⏰ 調理時間25分
🍽 2人分
🍺 外カリ中もちもち
🧊 作り置き:当日中(生地なら冷凍2週間)
📊 1人分(推定):約280kcal/たんぱく質4g・脂質13g・糖質38g
🍽 全量(2人分):約560kcal/たんぱく質8g・脂質26g・糖質76g
切って揚げるフライドポテトではなく、一度潰してから成形するポテトです。片栗粉を混ぜるので、外はカリッと、中はもちもちになります。
材料(2人分)
- じゃがいも:2個(約300g)
- 片栗粉:40g
- 塩:小さじ1/3
- 揚げ油:適量
- 仕上げの塩:適量
- ケチャップ:お好みで
作り方
- じゃがいもは皮をむいて芽を取り、2cm角に切る。耐熱容器に入れてラップをし、レンジ600Wで5分(500Wなら6分)加熱する。
- 熱いうちに潰し、塩と片栗粉を加えてひとまとまりになるまで混ぜる(★冷めると混ざりにくくなります。理由は下の🔬で)。
- ラップで挟み、めん棒で1cm厚さに伸ばす。
- 1cm幅の棒状に切り分ける。
- 170℃の油で3〜4分、こんがりするまで揚げる。
- 油を切って塩を振り、お好みでケチャップを添える。
おいしさのヒミツ
- 熱いうちに片栗粉を混ぜる。じゃがいものでんぷんと片栗粉がなじんで、まとまりやすくなります
- 厚さは1cm。薄いとカリカリ、厚いともちもち。この厚みが両方のバランスです
- 切り口をそろえる。太さが違うと揚がり方にムラが出ます
よくある質問
生地がまとまりません
じゃがいもの水分が多い可能性があります。片栗粉を大さじ1ずつ足して調整してください。逆にぼそぼそでまとまらない場合は、水を小さじ1ずつ足します。じゃがいもは品種や時期で水分量が変わるので、レシピの量は目安と考えてください。
揚げずに作れますか?
フライパンに1cmの油で揚げ焼きにできます(片面2分ずつ)。オーブントースターなら、表面に油を塗って10分——カリッと感は落ちますが、油の量は大幅に減ります。
作り置きできますか?
揚げたものは当日中です。切った生地の状態なら冷凍で2週間——凍ったまま揚げられるので、こちらが実用的です。その場合は160℃で5分と、低温・長めに揚げてください。
合うお酒
塩とじゃがいも。これ以上ないほど、まっすぐ酒のつまみです。
- 🏆 本命:キンキンに冷えたビール——揚げたてのポテトとビール。説明の必要がありません
- 🥃 ハイボールは、ウイスキー1:強炭酸4——塩気の強い揚げ物には、炭酸多めが合います
- 🥂 スパークリングワインは、辛口をよく冷やして——泡と塩と油という、鉄板の組み合わせ
迷ったらビール。揚げたてを立ったまま食べるのが正解です。
もう一品、主役がほしい日に
極 牛たん入り背脂餃子
目黒の名店『中華味一』の大将と、10年かけて共同開発した餃子です。大きめに切った牛たんのコリコリした食感と、焼いた瞬間にあふれる背脂と地鶏スープ。冷えたビールのために作りました。
ぴーきちのつぶやき
冷凍のフライドポテトを買えば早いのですが、自分で作ると中がもちもちになるのが楽しくて、たまに作ってしまいます。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:片栗粉はじゃがいものでんぷん
ひとことで:片栗粉の正体はじゃがいものでんぷん。だからマッシュポテトに混ぜるのは、同じ材料を足しているのと近い。
詳しく:「片栗粉」という名前は、もともとカタクリという植物の根から取ったでんぷんに由来します。しかしカタクリは希少で採れる量が少ないため、現在市販されている片栗粉のほぼすべては、じゃがいものでんぷん(馬鈴薯でんぷん)です。つまりじゃがいも料理に片栗粉を混ぜるのは、じゃがいもの成分を濃くしているのに近い。
ここが、いも餅・ポンデケージョ・タピオカといった「もちもち食感」の料理が成立する理由です。でんぷんの種類による違いも知っておくと役立ちます。
①片栗粉(じゃがいも)=低い温度でとろみがつき、透明感が強く、冷めるととろみが弱まる。
②コーンスターチ(とうもろこし)=やや高温でとろみがつき、白濁し、冷めても固まったまま——だからカスタードやブラマンジェに使われる。
③タピオカでんぷん(キャッサバ)=強い粘りと弾力——もちもち食感の主役。
④くず粉=上品な口溶け。「とろみをつける」という同じ用途でも、仕上がりはまったく違います。
このレシピでは:この料理で片栗粉を40gと多めに入れているのは、とろみではなく「弾力」を出すためです。じゃがいもを潰しただけでは、揚げるとほろほろ崩れます。そこにでんぷんを足して加熱すると、糊化してつながり、もちもちした生地になる。熱いうちに混ぜるのも同じ理由——じゃがいも自体のでんぷんも温かいほうがなじみます。
「もちもちさせたいときは、でんぷんを足して熱で固める」。いも餅も、白玉も、ニョッキも、同じ原理でできています。

