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菜の花とカニカマの中華和え【茹でて氷水・10分】

⏰ 調理時間10分
🍽 2人分
🍺 春の香り・さっぱり
🧊 作り置き:冷蔵2日OK

📊 1人分(推定):約80kcal/たんぱく質8g・脂質4g・糖質4g
🍽 全量(2人分):約160kcal/たんぱく質16g・脂質8g・糖質8g

菜の花を茎から先に茹でて氷水で締め、カニカマと中華だれで和えます。氷水で締めるのは、色を止めるため。ここを省くと、食べるころには緑がくすんでいます。

材料(2人分)

  • 菜の花:1束(約150g)
  • カニカマ:6本(約60g)
  • 塩:小さじ1(茹でる用)
  • 白いりごま:適量
  • 【A】醤油:大さじ1と1/2
  • 【A】ごま油:小さじ1
  • 【A】鶏がらスープの素:小さじ1/2
  • 【A】酢:小さじ1

作り方

  1. 菜の花は根元を少し落とし、茎と葉(つぼみ側)に切り分ける(★太さが違うので、同時に入れると火の通りがそろいません)。
  2. 鍋に湯を沸かし、塩を加える。茎を先に30秒入れ、次に葉を加えてさらに30秒茹でる。
  3. すぐに氷水にとって冷やし、水気をしっかり絞る(★色止めの工程です。理由は下の🔬で)。4cm長さに切る。
  4. カニカマは手で細く割く(★包丁で切るより繊維がほぐれて、たれが絡みます)。
  5. ボウルで【A】を混ぜ、菜の花とカニカマを加えて和える。白ごまを散らす。

おいしさのヒミツ

  • 茎が先、葉が後。同時だと、茎が硬いのに葉はくたくたになります
  • 氷水は必ず用意しておく。茹で上がってから作っていると間に合いません
  • 絞りはしっかり。菜の花は水を含みやすく、残っているとたれが薄まります

よくある質問

菜の花の苦味が強いです

茹で時間を少し延ばす(茎45秒・葉45秒)と苦味は減ります。ただし菜の花の苦味は持ち味でもあるので、消しすぎない方向をおすすめします。苦味が苦手な家族がいる場合は、マヨネーズ小さじ1をたれに足すと、油分が苦味を包んで食べやすくなります。

菜の花が手に入らない季節は?

小松菜・ほうれん草・アスパラ・ブロッコリーで同じ作り方ができます。ほうれん草の場合はアクがあるので茹で時間を30秒にして、冷水にしっかりさらしてください。

どのくらい日持ちしますか?

冷蔵で2日ほど。色は当日がいちばん鮮やかです。翌日以降は少しくすみますが味は変わりません。冷たいままでおいしいので温め直しは不要です。

合うお酒

菜の花のほろ苦さと、ごま油の香り。春の和え物です。

  • 🏆 本命:日本酒は、冷酒(10〜15℃)で純米酒——菜の花のほろ苦さは、日本酒がいちばん受け止めてくれます
  • 🍺 キンキンに冷えたビール——苦味には炭酸という組み合わせも成立します
  • 🍋 レモンサワーは無糖タイプ——さっぱりした和え物には、甘くない酒を

迷ったら冷酒。ほろ苦い春の野菜は、日本酒の隣がいちばん似合います。

ぴーきちのつぶやき

菜の花を茹でて放置していたら、緑がくすんで茶色っぽくなっていたことがあります。氷水を用意しておくだけの話でした。今日もお疲れ様です🍻

🔬 調理科学ことば:青菜の色止め(緑が茶色くなる理由)

ひとことで:緑の色素は加熱に弱い。短時間で茹でて、すぐ冷やして加熱を止めると鮮やかなまま残る。

詳しく:野菜の緑はクロロフィル(葉緑素)という色素の色です。この色素は熱と酸に弱い。長く加熱するとクロロフィルが分解して、黄褐色の別の物質に変わってしまいます——これが「茹ですぎた青菜がくすむ」現象の正体です。しかも厄介なことに、野菜自身が持つ有機酸が茹で汁に溶け出して酸性に傾くと、変色がさらに進む。

対策は3つあります。

①短時間で茹でる——加熱時間そのものを減らす。

②たっぷりの湯で——少ない湯だと酸が濃くなり、温度も下がります。

③茹でたらすぐ冷やす——鍋から上げても余熱で火は入り続けるので、氷水で一気に止める。塩を入れて茹でるのも色に効きます(塩に含まれるナトリウムがクロロフィルを安定させると言われます)。ちなみに蓋をせずに茹でるのも定番の作法で、酸を含んだ蒸気を逃がすためです。

このレシピではこの料理は和え物なので、色がそのまま見た目のすべてです茎30秒+葉30秒という短さも、氷水に取るのも、全部この色を守るため。そして「氷水は茹でる前に用意しておく」——茹で上がってから氷を出していると、その数十秒で余熱が進みます。

「青菜はたっぷりの湯で、短く、すぐ冷やす」。ほうれん草でもブロッコリーでもいんげんでも、緑を残したいときは全部これです。

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