⏰ 調理時間20分(漬け30分別) 🍽 2人分 🍺 さっぱり 🧊 作り置き:冷蔵3日OK
📊 1人分(推定):約380kcal/たんぱく質35g・脂質12g・糖質28g
🍽 全量(2人分):約760kcal/たんぱく質70g・脂質24g・糖質56g
揚げずに焼いて作る南蛮漬け。焼きたての熱いうちに漬け汁へ入れるのが、味を芯まで入れる最大のコツです。冷蔵3日持つので、多めに作っておけます。
材料(2人分)
- 鶏むね肉:300g
- 片栗粉:大さじ2
- サラダ油:大さじ1
- 新玉ねぎ:1/2個(約100g)
- ピーマン:1個(約30g)
- にんじん:1/4本(約40g)
- 【A】酢:100ml
- 【A】しょうゆ:大さじ4
- 【A】砂糖:大さじ3
- 【A】水:50ml
- 【A】赤唐辛子(輪切り):小さじ1/2
作り方
- 玉ねぎは薄切り、にんじんとピーマンは千切りにする。バットで【A】を混ぜ、切った野菜をすべて入れてなじませておく(★肉を焼く前に、漬け汁を先に用意します)。
- 鶏むね肉は皮を取り、繊維を断つようにそぎ切りにして一口大にする。片栗粉を薄くまんべんなくまぶす(★保水の膜になります)。
- フライパンに油を熱し、両面3〜4分ずつこんがりと焼く。
- 焼きたての熱いうちに、①のバットへ入れる(★ここが最大のコツ。理由は下の🔬で)。
- そのまま30分置く。器に鶏肉と野菜をたっぷり盛る。
おいしさのヒミツ
- そぎ切り+片栗粉で、むね肉がパサつきません。繊維を短く切り、粉の膜で水分を閉じ込める二段構え
- 漬け汁は肉より先に用意。焼き上がってから作ると、肉が冷めてしまいます
- 野菜は生のまま漬け汁へ。加熱しないのでシャキシャキが残り、熱い肉が入ることで少しだけしんなりします
よくある質問
揚げなくていいのですか?
焼くだけで十分です。南蛮漬けは漬け汁が主役なので、揚げても焼いても味の入り方は変わりません。カロリーは焼くほうが1人分で約150kcal下がります。
鶏もも肉でも作れますか?
作れます。もも肉のほうがジューシーですが、脂が漬け汁に溶けて冷えると白く固まります。冷蔵保存するなら、むね肉のほうが向いています。
どのくらい日持ちしますか?
冷蔵で3日。翌日以降のほうが味が染みておいしくなります。酢が入っているので日持ちがよく、作り置きに向いた料理です。
合うお酒
酢の効いたさっぱりした一皿。夏や、疲れた日に向きます。
- 🏆 本命:よく冷えたビール——酸味のある料理と炭酸は、どちらも口をさっぱりさせる方向で揃います
- 🍶 日本酒なら、すっきりした辛口を花冷え10℃で——南蛮酢の酸味に、キレのある酒を
- 🍷 白ワインなら、辛口を8℃で——酢とワインの酸が同じ方向を向きます
迷ったらビール。さっぱりした料理には、冷たい炭酸が合います。
ぴーきちのつぶやき
作った翌日が本番だと分かっているのに、作った日の夜に半分食べています。3日持つと書きながら、2日目までしか経験がありません。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:熱いうちに漬ける(味が入るしくみ)
ひとことで:温度が下がるとき、食材は周りの液体を吸い込む。
詳しく:加熱された食材の内部では、水分が水蒸気になって膨らみ、外へ出ていこうとしています。ところが冷えると逆に体積が縮み、内部の圧力が下がる。このとき、周りに液体があるとその液体が中へ吸い込まれます。「冷めるときに味が入る」と言われるのはこの現象です。おでんや煮物を一度冷ますとおいしくなるのも、マリネや南蛮漬けを熱いうちに漬けるのも、すべて同じ原理。逆に、冷めきった食材を漬けても、この吸い込みは起きません——表面に味がつくだけで、芯までは入らないのです。
このレシピでは:手順4の「熱いうちに」は、この料理でいちばん重要な指示です。焼きたての鶏肉をすぐ漬け汁へ入れることで、冷めていく30分の間ずっと吸い込みが続く。「30分置く」のは待ち時間ではなく、味が入っている時間です。同じ理屈は、ゆで卵の味玉・焼き野菜のマリネ・揚げ浸しにも使えます。「熱いうちに漬ける」と覚えておくと、どの料理でも味の入り方が変わります。

