⏰ 調理時間8分
🍽 2人分
🍺 火を使わない・見た目が良い
🧊 作り置き:当日中
📊 1人分(推定):約220kcal/たんぱく質14g・脂質13g・糖質11g
🍽 全量(2人分):約430kcal/たんぱく質28g・脂質26g・糖質22g
長芋と水菜を生ハムで巻くだけ。火も包丁もほぼ使いません。シャキシャキ、生ハムの塩気、オリーブオイル。ワインの日の最短ルートです。
材料(2人分)
- 長芋:150g
- 水菜:100g
- 生ハム:8枚(約80g)
- 【A】オリーブオイル:大さじ1
- 【A】黒こしょう:適量
作り方
- 長芋は皮をむき、5cm長さの短冊切りにする(★細めのほうが巻きやすい)。
- 水菜は5cm長さに切る(★長芋と長さを揃えます)。
- 生ハムを広げ、長芋と水菜を数本ずつのせて巻く(★きつく巻きすぎない。ふんわりが食感を残します)。
- 器に並べ、食べる直前にオリーブオイルと黒こしょうをかける。
おいしさのヒミツ
- 長芋と水菜の長さを揃える。断面が揃って、巻いたときに美しくなります
- ふんわり巻く。きつく巻くとシャキシャキ感が潰れます
- オイルは直前に。先にかけると水菜がしんなりします
よくある質問
長芋のぬめりで巻きにくいです
切ったあとキッチンペーパーで表面を拭くと扱いやすくなります。手がかゆくなる人は、酢水に手をつけてから作業してください(かゆみの原因はシュウ酸カルシウムの結晶で、酸で溶けます)。
塩を足さなくていいですか?
不要です。生ハムは塩漬けで作られているので、それだけで塩気が完成しています。足すとしょっぱくなります。
作り置きできますか?
当日中。長芋は切ると変色し、水菜は時間とともにしんなりします。巻くところまでを1時間前に済ませ(ラップをして冷蔵)、オイルは直前——来客の日はこの形で。
合うお酒
生ハムの塩気とオリーブオイル、黒こしょう。イタリアンの前菜そのものです。
- 🏆 本命:白ワインは、辛口をよく冷やして(8〜10℃)——生ハムと白ワイン。前菜の定番の並びです
- 🥂 スパークリングワインなら、しっかり冷やして(6〜8℃)——泡が塩気を引き立てます
- 🍶 日本酒なら、純米酒を冷やで(10〜15℃)——長芋の和の食感に寄せるなら
迷ったら白ワイン。生ハムが皿にのった時点で、ほぼ決まっています。
ぴーきちのつぶやき
生ハムは巻くだけで料理になるので、来客の日には必ず買っています。長芋のシャキシャキと合わせると、驚くほど手が込んで見えます。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:生ハムの製法(塩と乾燥と時間だけ、加熱しない)
ひとことで:生ハムは加熱せず、塩漬けと乾燥だけで水分を抜いて作る。水分が少ないから菌が増えず、生で食べられる。
詳しく:「生ハム」は、加熱していないハムです。普通のハムやベーコンは、塩漬けしたあと加熱(ボイルや燻煙)して仕上げますが、生ハムは最初から最後まで火を通しません。ではなぜ安全に食べられるのか——塩と乾燥で、菌が生きられない状態にしているからです。
作り方は①豚のもも肉に大量の塩をすり込む(数週間)②塩を洗い流す③低温の風通しの良い場所で、数ヶ月から数年かけて乾燥・熟成させる。この過程で水分が3〜4割抜け、塩分濃度が高まります。細菌が増えるには水分が必要——水分が減り塩分が上がると、菌は水を奪われて増殖できません(干物や塩鮭と同じ原理です)。
そして熟成中に、肉のたんぱく質が酵素で分解されてアミノ酸になる——これが生ハム独特の濃いうま味と、複雑な香りの正体です。イタリアのプロシュートは塩と乾燥のみ、スペインの生ハムも同様。燻製にするタイプもありますが、いずれも加熱はしません。
このレシピでは:この料理で塩を足さないのは、生ハムが既に塩の塊だから。そして生ハムのうま味は、熟成でできたアミノ酸——だから他の調味料をほとんど必要としません。オリーブオイルと黒こしょうだけで完成するのは、生ハム自体が「調味料まで含んだ完成品」だからです。
巻くだけで料理になる食材——冷蔵庫に1パックあると強い理由がここにあります。

