⏰ 調理時間20分
🍽 2人分(8個)
🍺 包まない・じゅわっと
🧊 作り置き:冷蔵2日OK
📊 1人分(推定):約440kcal/たんぱく質20g・脂質32g・糖質10g
🍽 全量(2人分(8個)):約880kcal/たんぱく質40g・脂質64g・糖質20g
餃子のタネを油揚げに詰めて焼くだけ。皮を1枚ずつ包む作業がありません。油揚げが肉汁を吸ってくれるので、噛むとじゅわっときます。
材料(2人分(8個))
- 油揚げ:4枚
- 豚ひき肉:150g
- 玉ねぎ:1/2個(約100g・みじん切り)
- ニラ:50g(1cm幅)
- ごま油:小さじ1(焼く用)
- 【A】おろし生姜:小さじ1/2
- 【A】おろしにんにく:小さじ1/2
- 【A】酒:小さじ1/2
- 【A】醤油:小さじ1/2
- 【A】ごま油:小さじ1/2
- 【A】塩こしょう:少々
- 【たれ】ぽん酢・ラー油:各適量
作り方
- ボウルに豚ひき肉と【A】だけを入れて、粘りが出るまでこねる(★先に肉だけで粘りを立てます)。
- 玉ねぎとニラを加えてさっくり混ぜる。
- 油揚げは半分に切り、袋状に開く(★菜箸を上で転がしてから開くと破れにくい)。熱湯を回しかけて油抜きし、水気を軽く押さえる。
- 油揚げにタネを詰める(★詰めすぎない。8割程度で、口を軽く折り込む)。
- フライパンにごま油を熱し、蓋をして弱めの中火で片面5分ずつ焼く(★中まで火を通す必要があるので、じっくり)。
- 器に盛り、ぽん酢とラー油を添える。
おいしさのヒミツ
- 肉だけで先にこねる。粘りが出てから野菜を入れると、タネがまとまります
- 詰めすぎない。膨らんで油揚げが破れます
- 蓋をして弱めの中火。厚みがあるので、強火だと外が焦げて中が生になります
よくある質問
油をひかなくてもいいですか?
ほとんど不要です——油揚げはすでに油を含んでいるので、焼くと自分の油で揚げ焼きのようになります(理由は下の🔬で)。ごま油小さじ1は、香りづけの意味が大きいので、油を控えたければ抜いても構いません。
中まで火が通っているか不安です
竹串を刺して、透明な汁が出れば火が通っています。片面5分ずつ+蓋が目安ですが、油揚げが厚い場合は各面6分に延ばしてください。タネを薄めに詰めると確実です。
どのくらい日持ちしますか?
冷蔵で2日ほど。温め直しはトースターで4分が、外がカリッと戻ります。詰めた状態で冷凍すれば2週間——凍ったまま焼く場合は、各面7分に延ばしてください。
合うお酒
にんにくとニラ、肉汁。餃子と同じ方向の味です。
- 🏆 本命:キンキンに冷えたビール——にんにくとニラには、冷たい炭酸。餃子の原則は変わりません
- 🥃 ハイボールは、ウイスキー1:強炭酸4——油揚げが油を含んでいるので、炭酸多めが合います
- 🍋 レモンサワーは無糖でレモン多め——ぽん酢で食べるなら、酒も酸のあるほうが揃います
迷ったらビール。餃子の皮がなくても、味の方向は餃子です。
もう一品、主役がほしい日に
極 牛たん入り背脂餃子
目黒の名店『中華味一』の大将と、10年かけて共同開発した餃子です。大きめに切った牛たんのコリコリした食感と、焼いた瞬間にあふれる背脂と地鶏スープ。冷えたビールのために作りました。
ぴーきちのつぶやき
餃子を包むのが面倒な日に思いついたのですが、油揚げが肉汁を吸ってくれるぶん、こちらのほうが好きという人もいます。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:油揚げは油を含んでいる(油をひかずに焼ける)
ひとことで:油揚げは豆腐を油で揚げたもの。表面と内部に油が残っているので、そのまま焼くと揚げ焼きに近くなる。
詳しく:油揚げは薄切りの豆腐を、低温と高温で二度揚げしたものです。製造の性質上、油をかなり含んでいます——だからフライパンに油をひかなくても、自分の油で焼ける。トースターで焼くとカリッとするのも同じ理由です。ここで「油抜き」という工程が意味を持ちます。
熱湯を回しかけると、①表面の古い油が落ちて風味がよくなる ②煮汁や調味料が中に入りやすくなる ③余分な脂質が減る。ただし「必ずやるべき」とは限りません——油の風味を活かしたいとき(焼くだけの料理)は、油抜きをしないほうが香ばしいという考え方もあります。
判断の目安は「味を中に入れたいかどうか」。煮る料理=油抜きする(煮汁を吸わせたい)。焼くだけの料理=しなくてもよい(油の香ばしさを使う)。ちなみに油揚げは冷凍保存ができます——1枚ずつラップで包んで冷凍すれば1か月ほど持ち、凍ったまま切れて便利です。
このレシピでは:この料理では油抜きをしています——タネの肉汁を吸わせたいからです。表面に油が残っていると、肉汁をはじいてしまう。そのうえで、焼くときの油はごま油小さじ1だけ——油揚げ自身に残った油で十分焼けます。「油揚げは、煮るなら油抜き、焼くだけなら省いてもいい」。この判断がつくと、油揚げ料理の幅が広がります。

