⏰ 調理時間15分
🍽 2人分
🍺 なめらか・とろとろ
🧊 作り置き:冷蔵2日OK
📊 1人分(推定):約240kcal/たんぱく質16g・脂質14g・糖質14g
🍽 全量(2人分):約470kcal/たんぱく質32g・脂質28g・糖質28g
だし巻き卵に、すりおろした長芋をかけます。温かい卵と冷たいとろろという温度差と、ふわふわととろとろという食感の対比が持ち味です。
材料(2人分)
- 卵:4個
- 長芋:100g
- 小ネギ(小口切り):適量
- サラダ油:適量
- 刻み海苔:お好みで
- 【A】だし汁:1/2カップ(100ml)
- 【A】醤油:小さじ2
- 【A】みりん:小さじ2
- 【A】砂糖:小さじ1
- 【A】塩:ひとつまみ
作り方
- ボウルに卵を割り、菜箸を立てて白身を切るように混ぜる。【A】を加えて混ぜる。
- ざるで卵液を濾す(★理由は下の🔬で。この一手でなめらかになります)。
- 卵焼き器を弱めの中火で熱し、油を薄くのばす。卵液の1/4を流して広げ、半熟のうちに奥から手前へ巻く。
- 油をのばして卵液の1/4を流し、巻いた卵の下にも流し込んで巻く。残りも同様に。
- 長芋は皮をむいてすりおろす。
- 卵焼きを切り分けて器に盛り、とろろをかけて、小ネギとお好みで刻み海苔を散らす。
おいしさのヒミツ
- 卵液を濾す。ひと手間ですが、断面のなめらかさが変わります
- だしが多いのでやわらかい。弱めの中火で、焦らず巻きます
- とろろは食べる直前に。時間が経つと変色し、水も出ます
よくある質問
卵液を濾すのは面倒です
省いても作れます。ただし白身のコシとカラザ(黄身を支える白いひも)が残るので、断面に筋が入ります。ざるに通すだけなので10秒——見栄えを気にする日だけでも試してみてください。
やわらかくて巻けません
だしを大さじ2減らしてください。それでも難しければ片栗粉を小さじ1/2混ぜると安定します。火が強すぎるのも原因なので、弱めの中火を保ってください。
どのくらい日持ちしますか?
卵焼きは冷蔵2日。とろろは食べる直前にすりおろしてください(変色します)。卵焼きだけ作り置きして、当日とろろをかけるのが現実的です。
合うお酒
だしととろろ、海苔。まっすぐ和の肴です。
- 🏆 本命:日本酒は、冷酒(10〜15℃)で純米酒——だし巻きととろろは、日本酒の得意分野です
- 🍺 キンキンに冷えたビール——最初の一品として出すなら炭酸も
- 🍶 焼酎なら、麦焼酎のお湯割り(焼酎6:お湯4)——やさしい味には、穏やかな酒を
迷ったら冷酒。だし巻きに一手間加えるだけで、居酒屋の一品になります。
ぴーきちのつぶやき
卵液を濾すという工程を知ったとき、そんな細かいことをと思ったのですが、やってみたら断面が明らかに違いました。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:卵液を濾すとなめらかになる(カラザと白身のコシ)
ひとことで:卵にはカラザという白いひもと、コシの強い白身がある。濾すとこれが取れて、口当たりがなめらかになる。
詳しく:卵を割ると、黄身の両側に白いひものようなものが付いています。これがカラザ——黄身を卵の中心に固定するための組織です。食べても問題ありませんし、栄養もありますが、加熱すると白く固まって、口当たりに残ります。さらに白身には「濃厚卵白」というコシの強い部分があり、混ぜても完全にはほぐれず、筋のように残ります。
ざるで濾すと、この2つがまとめて取れる——だから断面がなめらかになり、口当たりも均一になります。茶碗蒸し・プリン・だし巻き卵・カスタード——「なめらかさ」が持ち味の卵料理では、プロは必ず濾します。逆にスクランブルエッグや炒め物では不要——食感がもともと不均一な料理では、意味がないからです。
「なめらかに見せたい卵料理は濾す。それ以外は濾さない」という判断になります。
このレシピでは:この料理は、切った断面を見せる料理です。だし巻きの層と、上にかかったとろろの白——その断面に白い筋が入ると、印象がかなり変わります。ざるに通すだけの10秒で、見た目が一段よくなる。「見せる卵料理は濾す」。人が来る日や、写真を撮る日だけでも試す価値があります。

