2人分 火を使わない/作り置き:向きません(当日中に)
1人分(推定):約140kcal/たんぱく質3g・脂質7g・糖質15g
全量(2人分):約270kcal/たんぱく質5g・脂質13g・糖質29g
長芋を切って、梅と塩昆布で和えるだけ。味付けは塩昆布と梅だけで完結します。長芋のシャキシャキに梅の酸味が入ると、いくらでも食べられる箸休めになります。
材料(2人分)
押すと消えます。買い物のときにも使えます。
- 長芋200g(約10cm)
- 梅干し2個(約20g)
- 塩昆布8g
- ごま油大さじ1
- 白いりごま小さじ1
- 小ネギ2本(約10g)
作り方
長芋は皮をむき、1cm角の拍子木切りにする(★角があるほうが塩昆布と梅が絡みます)。
梅干しは種を取って包丁で粗く叩く(★ペースト状にせず、粒が残る程度に。噛んだときに梅に当たる瞬間が要ります)。
ボウルに長芋・梅・塩昆布・ごま油・白いりごまを入れ、さっと2〜3回混ぜる(★長芋は混ぜるほどぬめりが出て、和え衣が糸を引きます)。
器に盛り、小口切りの小ネギを散らす。
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おいしさのヒミツ
- 塩昆布と梅で、塩味・旨味・酸味がそろいます。しょうゆを足す必要がないのはこのため。足すとかえって輪郭がぼやけます
- 梅はしょっぱい昔ながらのタイプを。はちみつ漬けだと甘さが塩昆布とぶつかり、味が定まりません
- 混ぜすぎないことが食感を守る唯一のコツ。長芋は攪拌するほどぬめりが出るので、和えるのは最小限に
叩き割る版|長芋の梅たたき
同じ長芋と梅でも、包丁で切らずに、めん棒で叩き割ると別の料理になります。断面がぎざぎざになるぶん、たれが絡む面積が増えて、味が濃く感じられます。塩昆布のかわりにかつお節を使うのがこちらの版です。

押すと消えます。買い物のときにも使えます。
- 長芋皮をむいて、ポリ袋に入れて叩きます200g
- 梅干し種を取って包丁でたたく2個
- 薄口しょうゆ小さじ1
- みりんレンジ600Wで40秒(煮切り)小さじ1
- かつお節ひとつかみ2.5g
道具 ポリ袋/めん棒(なければびんの底)/ボウル
長芋を皮ごとポリ袋に入れ、めん棒で叩き割る。大小そろわなくて正解です。
梅干しは種を取ってたたき、煮切りみりん→薄口しょうゆの順で合わせる。梅の塩気を、みりんの甘みで先に丸めます。
長芋と和え、最後にかつお節。先に入れると水を吸って、香りが立ちません。
よくある質問
長芋がかゆくなります
皮を厚めにむいてください。かゆみのもとは皮の近くに集まっています。手が触れる前に酢水(水500mlに酢大さじ1)で手を濡らしておくのも有効です。かゆくなってしまったら、酢水で洗うか、40℃くらいのお湯で温めると和らぎます。
梅干しの塩分が気になります
減塩タイプでも作れます。その場合は塩昆布を10gに増やして塩気を補ってください。逆に昔ながらの塩辛い梅を使うなら、塩昆布は6gで十分です。
作り置きできますか?
長芋から水が出るので当日中に。長芋を切って水にさらしておくところまでは前日にできるので、当日は和えるだけになります。
合うお酒
梅の酸味と昆布の旨味。和の味が二重になった、日本酒のための一皿です。
- 🏆 本命:日本酒の純米を、花冷え10℃で——昆布の旨味と米の旨味が同じ方向を向きます。梅の酸味が後口を切ってくれるので、盃が進みます
- 🍺 よく冷えたビール——さっぱりした箸休めとして、どの料理の合間にも
- 🍶 焼酎なら、麦焼酎のロック——梅と焼酎は昔からの相性です
迷ったら日本酒。梅と昆布がそろった時点で、答えは決まっています。
ぴーきちのつぶやき
長芋は1本買うと必ず半分余ります。切り口にラップをして冷蔵庫に入れるのですが、次に見つけるのはたいてい変色してからです。今日もお疲れ様です🍻
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🔬 調理科学ことば:クエン酸(梅の酸っぱさの正体)
ひとことで:梅・レモン・酢に含まれる、あの酸っぱさをつくる成分。
詳しく:梅干しの強烈な酸味は、主にクエン酸によるものです。名前は柑橘(シトラス)に由来しますが、梅にはレモンの2〜3倍のクエン酸が含まれています。この成分にはいくつかの働きがあり、ひとつは唾液の分泌を促すこと——梅を見ただけで口の中が潤うのは、経験と結びついた反応です。
もうひとつが保存性で、酸性の環境では細菌が増えにくくなる。おにぎりに梅を入れる習慣は、味だけでなくこの性質を経験的に使ったものです。さらにクエン酸は体内でエネルギーを取り出す回路(クエン酸回路)の一員でもあり、疲れたときに酸っぱいものが欲しくなるのは理にかなっています。
このレシピでは:梅と塩昆布だけで味が決まるのは、酸味・塩味・旨味という3本柱がそろうからです。しょうゆを足したくなりますが、足すと塩味が二重になって輪郭がぼやける。足りないと感じたときに疑うべきは塩ではなく酸で、梅を半個増やすほうがまとまります。
そしてクエン酸には長芋の変色を遅らせる働きもあります——切った長芋が茶色くなりにくいのは、梅と和えているおかげでもあります。



