⏰ 調理時間15分 🍽 2人分 🍺 とろとろ・白米泥棒 🧊 作り置き:冷蔵3日OK
📊 1人分(推定):約190kcal/たんぱく質3g・脂質10g・糖質20g
🍽 全量(2人分):約380kcal/たんぱく質6g・脂質20g・糖質40g
ナスをスティック状に切って、片栗粉をまぶして揚げ焼きに。そこへ甘酢だれを絡めます。衣がたれを抱えるので、少ない調味料でもしっかり味がのります。
材料(2人分)
- ナス:2本(約160g)
- 片栗粉:大さじ2
- 揚げ油(サラダ油):大さじ4
- 白いりごま:適量
- 【A】醤油:大さじ2
- 【A】酒:大さじ1
- 【A】みりん:大さじ1
- 【A】酢:大さじ1
- 【A】砂糖:大さじ1
- 【A】豆板醤:小さじ1/2
- 【A】おろしにんにく:小さじ1/2
作り方
- ナスはヘタを落とし、食べやすいスティック状に切って水に5分さらす。
- キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取ってから、片栗粉を全体に薄くまぶす(★水が残ると油がはね、衣もはがれます)。
- フライパンに油を熱し、ナスを並べて中火で片面2分ずつ、こんがりするまで揚げ焼きにする。
- 余分な油をキッチンペーパーで拭き取る(★これをしないと、たれが油に浮いて絡みません)。
- 【A】を混ぜて加え、中火で1分、とろみが出て全体に絡むまで煮からめる。器に盛り、白ごまを振る。
おいしさのヒミツ
- 片栗粉は薄く。厚いとだんご状になり、揚げ焼きのカリッと感が出ません
- 揚げたあと油を拭く。ここを飛ばすと、たれが乳化せずに分離します
- たれは最後に1分だけ。長く煮ると酢の酸味が飛びすぎて、ただ甘くなります
よくある質問
油をもっと減らせますか?
大さじ2まで減らせます。その場合はナスを切ったあと、レンジ600Wで2分加熱してから片栗粉をまぶすと、少ない油でも中まで火が通ります。ただし食感は少しやわらかくなります。
辛くしたくない
豆板醤を抜いてください。甘酢だけでも十分成立します。逆に辛くしたい場合は豆板醤を小さじ1まで、または仕上げにラー油を。子どもと分けるなら、豆板醤なしで作って大人の分だけラー油をかける形が楽です。
どのくらい日持ちしますか?
冷蔵で3日ほど。酢が入っているぶん、他のナス料理より日持ちします(理由は下の🔬で)。翌日は味が染みてさらにおいしいタイプ。冷たいままでも、レンジ600Wで1分温めても大丈夫です。
合うお酒
甘酢とにんにく、豆板醤のピリ辛。ごはんにも酒にも寄れる味です。
- 🏆 本命:キンキンに冷えたビール——揚げ焼きの油とにんにくには、冷たい炭酸
- 🥃 ハイボールは、ウイスキー1:強炭酸4——甘酢の甘さを流したいときに
- 🍋 レモンサワーは無糖タイプ——たれに砂糖が入っているので、酒は甘くないほうが締まります
迷ったらビール。揚げ焼きのナスと甘酢は、そのための組み合わせです。
もう一品、主役がほしい日に
極 牛たん入り背脂餃子
目黒の名店『中華味一』の大将と、10年かけて共同開発した餃子です。大きめに切った牛たんのコリコリした食感と、焼いた瞬間にあふれる背脂と地鶏スープ。冷えたビールのために作りました。
ぴーきちのつぶやき
ナスは焼くか煮るかしか思いつかなかったのですが、片栗粉をまぶして揚げ焼きにするとこうなると知って、レパートリーが一気に増えました。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:甘酢と日持ち(酸が菌を増えにくくする)
ひとことで:酢を使った料理が日持ちするのは、酸性の環境では食中毒菌が増えにくいから。
詳しく:食べものが傷むのは、細菌が増えて分解が進むからです。この細菌には増えやすい酸性度の範囲があり、多くの食中毒菌は中性付近(pH6〜8)を好み、pH4.5を下回るとほとんど増えられなくなります。酢の主成分である酢酸は、食品を一気にこの範囲へ押し下げる。だから酢を使った料理は日持ちする——ピクルス、南蛮漬け、酢の物、マリネ、寿司飯。「酢=保存食の原型」と言っていいくらいです。同じ働きをするものが他にもあります。①塩・砂糖(浸透圧で菌から水を奪う)=漬物・ジャム・塩鮭。②アルコール=酒粕漬け。③乾燥(水分そのものを減らす)=干物・乾物。昔ながらの保存食は、この4つのどれかを使っています。ただし酢を入れれば無限に持つわけではありません——たれが薄まったり、具から水が出たりすれば酸性度は上がるので、あくまで「他より少し長い」程度に考えてください。
このレシピでは:この料理が「冷蔵3日」と、他のナス料理より長く持つのは、たれに酢が入っているからです。そして酢は味の面でも効いています——砂糖と醤油だけだと重くなるところを、酸が締める。「日持ちさせたい作り置きには、酢を小さじ1でも入れる」——南蛮漬け・マリネ・きんぴらまで、この一手で保存期間が変わります。

