2人分(4枚)/見た目が楽しい・具だくさん/作り置き:当日中
1人分(推定):約580kcal/たんぱく質28g・脂質38g・糖質30g
全量(2人分(4枚)):約1160kcal/たんぱく質56g・脂質76g・糖質60g
トルティーヤにひき肉を薄く押しつけて、肉の面から焼きます。ハンバーガーのパティを鉄板で潰して焼くのと同じ発想で、広い面積に一気に焼き色がつきます。
材料(2人分(4枚))
押すと消えます。買い物のときにも使えます。
- トルティーヤ(小)4枚
- 合い挽き肉200g
- 塩こしょう適量
- サラダ油小さじ1
- ケチャップ・マスタード各適量
- 【A】チェダーチーズ(スライス)2枚
- 【A】アボカド1/2個(角切り)
- 【A】トマト1/2個(角切り)
- 【A】ピクルス適量(みじん切り)
- 【A】レタス適量(千切り)
- 【A】目玉焼き1枚(お好みで)
作り方
トルティーヤの片面にひき肉を1/4量ずつ、指で薄く押し広げる(★端まで、できるだけ薄く。理由は下の🔬で)。塩こしょうを振る。
フライパンに油を薄くひき、肉の面を下にして、中火で3分焼く(★動かさないこと)。いちばん厚い部分を少し割り、肉の赤みがなくなっていれば大丈夫です。残っていれば弱火で追加してください。
肉に焼き色がついたら裏返し、1分焼く。
肉の面を上にして皿に置き、チーズ→アボカド→トマト→ピクルス→レタスの順にのせる。
ケチャップとマスタードをかけ、お好みで目玉焼きをのせて、半分に折って食べる。
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おいしさのヒミツ
- ひき肉はできるだけ薄く押し広げる。厚いと中まで火が通る前に焦げます
- 焼いている間は動かさない。触ると肉がはがれて、焼き色もつきません
- チーズは肉の熱で溶かす。焼き上がってすぐのせるのがタイミングです
よくある質問
トルティーヤがないときは?
春巻きの皮・餃子の皮(大判)・薄めの食パンで代用できます。春巻きの皮は破れやすいので、2枚重ねてください。市販のトルティーヤは常温で日持ちするので、買っておくと便利です。
肉がはがれます
押しつけが弱いのと、焼いている途中で動かしたのが原因です。指の腹でしっかり押し込んで、生地に食い込ませてください。焼き始めたら3分は触らない——肉のたんぱく質が固まって、生地と一体になります。
作り置きできますか?
当日中、できれば焼きたてです。時間が経つと生地が湿気て、レタスもしんなりします。具を切っておくところまでなら前日に可能です。
合うお酒
肉とチーズ、ケチャップとマスタード。完全にジャンクな味です。
- 🏆 本命:キンキンに冷えたビール——ハンバーガー系の味には、冷たい炭酸以外にありません
- 🥃 ハイボールは、ウイスキー1:強炭酸4——肉とチーズの脂を切りながら
- 🥂 赤ワインなら、軽めを少し冷やして(14〜16℃)——肉の量が多いので、赤も候補になります
迷ったらビール。この味に他の選択肢を探す必要はありません。
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🔬 調理科学ことば:肉を押しつけて焼く(接触面と焼き色)
ひとことで:肉を薄く押し広げると、鉄板に触れる面積が増える。触れた場所だけ高温になるので、焼き色と香ばしさが一気に増える。
詳しく:肉の香ばしさはメイラード反応——アミノ酸と糖が高温で結びついて、褐色の色素と香りを生む反応です。この反応が起きるには①140℃以上の高温 ②水分が少ないことが必要。フライパンに触れている面だけが、この条件を満たします(触れていない部分は、肉から出た水蒸気で100℃前後にしかならない)。
つまり「焼き色=接触面積」。ここから、ひき肉を鉄板に押しつけて薄く潰す焼き方が生まれました。接触面積が何倍にもなり、香ばしさが劇的に増える——厚いハンバーグとは、まったく違う方向のおいしさです。ただし引き換えに失うものがあります——薄くすると肉汁は逃げやすく、ジューシーさは減る。
厚い=中がジューシー/薄い=表面が香ばしい。どちらを取るかの選択で、「どちらも」は物理的に難しい。だから厚いパティは「休ませて肉汁を守る」、薄いパティは「香ばしさで勝負する」と、作り方が分かれます。
このレシピでは:この料理は薄いほうに全振りしています。ひき肉200gを4枚に広げるので、1枚あたり50g——かなり薄い。だから3分で焼き色がつき、中まで火が通ります。そして生地に押しつけているので、肉汁が逃げても生地が受け止める——ジューシーさの損失を、構造で補っているとも言えます。
「香ばしくしたいなら、薄く広げて接触面を増やす」。餃子の羽根も、鉄板焼きも、同じ考え方です。



