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和風ジンジャーチキン【酢を煮詰めて角を取る】

⏰ 調理時間20分
🍽 2人分
🍺 さっぱり・ごはんが進む
🧊 作り置き:冷蔵3日OK

📊 1人分(推定):約390kcal/たんぱく質22g・脂質25g・糖質16g
🍽 全量(2人分):約780kcal/たんぱく質44g・脂質50g・糖質32g

鶏ももに片栗粉をまぶして焼き、生姜と酢のたれを煮からめます。酢を大さじ2と多めに入れていますが、煮詰めると酸っぱさは残りません。さっぱりしているのに、物足りなくならない味です。

材料(2人分)

  • 鶏もも肉:1枚(約250g)
  • 玉ねぎ:1/4個(約50g・薄切り)
  • 片栗粉:大さじ2
  • サラダ油:大さじ1
  • 塩こしょう:少々
  • 青じそ:4枚(せん切り)
  • 【A】醤油:大さじ1.5
  • 【A】酢:大さじ2
  • 【A】酒:大さじ1
  • 【A】みりん:大さじ1
  • 【A】砂糖:大さじ1
  • 【A】おろし生姜:大さじ1

作り方

  1. 鶏肉はフォークで皮側から数か所刺し、塩こしょうを振る。一口大に切り、片栗粉を薄くまぶす(★厚いとたれが乗りすぎて重くなります)。
  2. 【A】を混ぜ合わせておく。
  3. フライパンに油を熱し、皮目を下にして並べ、動かさずに中火で4分焼く(★触ると皮が縮んで、パリッとしません)。
  4. 裏返して玉ねぎを加え、1分炒める。
  5. 【A】を加え、蓋をして弱めの中火で2分蒸し焼き。
  6. 蓋を取り、中火で1〜2分煮詰める(★ここで酢の角が取れます。理由は下の🔬で)。器に盛り、青じそをのせる。

おいしさのヒミツ

  • 皮目から、動かさずに4分。鶏皮は触らないほどパリッとします
  • 酢は煮詰めてこそ。入れてすぐ火を止めると、ただ酸っぱいだけのたれになります
  • 片栗粉は薄く。たれをまとわせるための膜であって、衣ではありません

よくある質問

酸っぱいのが苦手です

手順6の煮詰めを長めに(2〜3分)してください。酢の酸味成分は加熱で飛ぶので、煮詰めるほどまろやかになります。それでも気になる場合は酢を大さじ1に減らし、砂糖を大さじ1.5に。ただし酢を減らすと日持ちも短くなります。

鶏むね肉でも作れますか?

作れます。1人分でおよそ100kcal下がります。ただしむね肉はパサつきやすいので、そぎ切りにして片栗粉をやや厚めにまぶし、手順3を3分に短縮してください。蒸し焼きの2分で十分火が入ります。

どのくらい日持ちしますか?

冷蔵で3日ほど。酢が入っているぶん、他の照り焼き系より日持ちします。温め直しはレンジ(600Wで1分半/500Wで2分)。青じそは食べる直前にのせてください。

合うお酒

生姜と酢、そして甘辛。さっぱりした和のおかずです。

  • 🏆 本命:日本酒は、冷酒(10〜15℃)で純米酒——酢の酸味と米の旨味が、口の中で並びます
  • 🍺 キンキンに冷えたビール——鶏皮の香ばしさには炭酸も
  • 🍋 レモンサワーは無糖タイプ——たれに酸があるので、甘いサワーだと重なりすぎます

迷ったら冷酒。生姜と酢の料理は、日本酒の側で完成します。

ぴーきちのつぶやき

酢を入れた料理は酸っぱくなると思って避けていたのですが、煮詰めれば別物になると知ってから、たれに酢を入れるのが癖になりました。今日もお疲れ様です🍻

🔬 調理科学ことば:酢は加熱すると角が取れる(酢酸は飛ぶ)

ひとことで:酢の酸っぱさの正体は酢酸。沸点が低いので、加熱すると空気中に飛んでいく。

詳しく:酢の酸味は酢酸という成分によるものです。この酢酸は沸点118℃と比較的低く、しかも水と一緒に蒸発しやすい性質があります。だから煮詰めると、酸っぱさだけが先に減っていく。あとに残るのは、酢に含まれるアミノ酸・有機酸・糖などで、これらがコクや旨味として感じられます

酢豚・南蛮漬け・煮込み料理に酢を使っても酸っぱくならないのは、この現象です。逆に火を止めてから酢を加えると、酸味がまっすぐ立ちます——サラダのドレッシングや酢の物がそうです。つまり酢は「いつ入れるか」で役目が変わる調味料

もうひとつの効能として、酢は肉をやわらかくします——酸がたんぱく質の構造をゆるめ、水分を抱えやすくするためです。さらに細菌の繁殖を抑えるので、酢を使った料理は日持ちがよくなります。

このレシピではこの料理で酢を大さじ2と多めに入れられるのは、最後に煮詰める工程があるからです。手順5で蓋をして蒸し、手順6で蓋を取って煮詰める——この「蓋を取る1〜2分」が、酸味を飛ばしてコクに変える時間。ここを省くと、同じ材料でもただ酸っぱい料理になります

「酸味が欲しければ最後に、コクが欲しければ煮詰める」。酢を使うときは、この二択を先に決めてください。

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