⏰ 調理時間20分
🍽 2人分(10本)
🍺 こねない・シャキシャキ
🧊 作り置き:冷蔵1日(生地なら冷凍2週間)
📊 1人分(推定):約330kcal/たんぱく質16g・脂質17g・糖質26g
🍽 全量(2人分(10本)):約660kcal/たんぱく質32g・脂質34g・糖質52g
タネをこねません。餃子の皮にえのき・青じそ・豚肉をのせて棒状に包むだけ。えのきのシャキシャキが残るので、普通の餃子とはまったく別の食感になります。
材料(2人分(10本))
- 餃子の皮:10枚
- えのきだけ:1袋(約100g)
- 豚ロース薄切り肉:5枚(約100g)
- 青じそ:10枚
- 塩こしょう:少々
- サラダ油:大さじ1
- 水:50ml
- 【たれ】醤油:大さじ2
- 【たれ】酢:大さじ1
- 【たれ】コチュジャン:小さじ1
- 【たれ】白いりごま:適量
作り方
- えのきは石づきを落として10等分にほぐす。豚肉は半分に切る(10枚分に)。
- 餃子の皮に青じそ1枚→えのき→豚肉の順にのせ、塩こしょうを振る。
- 手前から巻いて棒状にし、両端は折り込まずに開けたまま(★えのきが飛び出るくらいでちょうどいい)。巻き終わりに水をつけて留める。
- フライパンに油を熱し、巻き終わりを下にして並べ、中火で2分焼く。
- 水50mlを回し入れて蓋をし、弱火で3分蒸し焼きにする(★理由は下の🔬で)。
- 蓋を取り、水分が飛んで底がパリッとするまで1〜2分焼く。たれを混ぜて添える。
おいしさのヒミツ
- 両端は開けたまま。えのきが見えているほうが見た目もよく、蒸気も抜けます
- 青じそを下に敷く。皮が肉の脂を直接吸わず、香りも立ちます
- 最後に蓋を取って水分を飛ばす。ここを省くと、底が湿ったままになります
よくある質問
豚バラでもいいですか?
作れます。ただし脂が多いので、油を小さじ1に減らしてください。豚ロースのほうが軽く仕上がり、えのきのシャキシャキが引き立ちます。ひき肉でも作れますが、その場合は先に炒めておいたほうが確実です。
皮が破れます
えのきを詰めすぎている可能性が高いです。1本につき1/10の量を目安に。皮が乾いていると割れやすいので、使わない皮は必ずラップで包んでおいてください。
作り置きできますか?
焼いたものは冷蔵1日ですが、皮が湿気ます。包んだ状態で冷凍すれば2週間——凍ったまま焼けるので、こちらのほうが実用的です。その場合は蒸し焼きを4分に延ばしてください。
合うお酒
豚肉と青じそ、ピリ辛のたれ。焼きたてを立ったまま食べたい味です。
- 🏆 本命:キンキンに冷えたビール——餃子とビール。青じそが入ってもこの原則は動きません
- 🍶 日本酒は、冷酒(10〜15℃)で純米酒——青じその香りに、和の酒も合います
- 🍋 レモンサワーは無糖でレモン多め——たれに酢が入るので、酸を重ねると締まります
迷ったらビール。焼き上がりの音がした時点で、栓を開けていいと思います。
もう一品、主役がほしい日に
極 牛たん入り背脂餃子
目黒の名店『中華味一』の大将と、10年かけて共同開発した餃子です。大きめに切った牛たんのコリコリした食感と、焼いた瞬間にあふれる背脂と地鶏スープ。冷えたビールのために作りました。
ぴーきちのつぶやき
棒餃子は包むのが楽なので、丸い餃子を作らなくなりました。両端が開いていて中身が見えるのも、なんだかおいしそうに見えます。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:蒸し焼き(水と蓋で100℃を保つ)
ひとことで:水を入れて蓋をすると、中は水蒸気で満たされて100℃前後を保つ。焦がさずに中まで火を通せる。
詳しく:焼くだけだと、フライパンに接している面は200℃近くになり、上のほうは温度が上がりません——だから底が焦げるころに中は生という状態になります。ここで水を入れて蓋をすると何が起きるか。水が沸騰して水蒸気になり、蓋の中を満たします。
水がある限り、その空間は100℃前後に保たれます(水は100℃を超えて温度が上がれないため)。そして水蒸気は空気よりずっと効率よく熱を伝えるので、上からも横からも、均一に火が入ります。つまり蒸し焼きは「焦がさずに、確実に中まで火を通す」ための技術です。
ここで大事なのが最後に蓋を取ること。水が残っている間は表面が100℃を超えないので、いつまでもカリッとしません。水分を飛ばして初めて、底の温度が上がって焼き色がつく。「蒸し焼きは、蓋をして中に火を通し、蓋を取って表面を仕上げる」の二段構え——餃子、焼き野菜、厚い肉、ハンバーグ、すべて同じ構造です。
このレシピでは:この料理では、豚肉に火を通すために蒸し焼きが要ります。焼くだけだと、皮が焦げても中の肉が生のまま。逆に、えのきは生でも食べられるので、蒸し時間は肉に合わせるだけで十分——3分で足ります。そして手順6で蓋を取って水を飛ばすことで、底だけがパリッとする。
この「片面だけカリッと、中は蒸し上がり」という状態が、焼き餃子のおいしさそのものです。

