⏰ 調理時間15分
🍽 2人分
🍺 安い・体が温まる
🧊 作り置き:冷蔵2日OK
📊 1人分(推定):約200kcal/たんぱく質16g・脂質12g・糖質8g
🍽 全量(2人分):約400kcal/たんぱく質32g・脂質24g・糖質16g
白菜と豚こま肉をオイスターソースで煮て、とろみをつけます。一番安い肉と、一番安い野菜で作る、寒い日の一皿。
材料(2人分)
- 豚こま肉:150g
- 白菜:100g
- ニラ:1/3束
- 玉ねぎ:1/4個
- サラダ油:大さじ1
- 塩こしょう:少々
- 水溶き片栗粉:水大さじ1+片栗粉大さじ1
- 【A】水:200ml
- 【A】オイスターソース:大さじ1
- 【A】鶏がらスープの素:小さじ1
- 【A】酒:大さじ1
- 【A】砂糖:小さじ1
作り方
- 白菜は1cm幅、玉ねぎは薄切り、ニラは4cm長さに切る。
- フライパンに油を熱し、豚こま肉を広げて焼きつける(★すぐ動かさない。焼き色がうま味になります)。
- 白菜と玉ねぎを加え、塩こしょうを振ってしんなりするまで炒める。
- ニラと【A】を加えて煮立てる(★ニラは煮すぎない)。
- いったん火を止めて水溶き片栗粉を回し入れ、混ぜてから再び火をつけて30秒煮る(★火を止めてから入れるとダマになりません)。
おいしさのヒミツ
- 豚こまは広げて焼きつける。焼き色の香ばしさが、全体の味を決めます
- 水溶き片栗粉は火を止めてから。熱い液体に直接入れるとダマになります
- ニラは最後。煮ると香りが飛び、色も悪くなります
よくある質問
とろみがつきません
片栗粉は加熱しないととろみが出ません。回し入れたあと、必ず火をつけて30秒以上煮てください。それでも薄いときは、水溶き片栗粉を少しずつ追加を。
豚こまと豚バラ、どちらがいいですか?
豚こまで十分です。こま肉は部位の寄せ集めなので、赤身と脂が程よく混ざっている——理由は下の🔬で。豚バラだと脂が多く、煮汁が重くなります。
作り置きできますか?
冷蔵で2日。片栗粉のとろみは冷えると弱くなり、温め直すと戻ります。白菜からさらに水が出るので、2日目は少し薄くなると思ってください。
合うお酒
オイスターソースとニラ、とろみのある煮汁。中華の家庭料理の味です。
- 🏆 本命:キンキンに冷えたビール——オイスターソースの濃さには、冷たい炭酸を
- 🥃 ハイボールは、ウイスキー1:強炭酸4を氷たっぷりで——とろみのある料理を、すっきり流したい日に
- 🍶 焼酎なら、麦焼酎のお湯割り(焼酎6:湯4)——温かい料理には、温かい酒も
迷ったらビール。中華の濃い味には、いつもこれで。
もう一品、主役がほしい日に
極 牛たん入り背脂餃子
目黒の名店『中華味一』の大将と、10年かけて共同開発した餃子です。大きめに切った牛たんのコリコリした食感と、焼いた瞬間にあふれる背脂と地鶏スープ。冷えたビールのために作りました。
ぴーきちのつぶやき
白菜が安い季節は、これを大鍋で作ります。豚こまでいいというのが、財布にも気持ちにもやさしいところです。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:豚こま肉とは(部位ではなく、切り出しの端の寄せ集め)
ひとことで:こま切れ肉は特定の部位ではなく、ロースやもも、バラを切り出したときに出る端を集めたもの。だから安い。
詳しく:「豚こま切れ肉」は、部位の名前ではありません。ロース、もも、肩、バラなどを切り分けるときに出る、形の揃わない端を集めたものです。だから袋の中に、赤身の多い部分と脂の多い部分が混ざっています。「切り落とし」との違い——「切り落とし」は、原則として一つの部位から出た端(「ロース切り落とし」のように部位名がつく)。
「こま切れ」は複数の部位が混ざったもの、というのが一般的な区別です(店による差はあります)。値段が安いのは、形が揃わず商品価値が下がるから——肉の質そのものが劣るわけではありません。むしろ料理によっては、こま肉のほうが優れています。
①赤身と脂が混ざっているので、味に幅が出る。
②薄くて表面積が大きいので、味がすぐ入る。
③火の通りが早い。不向きなのは、形が主役になる料理——とんかつ、生姜焼き、ステーキ。炒め物、煮物、汁物では、こま肉が最適解です。
このレシピでは:この料理は、肉の形が見えない煮込みです。とろみのある煮汁の中で、肉は「うま味の供給源」として働く——だから形の揃わないこま肉で十分。むしろ赤身と脂が混ざっているぶん、煮汁に厚みが出ます。「形が見える料理には整った肉、見えない料理にはこま肉」。この基準で選ぶと、肉代が確実に下がります。

