⏰ 調理時間25分
🍽 2人分
🍺 手作り・つるん
🧊 作り置き:当日中(タネは冷凍可)
📊 1人分(推定):約460kcal/たんぱく質22g・脂質24g・糖質38g
🍽 全量(2人分):約920kcal/たんぱく質44g・脂質48g・糖質76g
包んだ餃子を焼かずに茹でます。皮がつるんとして、まったく別の食べ物。ニラだれと卵黄で食べる、汁気のある一皿です。
材料(2人分)
- 餃子の皮:16〜20枚
- 豚ひき肉:150g
- キャベツ:150g
- ニラ:50g(タネとたれの両方に使用)
- 長ねぎ:1/2本
- 卵黄:1個
- 【A・ニラだれ】しょうゆ:大さじ2
- 【A・ニラだれ】砂糖:小さじ1
- 【A・ニラだれ】おろしにんにく:小さじ1/2
- 【A・ニラだれ】ごま油:大さじ1
- 【A・ニラだれ】花椒(あれば):少々
- 【B・肉ダネ下味】おろし生姜・おろしにんにく:各小さじ1/2
- 【B・肉ダネ下味】酒・しょうゆ:各小さじ1/2
- 【B・肉ダネ下味】塩こしょう・ごま油:各少々
作り方
- ニラの半量を刻んで【A】と混ぜ、たれを作って置いておく(★先に作ると香りがなじみます)。
- キャベツはみじん切りにして塩もみし、水気をしっかり絞る(★ここが甘いと、茹でている間に皮が破れます)。長ねぎと残りのニラも刻む。
- 豚ひき肉に【B】を加え、粘りが出るまでこねてから②を混ぜる。
- 皮に小さじ1程度を包む(★入れすぎない。茹でると具が膨らんで破れます)。
- 大きめの鍋にたっぷりの湯を沸かし、沸騰したら火を弱めて「ふつふつ」の状態にする(★理由は下の🔬で)。餃子を入れて4〜5分、浮いてきてから1分茹でる。
- 器に盛ってゆで汁を少しかけ、【A】をかけて中央に卵黄を落とす。
おいしさのヒミツ
- キャベツの水気を絞りきる。水が残ると、茹でている間に内側から皮が破れます
- 沸騰させ続けない。激しい対流が皮をこすって破ります
- 具は入れすぎない。焼き餃子より少なめが正解です
よくある質問
皮が破れます
①火が強すぎる ②具の水気が多い ③具が多すぎるのどれかです。茹でるときは「ふつふつ」を保つ——ぼこぼこ沸騰させると、対流で皮同士がぶつかって破れます。
焼き餃子の皮でいいですか?
使えます。ただし本来、水餃子には厚めの皮が向きます(茹でても破れにくく、もちもちする)。薄い皮を使うなら、茹で時間を短めに、火を弱めにしてください。
作り置きできますか?
茹でたものは当日中(時間が経つと皮が伸びます)。包んだ状態で冷凍が正解——バットに並べて凍らせてから袋へ。1ヶ月保存でき、凍ったまま茹でられます(時間は1〜2分長めに)。
合うお酒
にんにくとニラ、しょうゆのたれ。中華の、汁気のある一皿です。
- 🏆 本命:キンキンに冷えたビール——餃子とビール。説明のいらない組み合わせです
- 🥃 ハイボールは、ウイスキー1:強炭酸4を氷たっぷりで——にんにくの後味を切りたい日に
- 🍶 焼酎なら、麦焼酎のソーダ割り(焼酎1:炭酸3)——たれの塩気には、すっきりした蒸留酒も
迷ったらビール。餃子の隣は、いつもここです。
作るのが大変な日のために、作りました
極 牛たん入り背脂餃子
目黒の名店『中華味一』の大将と、10年かけて共同開発した餃子です。大きめに切った牛たんのコリコリした食感と、焼いた瞬間にあふれる背脂と地鶏スープ。包む気力がない日は、こちらをどうぞ。
ぴーきちのつぶやき
焼き餃子ばかり作っていた頃、水餃子にしたら家族の反応がまったく違いました。包む手間は同じなのに、皮の食感だけで別料理になります。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:茹でるときに沸騰させすぎない(対流が具を壊す)
ひとことで:ぼこぼこ沸騰した湯は激しく対流し、やわらかい食材をぶつけて壊す。ふつふつを保つのが正解。
詳しく:「沸騰したらすぐ弱火に」と書かれているレシピの理由は、温度ではなく「動き」にあります。水は100℃で沸騰し、それ以上は上がりません——強火でも弱火でも、湯の温度は同じ100℃前後。違うのは対流の激しさだけです。ぼこぼこと沸き立った湯の中では、食材が激しく動き回り、鍋肌や他の食材にぶつかります。
餃子、はんぺん、白身魚、豆腐、そばのようにやわらかいものは、この物理的な衝撃で崩れます。さらに、水餃子の場合はもう一つ理由があります——皮の表面のでんぷんが糊化して溶け出し、湯が濁ってぬめる。激しく動くほど、こすれて溶け出す量が増えます。
だから「ふつふつ」——鍋底から静かに気泡が上がる状態(95℃前後)を保つ。火が通る速さはほとんど変わらないのに、形はきれいに残ります。逆にパスタや青菜のように、対流で全体を均一に動かしたいものは強めの火が正解——食材によって使い分けます。
このレシピでは:この料理では、餃子を入れる前に火を弱めます。皮は薄く、中の具は水分を含んでいる——ぼこぼこの湯に放り込めば、ぶつかった拍子に破れて具が流れ出します。そして「浮いてきてから1分」——浮くのは、中の空気と水蒸気が膨張したサイン。火が通った合図として、時計より確実です。

