⏰ 調理時間15分
🍽 1人分
🍺 フライパンひとつ
🧊 作り置き:向きません(当日中に)
📊 1人分(推定):約780kcal/たんぱく質20g・脂質35g・糖質85g
パスタを別ゆでせず、フライパンひとつで作るトマトクリームパスタ。麺がソースを吸いながらゆで上がるので、後からソースを絡めるより味が芯まで入ります。
材料(1人分)
- パスタ(1.6mm):100g
- ベーコン:20g
- 玉ねぎ:1/8個(約25g)
- にんにく:1かけ(約5g)
- オリーブオイル:大さじ1
- 生クリーム:50ml
- 粉チーズ:大さじ1
- 【A】水:300ml
- 【A】トマト缶(カット):100g
- 【A】顆粒コンソメ:小さじ1
- 【A】塩:ひとつまみ
- 乾燥パセリ・粗挽きブラックペッパー:各適量
作り方
- 玉ねぎとにんにくはみじん切り、ベーコンは1cm幅に切る。
- フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて弱火で熱し、香りが立ったらベーコンと玉ねぎを加えてしんなりするまで炒める。
- 【A】を加えて沸かし、パスタを入れて袋の表示時間どおりゆでる。途中2〜3回混ぜて麺がくっつくのを防ぐ。
- 水分がほぼ飛んだら弱火にし、生クリームを加えてさっと混ぜる(★沸かすと分離します。火を弱めてから、混ぜたら10秒で火を止める)。
- 器に盛り、粉チーズ・パセリ・ブラックペッパーを振る。
おいしさのヒミツ
- トマトの酸と生クリームの脂は、そのままでは仲が悪い。だから生クリームは最後に、弱火で短時間だけ。長く煮ると酸で分離してぼそぼそになります
- ワンパンのとろみは、パスタから溶け出したでんぷん。別ゆでだと流しに消えるものが、この作り方では全部ソースになります
- 粉チーズは塩気と旨味の追加。コンソメを増やすより、こちらで足すほうが角が立ちません
よくある質問
生クリームが分離しました
火が強すぎたのが原因です。トマトの酸があると分離しやすいので、必ず弱火で。分離した場合は火を止めて粉チーズ大さじ1を加えて混ぜると、ある程度まとまります。
生クリームの代わりは?
牛乳100mlで代用できます。ただし牛乳は生クリームより分離しやすいので、さらに弱火で。コクは落ちるので、粉チーズを大さじ2に増やすと補えます。
2人分にするには?
材料を2倍にし、水は600mlではなく550mlに。量が増えると蒸発する割合が下がるので、単純な2倍だと水っぽくなります。
合うお酒
トマトの酸味と生クリームのコク。しっかりした味なので、お酒も受け止められるものを。
- 🏆 本命:白ワインの辛口を、8℃前後で——トマトの酸とワインの酸が同じ方向を向きます。樽を使わない爽やかなタイプで
- 🍺 よく冷えたビール——ベーコンとにんにくが効いているので、気楽に合わせるなら
- 🥃 ハイボールは、ウイスキー1:強炭酸4——クリームの脂を切りたいときに
迷ったら冷やした白ワイン。トマトとクリームがそろえば、答えは決まっています。
ぴーきちのつぶやき
生クリームは200mlパックで買うので、50ml使って150ml余ります。翌日も同じパスタを作ることになり、結局2日連続で食べています。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:酸とたんぱく質(トマトで生クリームが分離する理由)
ひとことで:乳製品は酸に弱く、酸性の中で加熱すると固まって分離する。
詳しく:牛乳や生クリームの中では、カゼインというたんぱく質が細かい粒になって水に散らばっています。この粒は互いに反発し合うことで、くっつかずに浮いていられる。ところが酸が加わると反発する力が失われ、粒同士がくっついて固まります。
レモン汁を牛乳に落とすと分離してカッテージチーズができるのは、これを利用したもの。そして熱はこの反応を加速させます。つまり「酸性のトマトソース」に「生クリーム」を入れて「煮る」のは、分離させる条件を3つ同時に満たすということ。
脂肪分が高いほど分離しにくいので、牛乳より生クリームのほうが失敗しにくいという関係もあります。
このレシピでは:手順4で火を弱めてから生クリームを入れ、10秒で止めるのがこれです。すでにトマトの酸が入っている状態なので、加熱時間が長いほど分離のリスクが上がります。生クリームは「煮る」ものではなく「最後に混ぜる」ものと考えてください。
分離してしまった場合、粉チーズを加えると乳化を助ける成分が働いてある程度戻せます——応急処置として覚えておくと役に立ちます。

