⏰ 調理時間15分
🍽 2人分
🍺 和風・混ぜるだけ
🧊 作り置き:当日中
📊 1人分(推定):約590kcal/たんぱく質26g・脂質22g・糖質74g
🍽 全量(2人分):約1180kcal/たんぱく質52g・脂質44g・糖質148g
茹でたパスタを、納豆とバター、めんつゆで和えるだけ。ソースを作りません。パスタの茹で加減だけが、この料理の技術です。
材料(2人分)
- パスタ(1.6mm):200g
- 納豆:2パック(90g・付属のたれごと)
- バター:16g
- 卵黄:2個
- 刻み海苔:適量
- 青じそ:4枚(せん切り)
- 小ネギ(小口切り):適量
- 粗挽き黒こしょう:適量
- 塩:湯に対して1%
- 【A】めんつゆ(2倍濃縮):大さじ2
- 【A】おろしにんにく:小さじ1/2
作り方
- 鍋にたっぷりの湯を沸かし、湯に対して1%の塩を入れる(★2Lなら塩20g。これがパスタ自体の下味になります)。
- 納豆は付属のたれを入れて先に混ぜ、糸を引かせておく。
- パスタを袋の表示より30秒短く茹でる(★★理由は下の🔬で)。
- ボウルに納豆・バター・【A】を入れ、茹で汁大さじ2を加えて混ぜる(★茹で汁のでんぷんが、バターと水分をつなぎます)。
- 茹で上がったパスタを湯切りしてすぐボウルへ入れ、手早く和える。
- 器に盛り、卵黄・刻み海苔・青じそ・小ネギをのせ、黒こしょうを振る。
おいしさのヒミツ
- 茹で汁を大さじ2。捨てる前にすくっておくと、バターがなじんでソースらしくなります
- 納豆は先に単独で混ぜる。あとから混ぜると糸が立ちません
- パスタは洗わない。表面のでんぷんがソースをつなぐので、冷たい麺とは扱いが逆です
よくある質問
パスタは洗わなくていいのですか?
温かいパスタは絶対に洗いません。表面のでんぷんが油と水分をつなぐ役目をしているので、洗い流すとソースが絡まなくなります。冷たい麺(うどん・そうめん)は逆に洗って締める——目的が正反対です。
めんつゆがないときは?
醤油大さじ1と1/2+みりん大さじ1/2で代用できます。納豆の付属たれにも味がついているので、まずは少なめに入れて味を見てください。
作り置きできますか?
作ってすぐ食べてください。パスタは時間が経つと水分を吸って伸び、納豆の粘りも落ちます。朝に納豆を混ぜておくくらいはできますが、それ以上は難しい料理です。
合うお酒
納豆と海苔、青じそ。パスタですが完全に和の味です。
- 🏆 本命:キンキンに冷えたビール——バターと納豆の濃さを、炭酸でリセットしながら
- 🍶 日本酒は、冷酒(10〜15℃)で純米酒——納豆と海苔という和の素材に、米の酒が素直に合います
- 🥃 ハイボールは、ウイスキー1:強炭酸4——バターの脂を切りたいときに
迷ったらビール。〆のパスタとして出すなら、なおさらです。
ぴーきちのつぶやき
パスタを表示時間どおりに茹でていたころは、和えているうちに柔らかくなりすぎていました。30秒引くだけで解決する話でした。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:アルデンテ(芯を残すのではなく、火が通りきる直前)
ひとことで:パスタは湯から上げたあとも火が入り続ける。だから表示時間より少し早く上げて、和えている間に仕上げる。
詳しく:アルデンテは「歯ごたえのある状態」と訳されますが、「生の芯が残っている」という意味ではありません。パスタの中では、外側から順にでんぷんが水を吸って糊化していきます。この糊化が中心まで到達する、その直前が理想の状態——中心にごくわずかに硬さが残り、噛んだときに弾力を感じる。
完全に糊化しきると、弾力が消えてもったりします。ここで大事なのが「湯から上げても加熱は続く」という点。パスタ自体が熱を持っているうえ、ソースと和える工程でも火が入ります。だから表示時間ちょうどで上げると、食べるころには茹ですぎになる。
目安は表示より30秒〜1分短く。ソースの中で仕上げる(マンテカーレ)という考え方で、残りの数十秒はフライパンやボウルの中で進みます。もうひとつ、塩は湯の1%が基本。これは味つけであると同時に、パスタの表面を引き締める働きもあります。
このレシピでは:この料理はソースを煮詰めないので、加熱の余地はボウルの中の数十秒だけです。だから「30秒短く」がちょうどいい。フライパンでソースと炒め合わせるタイプなら1分短く——後工程が長いぶん、早く上げます。「茹で時間は、あとの工程から逆算する」。
この考え方がわかると、袋の表示は目安でしかないことがわかります。

