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豚バラの厚切り唐揚げ【1cm厚・旨辛だれ】

調理時間
35
分量
2人分
材料
13

極厚ジューシー・旨辛/作り置き:冷蔵2日OK
1人分(推定):約700kcal/たんぱく質26g・脂質60g・糖質16g
全量(2人分):約1400kcal/たんぱく質52g・脂質120g・糖質32g

豚バラのかたまり肉を1cm厚に切って揚げます。薄切りでは出せない、噛んだときの厚みがあります。豆板醤を効かせた下味で、脂の重さを辛味が引き締めます。

材料(2人分)

押すと消えます。買い物のときにも使えます。

  • 豚バラかたまり肉300g
  • 1個
  • 片栗粉大さじ2
  • 小麦粉大さじ2
  • 揚げ油適量
  • レモン1/4個
  • 【A】醤油大さじ1
  • 【A】酒大さじ1
  • 【A】おろしにんにく小さじ1/2
  • 【A】おろし生姜小さじ1/2
  • 【A】豆板醤小さじ1
  • 【A】ごま油少々
  • 【A】粗挽き黒こしょう適量

作り方

1

豚バラかたまり肉は1cm幅の厚切りにする(★薄いとこの料理の意味がなくなります)。

2

ボウルで【A】と揉み込み、15分置く。

3

そのボウルに卵を割り入れて混ぜ、片栗粉と小麦粉を加えて粉っぽさがなくなるまで混ぜる(★粉を先に入れるとダマになります)。

4

フライパンに1.5cmほど油を入れて160℃に熱し、片面3分ずつじっくり揚げる(★厚いので低めの温度で。高温だと外だけ焦げます)。

5

網に上げて3分休ませ、油を190℃に上げて1分二度揚げする。いちばん厚いものを切り、中心まで白くなっていれば大丈夫です。赤みがあれば弱めの油で1分ずつ追加してください。

6

油を切り、レモンを添える。

動画で見る

おいしさのヒミツ

  • 1回目は160℃と低め。1cmの厚みに火を通すには、時間が要ります
  • 休ませる3分で余熱が中心まで届きます。ここを省くと生焼けか揚げすぎのどちらかに
  • 揚げたてを食べる。豚の脂は冷めると固まるので、時間との勝負です(下の🔬で)

よくある質問

かたまり肉が手に入りません

豚バラ薄切りを3〜4枚重ねて、1cmくらいの厚みにしてから使えます。重ねただけだとばらけるので、片栗粉を軽くはたいてから重ねると接着します。厚みが出れば、食感はかなり近づきます。

脂が重く感じます

レモンを必ず搾ってください。酸が脂の重さを切ります。それでも気になる場合は豚ロースかたまりに替えると、1人分でおよそ250kcal下がります(ただし脂の甘みは減ります)。

どのくらい日持ちしますか?

冷蔵で2日ほど。ただし豚バラは冷えると脂が固まるので、必ず温め直してください。レンジ600Wで1分半→トースターで3分が、脂が溶けて衣も戻る組み合わせです。

合うお酒

豚バラの脂と、豆板醤の辛味。重量感のある揚げ物です。

  • 🏆 本命:キンキンに冷えたビール——豚バラの脂には、冷たい炭酸で切りながら
  • 🥃 ハイボールは、ウイスキー1:強炭酸4にレモンをひと搾り——脂の量を考えると、炭酸多めが正解です
  • 🍶 焼酎なら、麦焼酎のソーダ割り(焼酎1:炭酸3)——脂の重さを、癖のない蒸留酒ですっきりと

迷ったらビール。この脂の量には、炭酸なしでは向き合えません。

ぴーきちのつぶやき

豚バラを厚く切って揚げるという発想がなかったのですが、一度やってみたら唐揚げとは別ジャンルの食べものでした。今日もお疲れ様です🍻

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🔬 調理科学ことば:脂の融点(豚の脂が口で溶ける温度)

ひとことで:動物の脂には溶ける温度がある。豚の脂は体温より少し高いので、冷めると口の中で溶けきらない。

詳しく:脂には融点——固体から液体に変わる温度——があり、動物の種類によって違います。おおよその目安は鶏が30〜32℃、豚が33〜46℃、牛が40〜50℃、羊が44〜55℃。人間の体温はおよそ36℃、口の中は少し低めです。ここから重要なことがわかります。

鶏の脂は口の中で完全に溶けるので、冷めてもさほど気になりません。豚は体温付近で溶けはじめるので、温かいうちなら口溶けがよいが、冷めると白く固まる牛や羊は体温では溶けきらないので、冷めると脂が口に残る——だからステーキやしゃぶしゃぶは熱いうちに食べるのが鉄則とされます。

さらに同じ豚でも部位や飼料で融点が変わり、融点の低い脂ほど「甘くて口溶けがいい」と評価されます——ブランド豚がしばしば「脂の融点が低い」ことを売りにするのはこのためです。逆に、冷めて食べる料理には融点の低い脂(鶏・魚・植物油)を選ぶのが理にかなっています。

このレシピではこの料理が「揚げたてが最高」なのは、豚バラの脂の融点の話そのものです。脂が液体のうちに食べると、口の中でとろけて甘く感じる。冷めると同じ脂が固まって、重く感じられる。だから作り置きしたときは、必ず温め直す——それも中心まで温める必要があるので、レンジとトースターの併用が要ります。

「豚バラと牛は熱いうちに、鶏と魚は冷めても平気」。お弁当のおかずを選ぶときにも、そのまま使える基準です。

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