⏰ 調理時間5分
🍽 2人分
🍺 包丁いらず・レンジだけ
🧊 作り置き:当日中
📊 1人分(推定):約250kcal/たんぱく質22g・脂質16g・糖質6g
🍽 全量(2人分):約500kcal/たんぱく質44g・脂質32g・糖質12g
もやしをレンジで加熱して、サバ缶と和えるだけ。包丁を使いません。ポイントは缶汁を捨てないこと——サバの体にいい脂は、汁のほうに溶け出しているからです。
材料(2人分)
- もやし:1袋(約200g)
- サバ水煮缶:1缶(190g・汁ごと)
- 食べるラー油:大さじ1
- 青ネギ(小口切り):適量
- 白いりごま:適量
- 【A】ごま油:大さじ1
- 【A】鶏がらスープの素:小さじ1
- 【A】醤油:小さじ1
- 【A】おろしにんにく:小さじ1/2
作り方
- もやしを耐熱容器に入れ、ふんわりラップをしてレンジ600Wで3分(500Wなら3分半)加熱する。
- 出た水を必ず捨てる(★ここを残すと味が薄まります。もやしは見た目より水を持っています)。
- ボウルにもやし・サバ缶を汁ごと・【A】を入れ、サバをほぐしながら混ぜる。
- 器に盛り、食べるラー油を中央にのせ、青ネギと白ごまを散らす。
おいしさのヒミツ
- 缶汁は捨てない。栄養も旨味も汁に出ています(下の🔬で)
- もやしの水は捨てる。缶汁は入れて、もやしの水は捨てる——ここを逆にすると味がぼやけます
- サバは大きめにほぐす。細かくすると全体が同じ食感になって、食べごたえが消えます
よくある質問
サバ缶の匂いが気になります
おろし生姜を小さじ1加えてください。生姜の香り成分が魚の匂いをやわらげます。レモン汁小さじ1も効果的です(酸が匂いのもとを抑えます)。それでも気になる場合は味噌煮缶に替えると、味噌が匂いを覆ってくれます。
もやしが水っぽくなります
加熱後の水を捨てているかを確認してください。それでも気になる場合は、レンジのあとキッチンペーパーで軽く押さえると確実です。加熱しすぎもしなびる原因なので、600Wで3分を超えないようにしてください。
作り置きできますか?
当日中です。もやしから水が出続けるので、翌日は水っぽくなります。もやしを加熱して水を切っておくところまでを前日にやり、食べる直前にサバと和えるのがおすすめです。
合うお酒
ごま油とにんにく、ラー油。しっかりした韓国風の味です。
- 🏆 本命:キンキンに冷えたビール——にんにくとラー油には炭酸
- 🍶 焼酎なら、麦焼酎のソーダ割り(焼酎1:炭酸3)——青魚の脂には、すっきりした蒸留酒が合います
- 🍋 レモンサワーは無糖でレモン多め——レモンを搾ると魚の匂いも一緒に締まります
迷ったらビール。もやしとサバ缶という組み合わせは、そもそもビールのための一皿です。
もう一品、主役がほしい日に
極 牛たん入り背脂餃子
目黒の名店『中華味一』の大将と、10年かけて共同開発した餃子です。大きめに切った牛たんのコリコリした食感と、焼いた瞬間にあふれる背脂と地鶏スープ。冷えたビールのために作りました。
ぴーきちのつぶやき
サバ缶の汁を長いこと流しに捨てていたのですが、あそこに一番いいものが溶けていると知って以来、一滴も捨てていません。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:サバ缶の汁(脂に溶けた成分は汁に出る)
ひとことで:DHA・EPAは脂に溶ける成分。缶の中では汁のほうへ流れ出ているので、汁を捨てると一番いい部分を捨てることになる。
詳しく:サバなど青魚の脂にはDHA・EPAという脂肪酸が多く含まれます。缶詰は高温高圧で長時間加熱して作られるため、その過程で身の脂が汁のほうへかなり溶け出します。研究によっては缶汁を捨てると、DHA・EPAの2〜3割を失うとされます。
溶け出しているのは脂だけではありません。骨から溶けたカルシウムや、旨味成分のイノシン酸も汁に移っています。つまり缶汁は「余分な水」ではなく「濃縮されただし」です。もうひとつ知っておくとよいのがDHA・EPAは熱と空気に弱いこと。
長時間の加熱や、開封して放置すると劣化します。だから缶詰は「和えるだけ」の料理と相性がいい——すでに火が通っているので、それ以上加熱しないほうが栄養面でも有利なのです。
このレシピでは:この料理で「缶汁は入れる/もやしの水は捨てる」と使い分けているのは、片方が旨味で、片方がただの水だからです。見た目はどちらも液体ですが、中身がまったく違う。そして加熱しないことも理にかなっています——もやしだけレンジにかけ、サバは和えるだけ。
これでDHA・EPAをほとんど損なわずに食べられます。「缶汁は捨てない、加熱しすぎない」。サバ缶料理の共通ルールです。

