火を使わない・和洋折衷/作り置き:当日中
1人分(推定):約170kcal/たんぱく質18g・脂質9g・糖質3g
全量(2人分):約340kcal/たんぱく質36g・脂質18g・糖質6g
真鯛の刺身に薬味をのせて、梅とオリーブオイルのたれをかけるだけ。和の梅と洋のオイルという組み合わせですが、白身魚の淡白さがあるから成立します。
材料(2人分)
押すと消えます。買い物のときにも使えます。
- 真鯛(刺身用)150g
- 水菜50g(3cm幅)
- 青じそ3枚(せん切り)
- みょうが1本(せん切り)
- 【A】梅干し1個(種を取って叩く)
- 【A】オリーブオイル大さじ1
- 【A】醤油小さじ1
- 【A】水大さじ1/2
- 【A】砂糖ひとつまみ
- 【A】粗挽き黒こしょう少々
作り方
【A】を混ぜ、梅が全体に散るまでよく混ぜる(★梅は粗めに叩くと、酸味に強弱が出ます)。
水菜は3cm幅に切る。青じそとみょうがは、かける直前にせん切りにする(★香りは切った瞬間から逃げます)。
器に真鯛を重ならないように並べ、水菜を散らす。
青じそとみょうがをのせ、食べる直前に【A】を回しかける(★早くかけると、魚から水が出ます)。
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おいしさのヒミツ
- たれは食べる直前に。魚に塩気が触れると水が出て、身が締まりすぎます
- 薬味は直前に切る。香りが立つかどうかは、この数分で決まります
- 魚は重ならないように並べる。一切れずつたれが当たると、味が均一になります
よくある質問
他の魚でも作れますか?
ヒラメ・スズキ・カンパチ・ホタテなど、白身系がよく合います。サーモンやマグロなど脂の多い魚を使う場合は、オリーブオイルを小さじ2に減らしてください——脂が重なりすぎます(理由は下の🔬で)。
梅干しの塩分が強すぎます
醤油を抜いてください。梅干しの塩分は商品によって倍以上違います(はちみつ漬けなら8%前後、白干しなら20%前後)。まず梅とオイルを混ぜて味を見てから、醤油を足すのが確実です。
作り置きできますか?
当日中、できればかけてすぐです。生魚ですし、時間が経つと水が出ます。たれだけなら冷蔵3日持つので、先に作っておくと3分で完成します。
合うお酒
梅の酸味とオリーブオイル、薬味の香り。和と洋のあいだです。
- 🏆 本命:白ワインは、辛口をよく冷やして(8〜10℃)——白身魚とオリーブオイルは、白ワインの定番です
- 🍶 日本酒は、冷酒(10〜15℃)で純米酒——梅と薬味に寄せるなら、こちらが本命になります
- 🥂 スパークリングワインは、辛口をよく冷やして——一品目として出すなら泡が華やぎます
迷ったら白ワイン。ただし梅が効いているので、冷酒でも見事に合います。
ぴーきちのつぶやき
刺身に飽きた日に、オリーブオイルをかけてみたのが始まりでした。梅を足したら和と洋がつながって、うちの定番になりました。今日もお疲れ様です🍻
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🔬 調理科学ことば:白身魚と赤身魚(泳ぎ方の違い)
ひとことで:マグロのように泳ぎ続ける魚は赤身、鯛のように待ち伏せする魚は白身。筋肉の使い方が色と味を決める。
詳しく:魚の身が赤いか白いかは、その魚がどう泳いでいるかで決まります。
①赤身魚(マグロ・カツオ・ブリ・サバ)——止まらずに泳ぎ続ける回遊魚。持久的に動く筋肉には酸素を蓄えるミオグロビンという色素が大量に必要で、これが赤い色の正体。脂質も多く、味が濃い。
②白身魚(鯛・ヒラメ・カレイ・フグ)——ふだんは動かず、獲物や敵を見つけた瞬間に瞬発的に動く魚。瞬発力を出す筋肉は酸素を蓄える必要がないので、ミオグロビンが少なく、白い。脂質も少なく、淡白であっさり。
③サケは白身魚——身が赤いのは、えさのプランクトンの色素(アスタキサンチン)が蓄積したものです。この違いは、鶏のもも肉(よく動く・色が濃い)とむね肉(あまり動かない・白い)とまったく同じ構造です。だから「白身は淡白、赤身は濃い」は、味の好みではなく筋肉の作りの結果。
このレシピでは:この料理でオリーブオイル大さじ1をしっかり入れているのは、真鯛が淡白だからです。脂の少ない白身魚に、外から脂を足してコクを補っている。だからサーモンやマグロで作ると、脂が重なって重くなる——その場合は油を減らします。「白身にはオイルを足す、赤身にはオイルを控える」。
カルパッチョを作るときの、最初の判断です。



