⏰ 調理時間20分
🍽 2人分
🍺 夏の定番・ボリューム
🧊 作り置き:当日中
📊 1人分(推定):約300kcal/たんぱく質20g・脂質18g・糖質10g
🍽 全量(2人分):約590kcal/たんぱく質40g・脂質36g・糖質20g
ゴーヤーと魚肉ソーセージ、豆腐と卵を炒めます。ゴーヤーの苦味は、水にさらしても思ったほど抜けません——効くのは塩もみと、油です。
材料(2人分)
- ゴーヤー:1本(約250g)
- 魚肉ソーセージ:1本(約70g)
- 木綿豆腐:1丁(300g)
- 卵:1個
- 塩:小さじ1/2(塩もみ用)
- ごま油:大さじ1
- マヨネーズ:小さじ1
- かつお節:1パック
- 【A】塩こしょう:少々
- 【A】顆粒和風だし:小さじ1
- 【A】めんつゆ(2倍濃縮):小さじ1
作り方
- ゴーヤーは縦半分に切り、スプーンでワタと種をしっかりかき出す(★苦味はワタの周りに多い)。3mm厚さの薄切りにし、塩をまぶして10分置き、出た水を軽く絞る。
- 魚肉ソーセージは5mm厚さの斜め切り。卵はマヨネーズを混ぜて溶く(★マヨを入れるとふんわりします)。
- フライパンにごま油を熱し、豆腐を手でちぎり入れて、動かさずに2分焼く(★ちぎると断面が増え、水が抜けやすくなります)。焼き目がついたら取り出す。
- 同じフライパンで魚肉ソーセージとゴーヤーを2〜3分炒める。
- 豆腐を戻し、【A】を加えて混ぜる。溶き卵を回し入れ、大きく混ぜて半熟で火を止める。
- 器に盛り、かつお節を散らす。
おいしさのヒミツ
- ワタは徹底的に取る。苦味の大半はここに集まっています
- 豆腐は手でちぎる。断面がでこぼこになり、水が抜けて味も絡みます
- 卵は最後に半熟で。火を通しすぎるとぼそぼそになります
よくある質問
ゴーヤーの苦味が苦手です
①ワタを完全に取る ②薄く切る ③塩もみする ④油を多めに使う——この4つで、かなり食べやすくなります。水にさらすのは効果が限定的です(理由は下の🔬で)。それでも苦手な場合は、下茹で30秒を加えてください。
魚肉ソーセージの代わりは?
ポークランチョンミート(スパム)・豚バラ薄切り・厚切りベーコンが定番です。スパムを使うと本場に近い味になります。豚バラの場合はごま油を小さじ1に減らしてください。
作り置きできますか?
当日中です。豆腐と卵から水が出ますし、ゴーヤーの食感も落ちます。ゴーヤーの下処理(ワタ取り・塩もみ)だけ前日にやっておくと、当日は10分で作れます。
合うお酒
ゴーヤーの苦味とかつお節の旨味。夏の沖縄の味です。
- 🏆 本命:キンキンに冷えたビール——苦味には炭酸。ゴーヤーとビールは、暑い日の定番です
- 🍶 焼酎なら、麦焼酎のロック——泡盛が手に入るなら、そちらが本場の組み合わせです
- 🍋 レモンサワーは無糖でレモン多め——苦味を酸で受け止めたいときに
迷ったらビール。苦味のある料理は、冷たい炭酸でいちばん引き立ちます。
ぴーきちのつぶやき
ゴーヤーを水にさらしても苦味が抜けなくて長らく不思議だったのですが、そもそも水に溶けにくい成分だと知って納得しました。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:ゴーヤーの苦味(水にさらしても抜けにくい)
ひとことで:ゴーヤーの苦味成分は水に溶けにくい。だから水にさらすより、ワタを取る・塩もみする・油で炒めるほうが効く。
詳しく:ゴーヤーの苦味の主成分はモモルデシンなどの成分で、ワタと、その周辺に多く含まれます。ここでよくある誤解が「水にさらせば抜ける」というもの。大根やほうれん草のアクは水に溶けるので効きますが、ゴーヤーの苦味成分は水に溶けにくいため、長くさらしても大きくは減りません(そのうえビタミンCは流れ出るので、損のほうが大きい)。
効果があるのは次の4つです。
①ワタを徹底的に取る——苦味の分布そのものを減らす、最も効果的な方法。
②薄く切る——一口あたりの苦味量が減り、火も通りやすい。
③塩もみ——浸透圧で水分と一緒に苦味成分の一部が出る。
④油と一緒に加熱する——苦味成分は脂に溶けやすいので、油に移って舌への当たりがやわらぐ。さらに卵・豆腐・かつお節といったうま味と脂のある食材が、苦味を包みます。ゴーヤーチャンプルーという料理の構成自体が、苦味対策として完成されているわけです。
このレシピでは:この料理はゴーヤー対策が全部入っています。ワタを取り、薄く切り、塩もみし、油で炒め、豆腐と卵とかつお節で包む。それでも苦いなら、それがゴーヤーの持ち味です。「苦味は水ではなく、脂とうま味で抑える」——ピーマン、菜の花、春菊、コーヒーゼリーに生クリーム。
苦味のあるものに油分を合わせるのは、料理の定石になっています。

