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牛肉のせだし巻き卵【20分・だしじゅわ】

⏰ 調理時間20分 🍽 2人分 🍺 だしじゅわ 🧊 作り置き:冷蔵2日OK

📊 1人分(推定):約420kcal/たんぱく質28g・脂質25g・糖質16g
🍽 全量(2人分):約840kcal/たんぱく質55g・脂質50g・糖質32g

だし巻き卵に、レンジで作った牛肉のすき煮をのせる一皿。だし巻きは「巻く技術」ではなく卵液の配合で決まります。水100mlに対して卵4個——この比率なら、巻くのが苦手でもふるふるに焼けます。

材料(2人分)

  • たまご:4個(約200g)
  • 牛切り落とし肉:200g
  • 玉ねぎ:100g(約1/2個)
  • サラダ油:適量
  • 【A】水:100ml
  • 【A】しょうゆ:大さじ2
  • 【A】みりん:大さじ1
  • 【A】酒:大さじ1
  • 【A】砂糖:小さじ2
  • 【A】和風だしの素:小さじ1/2
  • 【B】水:100ml
  • 【B】みりん:大さじ1
  • 【B】しょうゆ:小さじ1
  • 【B】和風だしの素:小さじ1/2

作り方

  1. 耐熱ボウルに牛肉・玉ねぎ・【A】を入れ、ふんわりラップをして電子レンジ600Wで5分加熱する(500Wなら6分)。そのまま置いて冷ましながら味を含ませる(★煮汁の中で冷める時間が、味の入る時間です)。
  2. ボウルに卵を割り入れ、【B】を加えて切るように混ぜる(★白身を持ち上げて切る感覚で。泡立てると焼いたときに気泡が残り、す(穴)が入ります)。
  3. 卵焼き器を熱して油をなじませ、卵液を3〜4回に分けて流し入れ、そのつど巻く(★1回に流す量は薄く。厚いと中が固まる前に外が焼けます)。
  4. 巻き終わったらまな板の上で2分ほど休ませてから切り分ける(★焼きたては崩れやすく、少し置くと形が落ち着きます)。
  5. 器に盛り、①の牛肉を煮汁ごとかける。

おいしさのヒミツ

  • 卵4個に対して水100mlが、ふるふるに仕上がる限界の比率。これ以上増やすと固まらず、減らすと普通の卵焼きになります
  • 牛肉はレンジ加熱だけで十分に柔らかくなります。切り落としは薄いので、長く煮ると逆に硬くなる——鍋で煮込む必要はありません
  • だし巻きはそれ自体は薄味に作ります。上にかける牛肉の煮汁が濃いので、卵まで濃くすると全体がくどくなります

よくある質問

だし巻きがうまく巻けません

無理に巻かなくて構いません。卵焼き器で薄く焼いて、半分に折るだけでも成立します。牛肉をかけてしまえば見た目もほとんど気になりません。丸いフライパンの場合は、オムレツのように包む形でも大丈夫です。

すが入ってしまいます

卵液を泡立てすぎているか、火が強すぎるかのどちらかです。混ぜるときは白身を切るように、焼くときは中弱火で。気になる場合は、焼く前に卵液を茶こしで一度こすと確実になります。

どのくらい日持ちしますか?

冷蔵で2日ほど。牛肉とだし巻きは別々に保存してください。かけたまま置くと卵が煮汁を吸って水っぽくなります。食べる前に牛肉だけ温め直すのがおすすめです。

合うお酒

だしの旨味と、牛肉の甘辛さ。和の味が二層になった一皿です。

  • 🏆 本命:純米日本酒を、ぬる燗45℃で——だしの旨味と米の旨味が同じ方向を向きます。温めると卵のやさしさに寄り添います
  • 🍺 よく冷えたビール——牛肉の甘辛いタレを流すなら、冷たい炭酸がいちばん
  • 🥃 ハイボールは、ウイスキー1:強炭酸4——すき焼き風の甘さをさっぱり切りたいときに

迷ったらぬる燗。だし巻き卵に燗酒は、居酒屋が長年かけて出した答えです。

ぴーきちのつぶやき

だし巻きは3回に1回くらい失敗します。崩れた日は「牛肉を多めにかける」で乗り切っていて、妻はまだ気づいていないはずです。今日もお疲れ様です🍻

🔬 調理科学ことば:卵のたんぱく質と水(だし巻きがふるふるになる理由)

ひとことで:卵は水を加えても固まる。その水を抱えたまま固まるから、ふるふるになる。

詳しく:卵のたんぱく質は加熱されると網目状につながって固まります。おもしろいのは、この網目が周りの水をその中に閉じ込めたまま固まれること。だから卵液に水やだしを加えても、しっかり固まる。茶碗蒸しは卵1に対してだし3〜4という、ほとんど液体の比率でも固まります。ただし限界があり、水が多すぎると網目がつながりきれず固まりません。また強い火で急に加熱すると、網目が急激に縮んで抱えていた水を吐き出します——これが「す」が入った状態で、穴の正体は押し出された水と気泡です。弱めの火でゆっくり固めるほど、水を抱えたままなめらかに仕上がります

このレシピでは卵4個に水100mlという配合は、ふるふるに仕上がる限界に近い比率です。だから技術ではなく配合で決まる。そして手順3で薄く流して中弱火で焼くのは、網目を急激に縮ませないためです。焼き色をつけようと火を強めた瞬間に、水が押し出されてすが入り、パサついた卵焼きになります。だし巻きは「焼く」というより「固める」料理だと考えると、火加減で迷わなくなります。

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