】と混ぜてソースを作る(★潰すほうは熟したところを使うとなめらかになります)。
- にんにくはみじん切り、ベーコンは1cm幅に切る。
- フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて弱火で熱し、香りが立ったらベーコンをカリッとするまで炒める。
- 【A】を加えて沸かし、パスタを入れて袋の表示時間どおりゆでる。
- 水分がほぼ飛んだら弱火にし、①のソースと角切りアボカドを加えて手早く和える(★沸かすとアボカドが加熱されて色も風味も変わります。混ぜたらすぐ火を止めます)。
- 器に盛り、中央に温泉たまごをのせ、粉チーズとブラックペッパーを振る。
おいしさのヒミツ
- アボカドの脂が、生クリームの代わりになります。乳製品より軽く、それでいて口当たりは濃い——この置き換えがこのレシピの発明です
- ソースは火を止める直前に。アボカドは加熱すると色が悪くなり、青くささが出ます
- マヨネーズ小さじ1は乳化の助け。牛乳とアボカドの脂をつなぎ、ソースが分離するのを防ぎます
よくある質問
アボカドが熟していません
固いアボカドではソースになりません。ヘタの周りを押して少しへこむものを使ってください。固い場合は、りんごと一緒に紙袋に入れて常温に1〜2日置くと追熟します。
温泉たまごがありません
耐熱カップに卵を割り入れ、かぶるくらいの水を注ぎ、黄身に竹串で穴を開けて電子レンジ600Wで50秒で作れます。穴を開けないと破裂するので必ず。
作り置きできますか?
アボカドが変色するので当日中に。パスタ料理なので、そもそも作りたてが前提です。
合うお酒
アボカドの脂とチーズのコク。濃厚なので、お酒は切れ味のあるものを。
- 🏆 本命:白ワインの辛口を、しっかり冷やして8℃で——アボカドの脂をワインの酸が受け止めます
- 🍺 よく冷えたビール——にんにくとベーコンが効いているので、気楽に合わせるなら
- 🥃 ハイボールは、ウイスキー1:強炭酸4——濃厚な口当たりを切りたいときに
迷ったら冷やした白ワイン。脂の多い一皿には、冷たい酸が要ります。
ぴーきちのつぶやき
アボカドを半分ずつ使い分けるので、どちらが多いか毎回迷います。だいたいソースのほうが少なくなって、あとから足しています。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:アボカドの脂質(森のバターと呼ばれる理由)
ひとことで:アボカドは果物なのに、重さの約2割が脂でできている。
詳しく:アボカドは分類上は果物ですが、可食部100gあたり約18gが脂質という、果物としては例外的な組成をしています(バナナは0.2g)。「森のバター」と呼ばれるのはこのため。しかもその脂の多くはオレイン酸で、オリーブオイルの主成分と同じ種類です。
常温で液体の脂なので、口の中でなめらかに広がる——アボカドを潰したときのクリームのような質感は、この性質から来ています。そして糖質はごくわずか(100gあたり約2g)。甘くない果物というのは、この組成の結果です。
このレシピでは:生クリームを使わずに濃厚なソースになるのは、この脂のおかげです。乳脂肪より軽く感じられるのは、脂の種類が違うから。ただし加熱に弱い——温度が上がると色が褐色に変わり、青くさい香りが出ます。だから手順5で火を止める直前に加える。
「アボカドは加熱する食材ではなく、温めるだけの食材」と考えると、扱い方が定まります。

