⏰ 調理時間10分
🍽 2人分
🍺 にんにく香る・洋風
🧊 作り置き:冷蔵2日OK
📊 1人分(推定):約210kcal/たんぱく質8g・脂質18g・糖質4g
🍽 全量(2人分):約420kcal/たんぱく質16g・脂質36g・糖質8g
ピーマンとベーコンをにんにくで炒めて、粉チーズで締めます。にんにくは冷たい油に入れて弱火から——この順番だけで、香りの出方がまるで変わります。
材料(2人分)
- ピーマン:4個(約140g)
- ベーコン(ブロックまたは厚切り):60g
- にんにく:1かけ(約5g・みじん切り)
- オリーブオイル:大さじ1
- 【A】粉チーズ:大さじ1
- 【A】顆粒コンソメ:小さじ1
- 【A】塩・粗挽き黒こしょう:各少々
作り方
- ピーマンは種を取り、縦に細切りにする(★繊維に沿って切ると、炒めても歯ごたえが残ります)。ベーコンは1cm幅の棒状に。
- フライパンにオリーブオイルとにんにくを一緒に入れてから、弱火にかける(★冷たい油から始めます。理由は下の🔬で)。
- 細かい泡が出て香りが立ったら、ベーコンを加えて中火で1分炒める。
- ピーマンを加え、強めの中火で2分炒める(★長く炒めると色が悪くなります)。
- 火を止めて【A】を加え、余熱で混ぜる(★粉チーズは火にかけたままだと固まってダマになります)。
おいしさのヒミツ
- にんにくは冷たい油から弱火で。熱した油に入れると、香りが出る前に焦げます
- ピーマンは2分まで。それ以上炒めると鮮やかな緑がくすみ、食感も抜けます
- 粉チーズは火を止めてから。加熱するとダマになって、粉のまま残ります
よくある質問
にんにくがすぐ焦げます
熱した油に入れているのが原因です。にんにくは薄く、水分が少ないので一瞬で焦げます。冷たい油と一緒に入れて、弱火でゆっくり温度を上げると、焦げる前に香りだけが油に移ります。焦げたにんにくは苦いので、取り除いて作り直してください。
ベーコンの代わりになるものは?
ウインナー2本・ハム4枚・ちくわ2本などが使えます。ちくわを使う場合は塩気が弱いので、コンソメを小さじ1.5に増やしてください。ツナ缶でも作れますが、その場合はオリーブオイルを小さじ1に減らします。
どのくらい日持ちしますか?
冷蔵で2日ほど。お弁当のすき間おかずに向いています。温め直しはレンジ(600Wで50秒/500Wで1分)ですが、冷たいままでもおいしいので、そのまま詰めて問題ありません。
合うお酒
にんにくとオリーブオイル、粉チーズ。イタリアン寄りの味です。
- 🏆 本命:白ワインは、辛口をよく冷やして(8〜10℃)——にんにくとオリーブオイルの料理は、白ワインの領分です
- 🍺 キンキンに冷えたビール——ベーコンの塩気には炭酸も合います
- 🥂 赤ワインなら、軽めのものを少し冷やして(14〜16℃)——ベーコンの脂に寄せたいときに
迷ったら白ワイン。にんにくの香りが立った日は、こちら側です。
ぴーきちのつぶやき
にんにくを焦がすのが得意技だったのですが、油と一緒に冷たい状態から火にかけるようになってから一度も失敗していません。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:にんにくは冷たい油から(香りを油に移す)
ひとことで:にんにくの香り成分は油に溶ける。低い温度からゆっくり熱すると、焦げる前に香りだけが油へ移る。
詳しく:にんにくを切るとアリシンという香り成分が生まれます(切ったときに酵素が働いて作られる点は、大根やネギの辛味と同じ仕組みです)。このアリシンは油に溶けやすく、水には溶けにくい。だから油と一緒に加熱すると、香りが油全体に広がります——イタリア料理でいう「香りを移す」工程です。
問題は温度。にんにくは薄くて水分が少ないため、高温の油に入れると数十秒で焦げます。しかも焦げたにんにくは苦味だけが強く残り、香りは飛んでいるという最悪の状態になる。だから冷たい油と一緒に入れて、弱火でゆっくり温度を上げる。
細かい泡が静かに出てくる温度帯(100〜130℃あたり)が、香りがいちばん移るゾーンです。色がうっすら色づいたら、そこが上限。
このレシピでは:この料理では、にんにくの香りが移った油が調味料そのものです。塩とコンソメと粉チーズしか使わないので、香りの層がないと味が薄くなる。だから手順2を独立させています——ここを飛ばして全部同時に炒めると、にんにくが焦げるか、香りが出ないかのどちらかになります。
「香りは最初に、油に移す」。ペペロンチーノもアヒージョも、この一手で決まります。

