⏰ 調理時間10分
🍽 2人分
🍺 基本・お弁当向き
🧊 作り置き:冷蔵2日OK
📊 1人分(推定):約180kcal/たんぱく質12g・脂質12g・糖質3g
🍽 全量(2人分):約360kcal/たんぱく質24g・脂質24g・糖質6g
卵に調味料を混ぜて巻くだけ。火加減がすべての料理です。砂糖が入っているので、強火だと巻く前に焦げます——弱めの中火を保ってください。
材料(2人分)
- 卵:4個
- サラダ油:適量
- 大根おろし:適量(お好みで)
- 【A】砂糖:小さじ1
- 【A】みりん:小さじ1
- 【A】醤油:小さじ1
- 【A】塩:ひとつまみ
- 【A】水:大さじ2
作り方
- ボウルに卵を割り入れ、菜箸を立てて、白身を切るように混ぜる(★泡立てないこと。泡が入るとすが立ちます)。【A】を加えて混ぜる。
- 卵焼き器を弱めの中火で熱し、油をキッチンペーパーで薄くのばす(★理由は下の🔬で)。
- 卵液の1/3を流し入れ、全体に広げる。表面が半熟のうちに、奥から手前へ巻く。
- 巻いた卵を奥へ寄せ、空いたところに油をのばして、残りの卵液の半量を流す。巻いた卵の下にも流し込み、同じように巻く。
- 残りも同様に巻き、形を整えて火を止める。
- 粗熱が取れたら切り分け、お好みで大根おろしを添える。
おいしさのヒミツ
- 卵は泡立てない。菜箸を立てて、白身を切るように混ぜます
- 火は弱めの中火。砂糖入りは焦げやすいので、思っているより弱めで
- 半熟のうちに巻く。完全に固まってから巻くと、層の間で割れます
よくある質問
きれいに巻けません
火が強すぎるのがほぼ原因です。底が固まっても、表面がまだ半熟——この状態で巻き始めてください。丸いフライパンでも作れます(形は少し崩れますが、味は同じです)。
だし巻きにしたい
水大さじ2を、だし汁大さじ4に増やしてください(そのぶん砂糖を抜きます)。水分が増えるほどやわらかく、巻きにくくなるので、片栗粉を小さじ1/2混ぜると安定します。
どのくらい日持ちしますか?
冷蔵で2日ほど。お弁当の定番です。完全に冷ましてから切ると、断面がきれいになります。冷たいままでもおいしいので、温め直しは不要です。
合うお酒
だしと卵のやさしい味。和食の基本の一品です。
- 🏆 本命:日本酒は、冷酒(10〜15℃)で純米酒——卵焼きと日本酒は、居酒屋の定番の並びです
- 🍺 キンキンに冷えたビール——最初の一品として出すなら炭酸も
- 🍶 焼酎なら、麦焼酎のお湯割り(焼酎6:お湯4)——やさしい味には、穏やかな酒を
迷ったら冷酒。卵焼きと日本酒だけで、一杯やれます。
ぴーきちのつぶやき
卵焼きは何百回作っても毎回少し形が違うのが面白くて、いまだに飽きません。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:砂糖入りの卵焼きが焦げやすい理由
ひとことで:砂糖は160℃くらいから色づいて焦げ始める。卵が固まる温度よりずっと高いので、火加減の余裕が少ない。
詳しく:卵焼きの火加減が難しいのは、2つの温度がせめぎ合っているからです。
①卵が固まる温度=62〜70℃。
②砂糖が色づき始める温度=160℃前後。フライパンの表面温度は簡単に180℃を超えるので、「卵は固まったが、底は焦げていない」という状態を保てる範囲が意外と狭い。砂糖なしの卵焼きなら、少し強火でも大丈夫ですが、砂糖が入ると一気に難易度が上がります(甘い卵焼きが茶色くなりやすいのはこのため)。
対策は3つ。
①火を弱めの中火に保つ。
②油を薄くのばす——多いと温度が上がりすぎ、少ないと焦げつく。キッチンペーパーで塗るのがちょうどいい。
③卵液を薄く広げて、短時間で火を通す。また「泡立てない」のも大事——泡は熱を伝えにくく、そこだけ火の通りが遅れて、すが立つ原因になります。だから菜箸を立てて、白身を切るように混ぜるのが正解です。
このレシピでは:この料理は砂糖小さじ1と控えめですが、それでも火加減の余裕は大きくありません。「弱めの中火」を最初から最後まで保つのが、失敗しない唯一のコツです。そして油をキッチンペーパーで薄くのばす——毎回この作業を挟むことで、温度も一定に保たれます。
「甘いものを焼くときは、火を弱く」。ホットケーキも、みたらし団子も、照り焼きも、同じです。

