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ローストビーフ丼【湯煎で60℃・低温調理】

ローストビーフ丼
調理時間
60
分量
2人分
材料
14

しっとり・ごちそう/作り置き:冷蔵3日OK
1人分(推定):約660kcal/たんぱく質40g・脂質22g・糖質78g
全量(2人分):約1320kcal/たんぱく質80g・脂質44g・糖質156g
卵黄(温泉卵)は、生食できる期限内の卵を、盛り付ける直前にのせてください。

牛のかたまり肉に焼き目をつけて、60℃の湯で30〜40分。それだけで、店のようなローストビーフになります。火加減ではなく、温度で決まる料理です。

材料(2人分)

押すと消えます。買い物のときにも使えます。

  • 牛もも肉(かたまり)300g
  • 温かいごはん400g
  • 卵黄2個
  • バター10g
  • サラダ油小さじ1
  • 小さじ1/2
  • 粗挽き黒こしょう適量
  • クレソンまたは小ネギ適量
  • 【A・たれ】醤油大さじ2
  • 【A・たれ】酒大さじ4
  • 【A・たれ】みりん大さじ4
  • 【A・たれ】赤ワイン大さじ2
  • 【A・たれ】すりおろし玉ねぎ1/4個分
  • 【A・たれ】おろしにんにく小さじ1

作り方

1

牛肉は調理の30分前に冷蔵庫から出して常温に戻し、水分を拭き取って全体に塩をすり込む(★冷たいままだと中心まで温度が届きません)。

2

フライパンに油を熱し、全面に強火で焼き目をつける(各面1分ほど。中まで火を通さない)。

3

ジッパー付き袋に入れて空気を抜き60℃の湯に30〜40分浸ける(★理由は下の🔬で。湯の温度が下がったら熱湯を足す)。

4

袋ごと取り出して冷まし、薄く切る。

5

肉を焼いたフライパンに【A】を入れて、半量になるまで煮詰め火を止めてバターを加える。

6

器にごはんを盛り、ローストビーフを並べ、たれをかける。中央に卵黄を落とし、黒こしょうとクレソンを添える。

動画で見る

おいしさのヒミツ

  • 常温に戻す。冷たいままだと中心に熱が届きません
  • 焼き目は表面だけ。中に火を通すのは湯煎の仕事です
  • 冷ましてから切る。熱いうちに切ると肉汁が流れ出ます

よくある質問

温度計がありません

沸騰した湯と水を1:1で混ぜると、おおよそ55〜60℃になります。指を入れて「熱いが数秒なら我慢できる」程度が目安。心配なら時間を長めに(50分)してください——60℃なら、長く置いても硬くなりません

生っぽくて不安です

中心が赤いのは正常ですが、気になる場合は65℃で40分にしてください(ミディアムに近づきます)。牛肉は表面を焼けば、内部の菌はほぼ問題になりません(豚肉や鶏肉とは違います)。

どのくらい日持ちしますか?

冷蔵で3日ほど。切らずに塊のまま保存すると、乾燥しにくくなります。たれは冷蔵3日翌日のほうが味がなじんでおいしいという人もいます。

合うお酒

牛肉と赤ワインのたれ、卵黄。ごちそう感のある丼です。

  • 🏆 本命:赤ワインは、フルボディを16〜18℃で——牛肉と赤ワインは、正面から向き合う組み合わせです
  • 🍺 キンキンに冷えたビール——たれの甘辛さを炭酸で切りたいときに
  • 🥃 ハイボールは、ウイスキー1:強炭酸4——脂を切りながら食べたいときに

迷ったら赤ワイン。手間をかけた日は、酒も少し良いものを。

ぴーきちのつぶやき

低温調理は特別な機械が要ると思っていたのですが、鍋と湯とジッパー袋でできると知って、家で作るようになりました。今日もお疲れ様です🍻

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🔬 調理科学ことば:低温調理(60℃で肉がやわらかくなる理由)

ひとことで:肉は温度が上がるほど強く縮む。60℃前後を保つと、火は通るが縮みが少なく、やわらかいまま仕上がる。

詳しく:肉のやわらかさは「たんぱく質がどれだけ縮んだか」で決まります。段階を追うとこうです。

①50℃前後=変性が始まる

②60〜65℃=目に見えて縮み始める

③65℃以上=縮みながら水分を絞り出す(雑巾を絞るイメージ)。

④70℃を超えると、一気に硬くパサつくつまり「火は通っているが、縮みは最小限」という温度帯が55〜60℃——ここを長く保つのが低温調理です。もうひとつの利点が「均一に火が入る」こと。フライパンで焼くと、外側は80℃以上、中心はまだ40℃という状態になります

60℃の湯に長く浸ければ、全体が60℃で揃う——だから断面が一様なピンク色になる。安全面では「温度×時間」で考えます——低い温度でも、長く保てば殺菌される(60℃なら30分以上が目安)。ただし、これは表面を焼いた牛のかたまり肉の話

ひき肉・鶏肉・豚肉は内部まで菌がいる可能性があるので、中心までしっかり加熱してください

このレシピではこの料理は「表面を焼く」と「60℃の湯煎」で役割が完全に分かれています焼くのは香ばしさ(メイラード反応)のため、湯煎は火入れのためだから焼き目は各面1分で十分——長く焼くと、その部分だけ縮んで硬くなります「香ばしさは表面、火入れは温度」——この分業がわかると、ステーキも鶏ハムも仕上がりが変わります。

ローストビーフ丼

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