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魯肉飯【五香粉で本場の香り】

魯肉飯

⏰ 調理時間70分
🍽 2人分
🍺 とろとろ・台湾の香り
🧊 作り置き:冷蔵4日OK

📊 1人分(推定):約900kcal/たんぱく質36g・脂質52g・糖質82g
🍽 全量(2人分):約1800kcal/たんぱく質72g・脂質104g・糖質164g

豚バラを1時間煮込んで、ごはんにかけます。時間はかかりますが、やることは切って炒めて煮るだけ五香粉ひとさじで、家の台所が台湾の屋台になります。

材料(2人分)

  • 豚バラかたまり肉:200g
  • たけのこ水煮:100g
  • 干ししいたけ:4個(水で戻す)
  • にんにく:1かけ(みじん切り)
  • 生姜:1かけ(みじん切り)
  • ゆで卵:3個
  • 温かいごはん:400g
  • たくあん:適量
  • サラダ油:小さじ1
  • 塩こしょう:少々
  • 【A】水:400ml
  • 【A】酒:50ml
  • 【A】醤油:大さじ3
  • 【A】オイスターソース:大さじ2
  • 【A】はちみつ:大さじ2
  • 【A】五香粉:小さじ1
  • 【A】フライドオニオン:10g

作り方

  1. 豚バラは1cm角の拍子木切りにする。戻した干ししいたけとたけのこは1cm大に切る(★しいたけの戻し汁は取っておく——【A】の水の一部に使えます)。
  2. フライパンに油を熱し、豚肉に塩こしょうを振って、脂が出るまで中火で5分炒める。
  3. たけのこ・しいたけ・にんにく・生姜を加えてさっと炒める。
  4. 【A】とゆで卵を加え、ふたを少しずらして、弱めの中火で1時間、ときどき混ぜながら煮る(★煮汁が半分以下になり、とろりとするまで)。
  5. 器にごはんを盛り、豚肉と煮汁をかける。ゆで卵を半分に切って添え、たくあんを添える。

おいしさのヒミツ

  • 豚バラは先に炒めて脂を出す。この脂が煮汁のコクになります
  • 1時間煮る。コラーゲンがゼラチンに変わって、とろとろになる時間です
  • フライドオニオンが隠し味。台湾の魯肉飯には欠かせない、甘みと香ばしさの素です

よくある質問

五香粉がないときは?

八角1個+シナモン少々+こしょうで方向は近づきます。八角だけでもかなり台湾らしくなります(五香粉の香りの中心は八角です)。理由は下の🔬で。スパイスなしでも豚の角煮として成立しますが、別の料理になります。

圧力鍋を使えますか?

使えます。加圧15分+自然放置で、1時間煮たのと同じくらいになります。ただし煮汁が煮詰まらないので、圧を抜いたあと、ふたを開けて5分ほど煮詰めてください。

どのくらい日持ちしますか?

冷蔵で4日ほど。この料理は翌日以降のほうが断然おいしい——味が中まで入り、脂もなじみます。冷凍なら3週間作り置きの価値がいちばん高い料理のひとつです。

合うお酒

甘辛い煮汁と八角の香り、豚バラの脂。台湾の屋台の味です。

  • 🏆 本命:キンキンに冷えたビール——脂の強い煮込みには、冷たい炭酸。台湾でもビールです
  • 🥃 ハイボールは、ウイスキー1:強炭酸4——豚バラの脂を切りながら食べたいときに
  • 🍶 焼酎なら、芋焼酎のお湯割り(焼酎6:お湯4)——甘辛い煮込みには、香りのある蒸留酒も

迷ったらビール。1時間かけた煮込みには、それくらいのご褒美があっていいと思います。

もう一品、主役がほしい日に

極 牛たん入り背脂餃子

目黒の名店『中華味一』の大将と、10年かけて共同開発した餃子です。大きめに切った牛たんのコリコリした食感と、焼いた瞬間にあふれる背脂と地鶏スープ。冷えたビールのために作りました。

くわしく見る →

ぴーきちのつぶやき

五香粉を初めて買ったときは使い道がわからなかったのですが、魯肉飯を作ってからは、これがないと物足りなくなりました。今日もお疲れ様です🍻

🔬 調理科学ことば:五香粉(5種類のスパイスの調合)

ひとことで:五香粉は、八角を中心に5種類前後のスパイスを混ぜた中国の調合香辛料。これ一つで中華・台湾の香りになる。

詳しく五香粉は、中国・台湾料理で使われる混合スパイスです。名前のとおり5種類前後を調合したもので、代表的な構成は①八角(スターアニス)②花椒(山椒の仲間)③シナモン(桂皮)④クローブ(丁子)⑤フェンネル(ういきょう)香りの中心は八角で、あの独特の甘い香りが「中華・台湾らしさ」の正体です。

だから八角だけでも、かなり近い雰囲気は出せます。混合スパイスは世界中にあり、日本の七味唐辛子、インドのガラムマサラ、メキシコのチリパウダー、フランスのエルブ・ド・プロヴァンス——どれも「その土地の味を、一振りで出せるようにした発明」です。

使い方の原則は他のスパイスと同じ。

①油と一緒だと香りが立つ(脂溶性のため)。

②入れすぎない——五香粉は特に香りが強く、小さじ1で2人分が上限と考えてください。

③煮込み料理なら最初から入れてよい(炒め物は最後)——長時間煮ると角が取れて、まろやかになじみます。

このレシピではこの料理では、五香粉を最初から入れて1時間煮込みます炒め物と違って、煮込みでは香りが飛びきらず、むしろ全体になじむからです。そして八角の甘い香りは、豚バラの脂とはちみつの甘さに非常によく合う——この3つが揃って、はじめて魯肉飯の味になります。

「混合スパイスは、その料理のパスポート」。1瓶あれば、家で作れる料理の国が一つ増えます。

魯肉飯

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