⏰ 調理時間15分 🍽 2人分 🍺 デパ地下風 🧊 作り置き:冷蔵2日OK
📊 1人分(推定):約380kcal/たんぱく質11g・脂質24g・糖質28g
🍽 全量(2人分):約760kcal/たんぱく質22g・脂質48g・糖質56g
マカロニサラダが水っぽくなるか、デパ地下の味になるかはマヨネーズを入れる温度で決まります。熱いうちに和えると必ず油が浮きます。カリカリベーコンと卵で作る、家でいちばん贅沢な一皿です。
材料(2人分)
- マカロニ:50g
- 厚切りベーコン:4枚(約60g)
- ゆでたまご:1個(約50g)
- 玉ねぎ:1/8個(約25g)
- コーン:大さじ2(約30g)
- オリーブオイル:小さじ1
- 【A】マヨネーズ:大さじ3
- 【A】牛乳:大さじ2
- 【A】砂糖:小さじ1
- 【A】顆粒コンソメ:小さじ1/3
- 【A】塩こしょう:少々
- ブラックペッパー:適量
- 乾燥パセリ:少々
作り方
- マカロニは袋の表示どおりに塩ゆでする。ベーコンは1cm幅に切り、フライパンでカリカリになるまで炒める。玉ねぎは薄切りにして水に5分さらし、しっかり絞る(★辛みが残ると全体の味が壊れます)。
- ゆで上がったマカロニの水気を切り、熱いうちにオリーブオイルと炒めたベーコンを脂ごと絡める(★熱いうちだから旨味を吸います。ここだけは熱いまま)。
- そのまま、手で触れるくらいまで冷ます(★この工程が仕上がりを決めます。理由は下の🔬で)。
- ボウルにゆでたまごと【A】を入れ、フォークで卵を粗めに潰しながら混ぜる。
- マカロニの粗熱が取れてから、卵ソース・玉ねぎ・コーンを加えてさっくり和える。
- 器に盛り、ブラックペッパーとパセリを振る。
おいしさのヒミツ
- ベーコンは脂ごと使います。捨てているのは旨味です。熱いマカロニがその脂を吸うことで、マヨネーズを増やさずにコクが出ます
- 砂糖小さじ1は甘くするためではなく、マヨネーズの酸味の角を取るため。入れると「家庭の味」から「惣菜屋の味」に寄ります
- 玉ねぎは水にさらしたあと、握って絞るまでが一工程。水が残っていると、翌日にサラダの底に水が溜まります
チーズ入りにするアレンジ
ベーコンの代わりに6Pチーズ2個ときゅうり1/2本、ハム2枚を使うとチーズマカロニサラダになります。チーズは1cm角に切って卵と一緒に粗く潰し、きゅうりは薄い輪切りにして塩ひとつまみで揉んでから絞ってください。牛乳は大さじ1に減らすのがコツ。チーズが水分を吸うので、同じ量だとゆるくなります。
よくある質問
なぜ冷ましてから和えるのですか?
熱いままマヨネーズを入れると油が分離して、表面に浮きます。味も油っぽくなり、いくら混ぜても元に戻りません。手で触れるくらい——だいたい人肌が目安です。急ぐときはバットに広げると2〜3分で下がります。
どのくらい日持ちしますか?
冷蔵で2日ほど。翌日のほうが味が馴染んでおいしいタイプです。ただしマカロニが水分を吸って締まるので、食べる前に牛乳を小さじ1ほど足して混ぜるとちょうどよく戻ります。
お弁当に入れられますか?
入れられます。しっかり冷ましてから詰めてください。ゆでたまごが入っているので、夏場は保冷剤を添えるのが安心です。
合うお酒
マヨネーズのコクと、ベーコンの塩気。冷たい一皿なので、お酒も冷たいものが合います。
- 🏆 本命:白ワインの辛口を、8℃前後で——マヨネーズの脂をワインの酸が流します。樽を使わない爽やかなタイプがおすすめ
- 🍺 よく冷えたビール——カリカリベーコンとの相性は説明が要りません
- 🥃 ハイボールは、ウイスキー1:強炭酸4——濃厚な口当たりをさっぱり切りたいときに
迷ったら冷やした白。冷たい料理に、冷たくて酸のあるものを。
ぴーきちのつぶやき
冷ます工程を待てなくて、何度も失敗しました。油が浮いた皿を見るたびに反省するのに、次もだいたい待てていません。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:マヨネーズの乳化(なぜ熱で分離するのか)
ひとことで:油と酢が混ざり合った状態。熱を加えると壊れる。
詳しく:マヨネーズは油・酢・卵黄でできています。本来混ざらない油と酢が混ざっていられるのは、卵黄に含まれるレシチンが、細かく砕かれた油の粒を一粒ずつ包んでいるから。これを乳化と呼びます。ところがこの状態は熱に弱く、およそ60〜70℃を超えると卵黄のたんぱく質が固まりはじめ、油の粒を包んでいられなくなります。すると包みを失った油粒どうしがくっついて大きくなり、表面に浮いてくる。一度分離した乳化は、混ぜても元には戻りません。マヨネーズを使った料理で「加熱しすぎない」「熱いうちに入れない」と繰り返し言われるのは、この一方通行の性質があるからです。
このレシピでは:手順3で粗熱を取るのが、この分離を避ける工程です。ゆで上がったマカロニは80℃以上あるので、そこへマヨネーズを入れれば確実に壊れます。「手で触れるくらい」=およそ40℃前後まで下げてから和えれば、乳化は保たれたまま。デパ地下の惣菜のクリーミーな口当たりは、この温度管理だけで再現できます。逆にベーコンの脂を吸わせる手順2は熱いうちが正解——同じ料理の中で、熱くていい工程とダメな工程が分かれています。

