火を使わない・薬味たっぷり/作り置き:当日中
1人分(推定):約80kcal/たんぱく質2g・脂質3g・糖質8g
全量(2人分):約160kcal/たんぱく質4g・脂質6g・糖質16g
トマトを切って、みょうがと生姜を効かせた甘酢だれをかけるだけ。火を使いません。トマトは完熟しているほどおいしくなるので、買ってからの置き方だけ気をつけてください。
材料(2人分)
押すと消えます。買い物のときにも使えます。
- トマト2個(約300g)
- みょうが1本(小口切り)
- 小ネギ(小口切り)適量
- 【A】酢大さじ2
- 【A】醤油大さじ1
- 【A】砂糖大さじ1/2
- 【A】ごま油大さじ1/2
- 【A】おろし生姜小さじ1
- 【A】おろしにんにく小さじ1/2
作り方
トマトはヘタを取り、1.5cm厚さの半月切りにして器に並べる(★くし切りより断面が広く、たれが乗ります)。
みょうがと小ネギは、たれをかける直前に切る(★香りは切った瞬間から逃げます)。
ボウルで【A】を混ぜ、砂糖が溶けるまで混ぜる。
みょうがと小ネギを【A】に加えて混ぜ、トマトの上からたっぷりかける。
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おいしさのヒミツ
- 薬味は直前に切る。先に切って置くと香りが半分になります
- たれは混ぜ込まずに上からかける。トマトから水が出る前に食べきる形です
- トマトは冷やしすぎない。冷たすぎると旨味を感じにくくなります(食べる30分前に冷蔵庫から出すと良い)
よくある質問
トマトが酸っぱいだけで甘くありません
完熟していない可能性が高いです。青みが残っているトマトは、常温に置くと数日で赤く熟します(理由は下の🔬で)。冷蔵庫に入れると熟成が止まるので、赤くなるまでは常温、赤くなったら冷蔵、という順番にしてください。
みょうがが手に入りません
大葉5枚のせん切り・長ねぎのみじん切り・生姜を大さじ1に増やすなどで代用できます。薬味が主役の料理なので、何かしら香りのあるものは入れてください。
作り置きできますか?
当日中、できればかけてすぐです。トマトから水が出てたれが薄まります。たれだけなら冷蔵3日(薬味は抜いて)持つので、食べる直前に薬味を刻んで足す形にすると便利です。
合うお酒
酢と生姜、みょうがの香り。冷たくてさっぱりした一皿です。
- 🏆 本命:日本酒は、冷酒(10〜15℃)で純米酒——薬味と酢の効いた前菜は、日本酒の得意分野です
- 🍺 キンキンに冷えたビール——最初の一品として出すなら炭酸も
- 🍋 レモンサワーは無糖タイプ——たれに酸があるので、甘くない酒のほうが揃います
迷ったら冷酒。夏場、これを最初に出すと食卓が涼しくなります。
ぴーきちのつぶやき
トマトを冷蔵庫に入れっぱなしにして「今年のトマトは甘くないな」と毎年思っていたのですが、原因は自分の保存方法でした。今日もお疲れ様です🍻
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🔬 調理科学ことば:トマトは追熟する(冷蔵庫に入れる時期)
ひとことで:トマトは収穫後も熟し続ける果実。赤くなるまでは常温、赤くなったら冷蔵が正解。
詳しく:果物や果菜には、収穫後も熟成が進むもの(追熟する)と、進まないものがあります。トマト・バナナ・アボカド・メロン・キウイは追熟する側。これらはエチレンという植物ホルモンを自分で出し、それが引き金になってでんぷんが糖に変わり、酸が減り、色素が作られます。
トマトの場合、追熟が進むと赤い色素(リコピン)が増え、うま味成分のグルタミン酸も増加します——完熟トマトが甘く感じ、味が濃いのはこのため。ここで重要なのが温度。エチレンの働きは低温で止まります。だから青いうちに冷蔵庫へ入れると、そこで熟成が止まり、いつまでも酸っぱいまま。
しかもトマトは低温に弱く、長く冷やすと風味が落ちます(低温障害)。正しい順番は「赤くなるまで常温(風通しのいい場所)→赤くなったら冷蔵で保存」。りんごやバナナと一緒に置くと、そのエチレンで追熟が早まります。逆にいちご・ぶどう・柑橘は追熟しないので、買った時点の状態がすべて。
すぐ冷蔵してください。
このレシピでは:この料理はトマトが主役で、火も入れないので、素材の完熟度がそのまま味になります。酸っぱいだけのトマトは、たれをどう工夫しても甘くなりません。そして「食べる30分前に冷蔵庫から出す」のも効きます——冷たすぎると甘味と旨味を感じにくくなる(苦味と甘味は体温付近でいちばん強く感じる、という話の裏返しです)。
「追熟するものは常温で待ち、しないものはすぐ冷やす」。買い物のあとの一手間で、味がはっきり変わります。



