⏰ 調理時間25分
🍽 2人分
🍺 安い・ボリューム
🧊 作り置き:当日中
📊 1人分(推定):約220kcal/たんぱく質3g・脂質11g・糖質25g
🍽 全量(2人分):約440kcal/たんぱく質6g・脂質22g・糖質50g
大根をレンジで煮汁ごと加熱して味を入れ、片栗粉をまぶして揚げます。肉の唐揚げの食感で、中身は大根。揚げると驚くほど甘くなります。
材料(2人分)
- 大根:300g(約1/3本)
- 片栗粉:大さじ3
- 揚げ油:適量
- 【A】しょうゆ:大さじ2
- 【A】酒:大さじ1
- 【A】みりん:大さじ1
- 【A】砂糖:大さじ1
- 【A】ほんだし:小さじ1
作り方
- 大根は皮をむき、2cm角に切る(★大きめのほうが、外はカリッと中はジューシーになります)。
- 耐熱容器に大根と【A】を入れ、ラップをして600Wで3分加熱する。
- そのまま5分置く(★冷めるときに味が入ります。ここを飛ばすと味が表面だけになります)。
- キッチンペーパーで汁気をしっかり拭き、片栗粉を全体にまぶす(★水気が残っていると油がはねます)。
- 170℃の油で3〜4分、衣がカリッとするまで揚げる。
おいしさのヒミツ
- レンジのあと5分置く。冷めるときに味が入ります
- 汁気を必ず拭く。はねを防ぎ、衣もはがれません
- 2cm角の大きめに。小さいと水分が抜けすぎてスカスカになります
よくある質問
衣がはがれます
汁気が残っているのが原因です。キッチンペーパーで表面が乾く程度までしっかり拭いてください。拭いてから片栗粉、まぶしたらすぐ揚げる——置くと粉が湿ってはがれます。
大根の部位はどこがいいですか?
真ん中〜下がおすすめ。上は甘く水分が多い(サラダ向き)、下は辛味が強く繊維がしっかり——揚げ物には、煮崩れしにくい真ん中から下が合います。
作り置きできますか?
揚げたてが圧倒的においしいので当日中に。レンジで味を入れて汁気を拭くところまでなら、冷蔵で1日置けます。揚げるだけの状態で保存すると便利です。
合うお酒
しょうゆとみりんの甘辛。衣はカリッと、中はジューシー。揚げ物の定番の並びです。
- 🏆 本命:キンキンに冷えたビール——揚げ物に炭酸。油を流して、次の一個へ
- 🥃 ハイボールは、ウイスキー1:強炭酸4を氷たっぷりで——甘辛のたれには、すっきりした割りものを
- 🍶 日本酒なら、純米酒を冷やで(10〜15℃)——大根とだしの和の味に寄せるなら
迷ったらビール。揚げ物の答えは、いつもここです。
もう一品、主役がほしい日に
極 牛たん入り背脂餃子
目黒の名店『中華味一』の大将と、10年かけて共同開発した餃子です。大きめに切った牛たんのコリコリした食感と、焼いた瞬間にあふれる背脂と地鶏スープ。冷えたビールのために作りました。
ぴーきちのつぶやき
大根が安い時期に大量に買って、これを作ります。肉だと思って食べた人が驚くのが毎回おもしろいです。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:野菜を揚げると甘くなる(水分が抜けて糖が濃縮する)
ひとことで:揚げると野菜の水分が飛ぶぶん、もともと入っていた糖の濃度が上がる。だから甘く感じる。
詳しく:野菜を揚げると、生のときより明らかに甘く感じます。理由は主に3つあります。
①水分が抜けて糖が濃縮する——大根は約94%が水。揚げることで水分の一部が蒸発すると、残った糖の濃度が相対的に上がります。干し野菜が甘いのと同じ原理です。
②辛味成分が減る——大根の辛味イソチオシアネートは揮発性で、加熱で飛びます。辛味が消えるぶん、甘みが前に出る。
③加熱で糖が生まれる——でんぷんが酵素で分解されて糖になる反応も、加熱の初期に起こります(さつまいもが焼くと甘くなるのと同系統)。そして揚げ物特有の要素として、表面で起こるメイラード反応——糖とアミノ酸が反応して、香ばしい香りと焼き色が生まれます。
この香りが「おいしさ」の印象を強めます。
このレシピでは:だからこの料理は、大きめ(2cm角)に切ります。小さく切ると水分が抜けすぎて、スカスカで甘みも痩せる。大きめなら、外は水分が抜けて甘く香ばしく、中はジューシーなまま——この対比が、大根を肉のように感じさせる正体です。

