⏰ 調理時間15分
🍽 2人分
🍺 火を使わない・薬味たっぷり
🧊 作り置き:当日中
📊 1人分(推定):約130kcal/たんぱく質16g・脂質6g・糖質3g
🍽 全量(2人分):約260kcal/たんぱく質32g・脂質12g・糖質6g
アジの刺身をぽん酢とわさびで漬けて、みょうが・青じそ・生姜をたっぷりのせます。薬味は切ったらすぐ使ってください。香りは時間とともに逃げていきます。
材料(2人分)
- アジの刺身(またはたたき):150g
- みょうが:1個
- 青じそ:5枚
- 生姜:1かけ(約10g)
- 白いりごま:適量
- 【A】ぽん酢:大さじ1
- 【A】ごま油:小さじ1
- 【A】練りわさび:小さじ1
作り方
- ボウルで【A】を混ぜ、アジを10分漬ける(★短すぎると味が乗らず、長すぎると身が締まりすぎます)。
- 漬けている間に、みょうが・青じそ・生姜をせん切りにする(★この順番が大事です。理由は下の🔬で)。
- 器にアジを盛り、薬味を上からこんもりのせる。
- 白ごまを散らす。
おいしさのヒミツ
- 薬味は最後に切る。先に切って置いておくと、香りが半分になります
- 薬味は水にさらさない。えぐみは抜けますが、香りも一緒に流れます
- 混ぜずに、上にのせる。和えてしまうと薬味の香りが均一になって、鼻に抜ける瞬間が消えます
よくある質問
アジの生臭さが気になります
ぽん酢の酸と生姜が効きます。それでも気になる場合は、漬ける前にアジに塩をひとつまみ振って5分置き、出た水分を拭いてから漬けてください。生臭さのもとは表面に出てくる水分に多く含まれます。
アジ以外の魚でも作れますか?
イワシ・サバ・カツオ・ブリなど、脂のある青魚が向いています。白身魚(鯛・ヒラメ)でも作れますが、ごま油を小さじ1/2に減らしてください。淡白な身に対して油が強すぎると、魚の味が消えます。
作り置きできますか?
当日中、できれば作ってすぐです。生魚なので日持ちしませんし、薬味の香りも時間とともに落ちます。漬けだれだけ先に作っておくと、帰宅後5分で出せます。
合うお酒
ぽん酢とわさび、そして薬味。まっすぐ和の味です。
- 🏆 本命:日本酒は、冷酒(10〜15℃)で純米酒——青魚と日本酒は昔からの組み合わせ。冷やすと魚の脂も重くなりません
- 🍺 キンキンに冷えたビール——ごま油が入っているので、炭酸でも合います
- 🍋 レモンサワーは無糖でレモン多め——酸を重ねて、さらにさっぱりさせたいときに
迷ったら冷酒。薬味とわさびの日は、日本酒の一択でいいと思います。
ぴーきちのつぶやき
薬味を先に切って冷蔵庫に入れておく段取りが賢いと思っていたのですが、香りが飛ぶと知ってからは、魚を漬けている10分の間に切るようにしています。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:薬味の香りは揮発性(切った瞬間から逃げる)
ひとことで:香り成分は空気中に飛ぶ物質。だから薬味は切ってすぐ使い、水にもさらさない。
詳しく:みょうが・青じそ・生姜・ねぎ——これらの「香り」の正体は、揮発性の成分です。揮発性とは常温で空気中に飛んでいく性質のこと。切った瞬間に細胞が壊れて香りが立つのは、閉じ込められていた成分が外に出てくるからで、同時に、そこから逃げ続けているということでもあります。
実際、切ってから30分も置くと、香りははっきり弱くなります。もうひとつ避けたいのが水にさらすこと。香り成分の一部は水に溶けるので、さらすとえぐみと一緒に香りも流れ出ます。「薬味は水にさらす」という手順を見かけますが、それは辛味やえぐみを抜きたいときの処理であって、香りを立てたいときは逆効果です。
ちなみに加熱でも香りは飛びます——薬味を最後にのせるのは、火の当たらない位置に置くという意味もあります。
このレシピでは:この料理で「アジを漬けている10分の間に薬味を切る」と順番を指定しているのは、香りの寿命が短いからです。先に切って準備しておくほうが段取りとしては賢く見えますが、この料理に限っては薬味の香りが主役なので、逆になる。そして混ぜずに上からのせるのも同じ理由——和えると香りが全体に散って、口に入れた瞬間に鼻へ抜ける感じが消えます。
「香りは最後、切りたてを、のせるだけ」。そうめん・冷奴・刺身、すべてに使える段取りです。

