ワンパン・濃厚/作り置き:当日中(作りたて推奨)
1人分(推定):約700kcal/たんぱく質30g・脂質32g・糖質70g
全量(2人分):約1400kcal/たんぱく質60g・脂質64g・糖質140g
卵黄(温泉卵)は、生食できる期限内の卵を、盛り付ける直前にのせてください。
フライパンひとつで、茹でるところからソースまで。鍋を別に出しません。最大のコツは卵を火にかけないこと——余熱だけでとろみをつけます。
材料(2人分)
押すと消えます。買い物のときにも使えます。
- パスタ(1.6mm)200g
- 明太子2本(約60g)
- バター20g
- 【A・ソース】卵2個
- 【A・ソース】粉チーズ大さじ6
- 【A・ソース】醤油少々
- 【B・ゆで汁】水600ml
- 【B・ゆで汁】塩小さじ1/2
- 【B・ゆで汁】顆粒コンソメ小さじ2
- 【C・仕上げ】卵黄2個
- 【C・仕上げ】粗挽き黒こしょう・粉チーズ各適量
- 刻み海苔お好みで
作り方
明太子は薄皮を除いてボウルに入れ、【A】を加えてよく混ぜ、ソースを作っておく(★先に作らないと、あとで慌てます)。
フライパンに【B】を入れて沸かし、パスタを半分に折らずに入れる(★入りきらなければ、やわらかくなったところで沈めます)。
ときどき混ぜながら、袋の表示時間どおり茹でる(★水分がだんだん減って、最後にとろりとした少量の汁が残る状態が目標です)。
火を止める。30秒待って、フライパンの温度を少し下げる(★ここが最重要。理由は下の🔬で)。
バターを加えて溶かし、【A】のソースを加えて手早く和える。とろみがつくまで混ぜ続ける。
器に盛り、卵黄・黒こしょう・粉チーズ・お好みで刻み海苔をのせる。
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おいしさのヒミツ
- 火を止めて30秒待つ。ここを省くとダマになります
- ゆで汁は捨てない。パスタから出たでんぷんがソースをなめらかにつなぎます
- ソースは先に作っておく。パスタが茹で上がってから作ると、待っている間に伸びます
よくある質問
卵がダマになって炒り卵みたいになります
フライパンが熱すぎます。卵は65〜70℃で固まりはじめるので、火にかけたまま入れると一瞬で固まります。必ず火を止めて、30秒待ってから。それでも心配なら、フライパンを濡れ布巾の上に数秒置いてから和えてください。
明太子がないときは?
たらこ2本で同じように作れます(辛味がないぶんおだやかになるので、黒こしょうを多めに)。明太子もたらこもない場合は、ベーコン60gを炒めて加えると、普通のカルボナーラになります。
作り置きできますか?
作りたてを食べてください。パスタは時間が経つと水分を吸って伸び、卵ソースは冷えると固まります。ソースだけなら冷蔵1日持つので、翌日は茹でるだけにできます。
合うお酒
明太子と卵、粉チーズ。濃厚で塩気の強い一皿です。
- 🏆 本命:白ワインは、辛口をよく冷やして(8〜10℃)——濃厚なクリーム系には、酸のある白でリセットしながら
- 🍺 キンキンに冷えたビール——明太子の塩気と炭酸は素直に合います
- 🥂 スパークリングワインは、辛口をよく冷やして——泡が脂を切るので、最後まで重くなりません
迷ったら白ワイン。濃厚なパスタには、酸のあるものを隣に置くと最後まで食べられます。
ぴーきちのつぶやき
カルボナーラを何度も炒り卵にしてきたのですが、原因は「早く食べたい」という気持ちで火を止めずに卵を入れていたことでした。30秒待つだけの話でした。今日もお疲れ様です🍻
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🔬 調理科学ことば:卵が固まる温度(62〜70℃という細い帯)
ひとことで:卵白は62〜65℃、卵黄は65〜70℃で固まる。この差が温泉卵を生み、この帯を超えるとカルボナーラがダマになる。
詳しく:卵料理の失敗は、ほぼ全部温度の話です。卵のたんぱく質が固まる温度は、卵白が約62〜65℃、卵黄が約65〜70℃。この10℃たらずの差が、卵料理の幅をつくっています。温泉卵は、白身は固まらないが黄身は固まる温度(65〜68℃)を狙って作るもの。
ゆで卵は両方が完全に固まる温度まで上げたもの。そしてカルボナーラは、卵を「固める直前」で止めてとろみだけをもらう料理です。70℃を超えると卵は一気に固まり、しかも縮んで水分を吐き出します——これが「炒り卵になった」「分離した」の正体。
茶碗蒸しにすが入るのも同じ現象です。逆に言えば、この帯より低い温度を保てば、とろとろのまま維持できる。プロが湯煎でソースを作るのは、鍋底の温度が100℃を超えないようにするためです。
このレシピでは:この料理で「火を止めて30秒待つ」を独立した工程にしているのは、フライパンの余熱が100℃以上あるからです。火を止めた直後はまだ熱すぎる。30秒待つと表面温度が下がり、卵がとろみに変わる帯(70℃前後)に入ります。そして混ぜ続けるのも大事——止めると局所的に温度が上がって、そこだけ固まるからです。
「卵は火から下ろして、余熱で」。カルボナーラ・親子丼の仕上げ・かきたま汁・茶碗蒸し——全部この一言で説明がつきます。



