⏰ 調理時間20分
🍽 2人分
🍺 具だくさん・体が温まる
🧊 作り置き:冷蔵3日OK
📊 1人分(推定):約390kcal/たんぱく質16g・脂質30g・糖質12g
🍽 全量(2人分):約780kcal/たんぱく質32g・脂質60g・糖質24g
ごぼうも里芋も使わない、キャベツの豚汁です。冷蔵庫にあるものだけで作れます。キャベツは煮ると甘くなるので、だしが薄くても味が決まります。
材料(2人分)
- 豚バラ薄切り肉:150g
- キャベツ:1/6玉(約150g)
- 玉ねぎ:1/2個(約100g)
- にんじん:1/3本(約50g)
- 生姜:5g(せん切り)
- ごま油:小さじ1
- 味噌:大さじ2
- 小ネギ(小口切り):適量
- 【A】水:400ml
- 【A】酒:大さじ1
- 【A】めんつゆ(2倍濃縮):大さじ1
- 【A】顆粒和風だし:小さじ1
作り方
- 豚バラは5cm幅、キャベツはざく切り、玉ねぎは薄切り、にんじんは薄いいちょう切りにする。
- 鍋にごま油を熱し、豚バラを中火で2分炒める(★脂を出します。この脂が汁のコクになります)。
- 残りの野菜と生姜を加えて2分炒める。
- 【A】を加えて煮立て、弱めの中火で10分、全体がやわらかくなるまで煮る。
- 火を止めてから味噌を溶く(★煮立てると香りが飛びます)。器に盛り、小ネギを散らす。
おいしさのヒミツ
- 豚バラを先に炒める。出た脂が、だしのコクになります
- 味噌は火を止めてから。煮立てると香りが飛んで、ただしょっぱくなります
- キャベツは煮込む。シャキシャキを残さず、甘みを出します
よくある質問
だしの素がないときは?
かつお節をひとつかみ、そのまま入れてください(食べられます)。煮干しを2〜3本入れるのも手軽です。豚バラの脂と味噌があれば、だしがなくてもある程度は成立します(下の🔬で)。
具を増やしたい
大根・ごぼう・里芋・こんにゃく・厚揚げなど。火の通りにくいもの(大根・ごぼう・里芋)は、他の野菜より5分早く入れてください。具を増やしたら、味噌も大さじ2.5に増やします。
どのくらい日持ちしますか?
冷蔵で3日ほど。翌日のほうが味がなじみます。温め直しは弱火で——煮立てると味噌の香りが飛びます。冷凍なら3週間持ちます。
合うお酒
味噌と豚バラ、生姜。体の温まる汁物です。
- 🏆 本命:日本酒は、ぬる燗(40℃前後)で純米酒——味噌と燗酒は、どちらも麹から生まれたもの同士です
- 🍺 キンキンに冷えたビール——豚バラの脂を炭酸で切りたいときに
- 🍶 焼酎なら、芋焼酎のお湯割り(焼酎6:お湯4)——温かい汁物には温かい酒
迷ったらぬる燗。豚汁と燗酒は、寒い日の完成された組み合わせです。
ぴーきちのつぶやき
ごぼうを買い忘れた日にキャベツで作ったら、こちらのほうが甘くて好きになりました。豚汁の具に決まりはないと知りました。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:和風だしの3系統(かつお・昆布・煮干し)
ひとことで:和食のだしは、かつお節・昆布・煮干しの3つが基本。それぞれ違ううま味成分を持っている。
詳しく:和風だしは大きく3系統あり、それぞれ違ううま味成分を持っています。
①かつお節=イノシン酸。香りが華やかで、上品。短時間で取れる(沸騰後に入れて1分ほど)。吸い物、茶碗蒸し、うどんつゆ。
②昆布=グルタミン酸。香りは控えめだが、深い旨味。水に浸して低温でゆっくり(沸騰させるとぬめりとえぐみが出る)。湯豆腐、煮物。
③煮干し(いりこ)=イノシン酸。力強く、魚の風味がはっきり。頭とはらわたを取ると、えぐみが減る。味噌汁、うどん(西日本)。そして最強なのが「かつお+昆布」の合わせだし——系統の違ううま味が重なって、数倍に感じられます(うま味の相乗効果)。
市販の「和風だしの素」は、この合わせだしを粉末にしたもので、塩分も含まれているのが普通です。だから「だしの素を使ったら、塩や味噌は控えめに」が基本になります。
このレシピでは:この料理には、だしの素以外にも「だし」が複数入っています。豚バラの脂とゼラチン、めんつゆ(かつおと昆布の合わせだし)、味噌(大豆のグルタミン酸)。つまり、だしの素がなくてもかなり成立する構成です。「豚汁のだしは、豚肉自身がかなり担っている」——だから最初に炒めて脂を出すのが、この料理の骨格になっています。

