⏰ 調理時間15分
🍽 2人分(10個)
🍺 こねない・パリッと
🧊 作り置き:冷蔵1日(生地なら冷凍2週間)
📊 1人分(推定):約340kcal/たんぱく質14g・脂質20g・糖質24g
🍽 全量(2人分(10個)):約680kcal/たんぱく質28g・脂質40g・糖質48g
タネをこねません。餃子の皮に青じそ・チーズ・キムチをのせて包んで焼くだけ。ひき肉を使わないので、思い立って10分で作れます。
材料(2人分(10個))
- 餃子の皮:10枚
- スライスチーズ(とろけるタイプ):5枚
- 白菜キムチ:60g
- 青じそ:10枚
- ごま油:大さじ1
- 水:50ml
- 【のり用】水:適量
- ケチャップまたはぽん酢:お好みで
作り方
- スライスチーズは半分に切る。キムチは細かく刻んで、汁気を軽く切る(★水が多いと皮がふやけて破れます)。
- 餃子の皮に青じそ1枚→チーズ半分→キムチの順にのせる(★青じそを下に敷くと、チーズが皮に直接触れず、破れにくくなります)。
- 縁に水を塗って半分に折り、しっかり閉じる(★ひだは不要。チーズが漏れないことのほうが大事です)。
- フライパンにごま油を熱し、餃子を並べて中火で1分半焼く。
- 水50mlを回し入れて蓋をし、中火で3分蒸し焼きにする。
- 蓋を取り、水分が飛んで底がパリッとするまで1〜2分焼く。器に盛り、お好みでケチャップやぽん酢を添える。
おいしさのヒミツ
- 青じそを下に敷く。チーズが皮に直接触れないので、破れにくく、香りも立ちます
- キムチの汁気は切る。皮がふやけると、焼く前から破れます
- 最後に蓋を取って水分を飛ばす。ここを省くと、底が湿ったままになります
よくある質問
チーズが流れ出てしまいます
閉じが甘いのが主因です。縁の水を多めに塗り、指でしっかり押さえてください。もう一つはチーズを端まで入れすぎていること——縁から5mmは空けてのせると閉じやすくなります。
どんなチーズがいいですか?
「とろけるタイプ」と書いてあるものを選んでください。プロセスチーズ(普通のスライスチーズ)は溶けにくく、加熱してもあまり伸びません。理由は下の🔬で。ピザ用チーズでも作れますが、こぼれやすいので量は控えめに。
作り置きできますか?
焼いたものは冷蔵1日ですが、皮が湿気ます。包んだ状態で冷凍すれば2週間——凍ったまま焼けるので、こちらのほうが実用的です。その場合は蒸し焼きの時間を4分に延ばしてください。
合うお酒
キムチとチーズ、青じその香り。焼きたてを立ったまま食べたい味です。
- 🏆 本命:キンキンに冷えたビール——餃子とビール。しかもキムチとチーズが入っています
- 🥃 ハイボールは、ウイスキー1:強炭酸4——チーズの脂を切りながら食べたいときに
- 🍋 レモンサワーは無糖でレモン多め——ぽん酢で食べるなら、酒も酸のあるほうが揃います
迷ったらビール。焼き上がりの音がした時点で、栓を開けていいと思います。
もう一品、主役がほしい日に
極 牛たん入り背脂餃子
目黒の名店『中華味一』の大将と、10年かけて共同開発した餃子です。大きめに切った牛たんのコリコリした食感と、焼いた瞬間にあふれる背脂と地鶏スープ。冷えたビールのために作りました。
ぴーきちのつぶやき
餃子はタネをこねるのが億劫で敬遠していたのですが、のせて包むだけでいいと知ってから、平日の夜にも作るようになりました。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:チーズが溶ける仕組み(種類で伸び方が違う)
ひとことで:チーズはたんぱく質の網に脂と水が入ったもの。網がほどけると溶けて伸びる。加工の仕方でほどけやすさが変わる。
詳しく:チーズはカゼインというたんぱく質が網目を作り、そこに脂肪と水が抱え込まれた構造です。加熱するとまず脂肪が溶け(30〜40℃)、次にたんぱく質の網がゆるんで(55〜65℃)、とろりと流れます。よく伸びるのは、網がほどけつつも、完全にはちぎれていない状態。
ここで種類による違いが出ます。
①ナチュラルチーズ(モッツァレラ・ゴーダ・チェダー)=よく溶けてよく伸びる。
②プロセスチーズ(一般的なスライスチーズ・6Pチーズ)=溶けにくい——製造時に乳化剤を加えて安定させているため、加熱しても構造が崩れにくいのです(だから常温で形が保てて日持ちする)。「とろけるスライスチーズ」は、この乳化剤を調整して溶けやすくした製品です。
③熟成が進んだチーズほど、水分が少なく溶けにくい(パルミジャーノは溶けずに焦げる)。ちなみに加熱しすぎると脂が分離して油が浮きます——網が完全にちぎれた状態で、これは戻りません。
このレシピでは:この料理で「とろけるタイプ」を指定しているのは、普通のスライスチーズだと伸びないからです。見た目も食感も、この一点で変わります。そして蒸し焼き3分+仕上げ1〜2分という短さも意味があります——長く焼くとチーズの脂が分離して、皮が油っぽくなる。
「チーズは、溶けたところで火を止める」。ピザもグラタンも焼きすぎると同じ失敗になります。

