⏰ 調理時間10分
🍽 2人分
🍺 とろけるチーズ・7分
🧊 作り置き:冷蔵2日OK
📊 1人分(推定):約220kcal/たんぱく質14g・脂質16g・糖質7g
🍽 全量(2人分):約440kcal/たんぱく質28g・脂質32g・糖質14g
厚揚げにチーズとキムチとマヨをのせて焼くだけ。包丁を使うのは厚揚げを切るときだけです。加熱するとキムチの酸味が丸くなります。
材料(2人分)
- 厚揚げ:1枚(150g)
- スライスチーズ(とろけるタイプ):2枚
- 白菜キムチ:50g
- マヨネーズ:適量
- 小ネギ(小口切り):適量
作り方
- 厚揚げは1cm幅に切る(★油抜きはしません。表面をカリッとさせたいので)。
- キムチは汁気を軽く切る(★水が多いとチーズが流れます)。
- 天板に厚揚げを並べ、スライスチーズ→キムチ→マヨネーズの順にのせる(★チーズを下にすると、キムチの水分が厚揚げに染みにくくなります)。
- オーブントースターで7分焼く(★チーズが溶けて薄く色づくまで。焦げそうならホイルをかぶせる)。
- 器に盛り、小ネギを散らす。
おいしさのヒミツ
- チーズを下、キムチを上。チーズが壁になって、厚揚げが水っぽくなりません
- キムチの汁気を切る。水が多いと全体がべちゃっとします
- 油抜きしない。厚揚げの油が、焼いたときのカリッと感になります
よくある質問
キムチは加熱していいのですか?
問題ありません。乳酸菌は熱で減りますが、うま味と食物繊維は残ります(下の🔬で)。加熱すると酸味が飛んで甘みが出るので、酸っぱくなりすぎた古いキムチほど、加熱料理に向いています。
厚揚げ料理が他にもありますね
厚揚げは味の方向で使い分けられます。よだれ厚揚げ=中華のピリ辛だれ、ネギじゃこ厚揚げ=和の薬味、こちら=韓国風のチーズ焼き。淡白な素材なので、たれ次第でどこにでも行けます。
どのくらい日持ちしますか?
冷蔵で2日ほど。温め直しはトースターで3分が、チーズが溶け直してきれいです。レンジだと厚揚げから水が出ます。
合うお酒
キムチとチーズ、マヨ。がっつりした韓国風です。
- 🏆 本命:キンキンに冷えたビール——キムチとチーズには、冷たい炭酸
- 🥃 ハイボールは、ウイスキー1:強炭酸4——チーズとマヨの脂を切りたいときに
- 🍶 焼酎なら、麦焼酎のソーダ割り(焼酎1:炭酸3)——韓国風の味には、すっきりした蒸留酒も
迷ったらビール。7分でできて、確実に喜ばれます。
もう一品、主役がほしい日に
極 牛たん入り背脂餃子
目黒の名店『中華味一』の大将と、10年かけて共同開発した餃子です。大きめに切った牛たんのコリコリした食感と、焼いた瞬間にあふれる背脂と地鶏スープ。冷えたビールのために作りました。
ぴーきちのつぶやき
酸っぱくなったキムチの使い道に困っていたのですが、焼くと甘くなると知ってから、むしろ古くなるのを待つようになりました。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:キムチを加熱すると(乳酸菌と酸味)
ひとことで:キムチは乳酸発酵した漬物。加熱すると乳酸菌は減るが、酸味が飛んで甘みとうま味が前に出る。
詳しく:キムチは、白菜を塩漬けにして、唐辛子・にんにく・魚介の塩辛などと一緒に乳酸発酵させた漬物です。発酵の主役は乳酸菌——これが乳酸を作るので、時間が経つほど酸っぱくなります。ここで加熱するとどうなるか。
①乳酸菌は死ぬ——60℃前後から減り始めます。ただし死んだ菌にも「腸内の善玉菌のえさになる」という働きがあるとされるので、意味がゼロになるわけではありません。
②酸味が飛ぶ——乳酸は加熱で揮発しにくいものの、水分と一緒に飛び、味としては角が取れます。
③甘みとうま味が前に出る——白菜の糖と、魚介の塩辛由来のうま味が残るため。つまり「加熱すると別の食材になる」。だから使い分けができます。乳酸菌を取りたい・酸味を活かしたい=生のまま(和え物・冷奴)。コクとうま味を使いたい=加熱(豚キムチ・キムチ鍋・チーズ焼き)。
酸っぱくなりすぎたキムチは、加熱料理に回すのが、いちばん賢い使い方です。
このレシピでは:この料理はキムチを焼くので、酸味が丸くなって甘みが出ます。だから「古くて酸っぱいキムチ」でこそおいしくなる。チーズの脂とマヨの油が、キムチの辛味も包むので、辛いのが苦手な方でも食べやすい。「キムチは、生と加熱で使い分ける」——冷蔵庫のキムチが酸っぱくなってきたら、それは加熱料理の合図です。

