⏰ 調理時間10分
🍽 2人分
🍺 断面カリカリ
🧊 作り置き:向きません(当日中に)
📊 1人分(推定):約160kcal/たんぱく質11g・脂質11g・糖質3g
🍽 全量(2人分):約320kcal/たんぱく質22g・脂質22g・糖質5g
つぶして、卵にくぐらせて、粉チーズで焼く。それだけでブロッコリーが別の野菜になります。つぶすのは食べやすくするためではなく、焼き面を増やすため。断面のカリカリと、中のホクホクが同時に来ます。
材料(2人分)
- ブロッコリー:1株(約250g)
- 溶き卵:1個分
- 粉チーズ:大さじ2
- オリーブオイル:大さじ1
- 塩こしょう:少々
- 粗挽きブラックペッパー:小さじ1/4(たっぷりめに)
作り方
- ブロッコリーは小房に分け、耐熱皿に並べてふんわりラップをし、電子レンジ(600W)で2〜3分加熱する(500Wなら3〜4分)。
- 粗熱が取れたら、コップの底などで上から押してつぶす(★厚みが半分になるくらいが目安。バラバラに崩れても問題ありません。むしろ平らな面が増えるほど、次の工程で焼き色がつきます)。
- 塩こしょうを振り、溶き卵に全体をくぐらせる。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、ブロッコリーを並べる。並べたら1分半は動かさない(★触ると卵の衣がはがれます)。粉チーズを振り、返してもう片面にも振って焼く。
- 器に盛り、ブラックペッパーを多めに挽く。
おいしさのヒミツ
- ブロッコリーのつぼみの部分は無数の凹凸のかたまり。つぶして平らにすると、その凹凸がぜんぶフライパンに触れて、一気に香ばしくなります
- 粉チーズは両面に振るのがポイント。焼けたチーズが薄いせんべい状になって、ブロッコリーに貼りつきます
- レンジ加熱は2〜3分で十分です。長くかけるとつぶした時に水が出て、焼き色がつきにくくなります
よくある質問
冷凍ブロッコリーでも作れますか?
作れます。解凍してから水気をしっかり拭いてください。水分が残っていると卵の衣が流れ、焼き色もつきません。
粉チーズの代わりは?
ピザ用チーズでも作れます。その場合は溶けて広がるので、フライパンに直接ひとつまみ置いて、その上にブロッコリーを乗せると貼りつきやすくなります。
作り置きできますか?
衣がしけって食感が落ちるので当日中がおすすめです。ブロッコリーをレンジで加熱してつぶすところまでは前日にやっておけるので、その分だけ当日は楽になります。
合うお酒
チーズの香ばしさと卵のまろやかさ。青みのある野菜なので、お酒も軽やかなものが合います。
- 🏆 本命:よく冷えたビール(ピルスナー)——焼けたチーズの塩気とホップの苦みは鉄板の組み合わせ。1杯目に出したい一皿です
- 🍷 白ワインなら、樽を使わない爽やかな辛口を8℃で——ブロッコリーの青い風味と白ワインの酸が同じ方向を向きます
- 🥃 ハイボールは、ウイスキー1:強炭酸4——チーズとオイルの余韻を炭酸が切ってくれます
迷ったらビール。焼いたチーズにはこれが一番わかりやすく合います。
ぴーきちのつぶやき
これを出すと、妻がまずブロッコリーだと気づきません。「何これ」と言いながら手が伸びていくのを見るのが、地味に毎回うれしいです。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:卵衣(ピカタ)
ひとことで:卵をまとわせて焼く、食材を守りながら香ばしくする衣。
詳しく:卵のたんぱく質は加熱されると、ばらばらだった分子どうしが手をつないで網目状の膜を作ります。これが食材の表面を覆うと、内側の水分と香りが逃げにくくなる。イタリア料理のピカタ、和食の卵とじ、とんかつのパン粉を留める卵——どれも同じ原理を使っています。
さらに卵はそれ自体が香ばしく焼ける素材でもあります。守るはたらきと、香りを足すはたらきを一枚で兼ねているのが、卵衣が世界中で使われている理由です。小麦粉やパン粉の衣と違い、糖質をほとんど足さずにこれができるのも特徴。
このレシピでは:ブロッコリーは加熱すると水分が抜けやすい野菜ですが、卵の膜がそれを押しとどめます。中がホクホクのまま、外だけがカリッと焼けるのはこのおかげ。並べてから1分半動かさないのは、膜が固まりきる前に触るとはがれてしまうからです。
焼き色がつくまで待つ、というより「膜が固まるまで待つ」と考えると、失敗しにくくなります。

