⏰ 調理時間20分 🍽 2人分(4個) 🍺 とろける黄身・だしが染みる 🧊 作り置き:冷蔵2日OK
📊 1人分(推定):約330kcal/たんぱく質20g・脂質20g・糖質14g
🍽 全量(2人分(4個)):約650kcal/たんぱく質40g・脂質40g・糖質28g
油揚げを袋状に開いて卵を落とし、だしで煮ます。口を留めるのは乾燥パスタ——煮ている間にやわらかくなるので、爪楊枝と違ってそのまま食べられます。
材料(2人分(4個))
- 油揚げ:2枚
- 卵:4個
- 乾燥パスタ:1本(留め具用・折って4本に)
- 【A】水:200ml
- 【A】和風顆粒だし:小さじ1
- 【A】醤油:大さじ1と1/2
- 【A】みりん:大さじ1と1/2
- 【A】砂糖:大さじ1
- 【A】おろし生姜:小さじ1/2
- 小ネギ(小口切り):適量
作り方
- 油揚げは半分に切り、袋状に開く(★菜箸を油揚げの上で転がしてから開くと、くっついた内側がはがれて開きやすくなります)。
- 熱湯を回しかけて油抜きし、キッチンペーパーで水気を軽く押さえる。
- 小さな器に卵を1個ずつ割り入れ、油揚げの中へそっと流し込む(★直接割ると黄身が崩れます)。
- 袋の口を、折った乾燥パスタで縫うように留める。
- 鍋に【A】を入れて煮立て、巾着を並べて落とし蓋をし、中弱火で10分煮る(★煮汁が少ないので、途中で一度ひっくり返す)。
- 火を止めて5分置き、器に盛って小ネギを散らす。
おいしさのヒミツ
- 菜箸を転がしてから開く。油揚げの内側がはがれて、破らずに袋になります
- 卵は器に割ってから入れる。直接割ると黄身が崩れて、外に流れ出ます
- 火を止めて5分。余熱で黄身が半熟に固まり、味も入ります
よくある質問
卵が油揚げから出てしまいます
留めが甘いか、油揚げに穴が開いているかです。パスタで2〜3か所しっかり縫ってください。開くときに破れた場合は、破れていない側を上にして寝かせて煮ると流れ出しにくくなります。
黄身の固さを調整したい
とろとろにしたいなら煮る時間を8分に短縮、しっかり固めたいなら12分。火を止めてからの5分でも固まりが進むので、短めに切り上げるくらいがちょうどよくなります。
どのくらい日持ちしますか?
冷蔵で2日ほど。翌日のほうが油揚げに味が染みています(ただし黄身は完全に固まります)。温め直しは煮汁ごと弱火で、またはレンジ600Wで1分半。
合うお酒
甘辛いだしと、とろける黄身。まっすぐ和の煮物です。
- 🏆 本命:日本酒は、ぬる燗(40℃前後)で純米酒——甘辛い煮物と燗酒は、外しようがありません
- 🍺 キンキンに冷えたビール——最初の一品として出すなら炭酸も
- 🍶 焼酎なら、麦焼酎のお湯割り(焼酎6:お湯4)——温かい煮物には温かい酒
迷ったらぬる燗。黄身を崩しながら飲むと、際限がなくなります。
ぴーきちのつぶやき
爪楊枝で留めていたころは、食べるときに外すのが面倒でした。乾燥パスタなら煮ている間にやわらかくなって、そのまま食べられます。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:卵の白身は2種類ある(新鮮さの見分け方)
ひとことで:卵の白身には、濃くて盛り上がる部分とサラサラの部分がある。新しいほど濃い部分が多い。
詳しく:卵を平らな皿に割ると、黄身の周りに盛り上がった白身と、その外側に広がるサラサラの白身があるのがわかります。これは濃厚卵白と水様卵白と呼ばれる、性質の違う2種類です。産みたての卵は濃厚卵白が多く、黄身も高く盛り上がっています。ところが時間が経つと、濃厚卵白がだんだん水っぽく変化していく——だから古い卵は白身が広がり、黄身も平たくなる。これが新鮮さの見分け方です。もうひとつ、卵は殻から二酸化炭素が抜けていくので、時間とともに中身がアルカリ性に傾きます。ここから2つの実用的な話が出ます。①ゆで卵は「少し古い卵」のほうが殻をむきやすい——二酸化炭素が抜けて、白身と殻膜の間に隙間ができるため(新鮮すぎる卵はむきにくい)。②目玉焼きやポーチドエッグは新鮮な卵のほうがきれいにまとまる——濃厚卵白が黄身を支えるため。「新鮮な卵が常に最善ではなく、料理によって向き不向きがある」のが面白いところです。
このレシピでは:この料理は、卵を袋の中で固めるので、白身がまとまってくれたほうが扱いやすい——つまり新鮮な卵のほうが向いています。そして「小さな器に割ってから入れる」のは、黄身が崩れていないかを確認する意味もあります(崩れた卵を袋に入れてから気づくと、取り返しがつきません)。「卵は必ず別の器に割ってから使う」——プロが必ずやっている、単純ですが確実な手順です。

