ボリューム・ご飯が進む/作り置き:当日中
1人分(推定):約290kcal/たんぱく質22g・脂質19g・糖質7g
全量(2人分):約580kcal/たんぱく質44g・脂質38g・糖質14g
スパムで作るゴーヤーチャンプルー。豆腐をちぎって焼き目をつけるのが、味を含ませるコツです。魚肉ソーセージ版とは別の、しっかり塩気のある一皿。
材料(2人分)
押すと消えます。買い物のときにも使えます。
- スパム70g
- ゴーヤー1/2本
- 木綿豆腐300g(1丁)
- 溶き卵1個分
- にんにく(薄切り)1片分
- 赤唐辛子(輪切り)適量
- サラダ油適量
- かつお節適量
- 【A】みりん大さじ1
- 【A】しょうゆ大さじ1
- 【A】ほんだし小さじ1/2
作り方
スパムは1cm幅の短冊切りにする。ゴーヤーは縦半分に切ってワタを除き、薄切りにし、塩でもんで水洗いする。
木綿豆腐はキッチンペーパーで水気を切る。
フライパンに油を熱し、豆腐を手でちぎって入れ、こんがり焼いていったん取り出す(★ちぎった断面が味を吸います)。
同じフライパンでスパムを焼き、ゴーヤー・にんにく・赤唐辛子を加えて炒め、豆腐を戻す。
【A】を加えて炒め合わせ、溶き卵を回し入れて大きく混ぜる。器に盛り、かつお節を振る。
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おいしさのヒミツ
- 豆腐は包丁で切らずに手でちぎる。断面がでこぼこして、味がよく入ります
- 豆腐は先に焼いて取り出す。最初から一緒に炒めると崩れます
- 卵は最後に、大きく混ぜる。混ぜすぎるとそぼろ状になり、ふんわり感が消えます
よくある質問
ゴーヤーが苦すぎます
ワタをしっかり除き、薄く切って塩もみしてください。スパムと卵の脂・塩気が苦味を包むので、この料理は比較的食べやすいはずです。それでも苦いときは、切ったあと2分ほど下茹でを。
スパムの代わりは?
魚肉ソーセージ、ベーコン、豚バラ肉で作れます。スパムは塩気が非常に強いので、他の食材で作るときは【A】のしょうゆを少し増やしてください。
作り置きできますか?
当日中。豆腐と卵から水が出て、翌日は水っぽくなります。炒めものは作りたてが一番——下ごしらえ(ゴーヤーの塩もみ・豆腐の水切り)だけ前日にしておくと、当日は10分で完成します。
合うお酒
スパムの塩気、ゴーヤーの苦味、かつお節。沖縄の、ご飯にも酒にも合う一皿です。
- 🏆 本命:キンキンに冷えたビール——苦味と塩気には、冷たいビール。沖縄の定番です
- 🍶 焼酎なら、泡盛の水割り(泡盛4:水6)——土地の料理には、土地の酒を
- 🥃 ハイボールは、ウイスキー1:強炭酸4を氷たっぷりで——スパムの脂を切りたい日に
迷ったらビール。ゴーヤーの苦味とビールの苦味は、不思議とぶつかりません。
ぴーきちのつぶやき
豆腐を手でちぎると教わってから、チャンプルーの味が変わりました。包丁で切っていた頃は、いつも味が薄いのが不思議でした。今日もお疲れ様です🍻
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🔬 調理科学ことば:チャンプルーとは(沖縄の言葉で「混ぜこぜにしたもの」)
ひとことで:チャンプルーは特定の料理名ではなく「混ぜこぜ」という意味。豆腐が入っていればチャンプルーになる。
詳しく:「チャンプルー」は沖縄の言葉で「混ぜこぜにしたもの」「ごちゃ混ぜ」を意味します。つまり料理名というより、調理法の呼び方です。ゴーヤーチャンプルー、フーチャンプルー(麸)、ソーミンチャンプルー(そうめん)、マーミナーチャンプルー(もやし)——主役の食材の名前を頭につけて呼びます。
沖縄では伝統的に「豆腐が入っているものをチャンプルー、入っていないものはイリチー(炒め煮)やタシヤー(炒め物)」と区別するという考え方もあります。使われる島豆腐は、本土の木綿豆腐よりさらに硬く水分が少ないのが特徴——だから炒めても崩れず、味をよく吸います。
本土の木綿豆腐で作るときは、しっかり水切りするのが必須です。そしてスパム(ポークランチョンミート)が沖縄料理に定着しているのは、戦後の米軍統治下で流通した歴史的な経緯によるもの。今では沖縄の食文化に完全に組み込まれています。
ちなみに「ちゃんぽん」との語源的な関連を指摘する説もありますが、確定していません。
このレシピでは:この料理で豆腐を手でちぎるのは、断面をでこぼこにするため。包丁で切った平らな面より、ちぎった面のほうが表面積が大きく、たれを吸います。そして先に焼いて取り出すのは、崩さないため——焼き固めた表面が、あとで戻して炒めるときの膜になります。
「豆腐を制する者がチャンプルーを制する」。この料理の主役は、実は豆腐です。



