⏰ 調理時間5分
🍽 2人分 🔥 火を使わない
🧊 作り置き:向きません(当日中に)
📊 1人分(推定):約260kcal/たんぱく質13g・脂質20g・糖質3g
🍽 全量(2人分):約510kcal/たんぱく質26g・脂質40g・糖質6g
ゆでダコとアボカドを和えるだけ。コリコリとねっとりという正反対の食感が一皿に入るので、材料が2つでも単調になりません。わさびが両方の後味を締めます。
材料(2人分)
- ゆでダコ:100g
- アボカド:1個(約140g・皮と種を除いて)
- 卵黄:1個(約17g)
- 【A】しょうゆ:大さじ1
- 【A】ごま油:大さじ1
- 【A】わさび:小さじ1
- 【A】レモン汁:小さじ1
- 【A】おろしにんにく:小さじ1/2
作り方
- タコは5mm厚さのそぎ切りにする(★輪切りにすると噛み切りにくくなります。繊維を断つように削ぐと、コリコリ感を残しつつ食べやすくなります)。
- アボカドは2cm角に切る。
- ボウルに【A】を混ぜ、わさびが溶けきってから①②を加える(★わさびは粘度が高いので、先に液体に溶かさないとムラになります)。
- ゴムベラで2〜3回だけ合わせて器に盛り、中央に卵黄をのせる。
おいしさのヒミツ
- タコのコリコリは、筋肉のコラーゲンが多いから。加熱済みのゆでダコをそのまま使うので、この食感が保たれます
- レモン汁は味付けであると同時に、アボカドの変色を遅らせる役。和えた瞬間に酸が全体をコーティングします
- わさびとにんにくを両方入れるのがこのたれの特徴。わさびは鼻へ、にんにくは舌へ効くので、刺激の方向が重なりません
よくある質問
タコが硬く感じます
そぎ切りの角度を寝かせてください。まな板に対して包丁を30度くらいに寝かせると、断面が広く薄くなって噛み切りやすくなります。
刺身用のタコと、ゆでダコの違いは?
スーパーで売られているタコはほとんどがゆでダコです。「刺身用」と書かれていれば生食できます。生ダコは下処理が必要なので、この料理には向きません。
作り置きできますか?
アボカドが変色するので当日中に。たれは冷蔵5日持つので、作っておけば切って和えるだけになります。
合うお酒
タコの旨味とアボカドの脂、わさびの刺激。和のつまみとして完成された組み合わせです。
- 🏆 本命:日本酒の辛口を、花冷え10℃で——タコの旨味と米の旨味が同じ方向。わさびの香りも邪魔しません
- 🍷 白ワインなら、辛口を8℃で——アボカドの脂をワインの酸が流します
- 🍺 よく冷えたビール——気軽に出すなら、これがいちばん
迷ったら日本酒。タコとわさびがそろえば、答えは決まっています。
ぴーきちのつぶやき
タコは100gと書きましたが、切りながら2切れは消えています。コリコリした食感が、味見の域を超えてしまいます。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:コラーゲン(タコがコリコリする理由)
ひとことで:筋肉を束ねる繊維状のたんぱく質。多いほど噛みごたえが出る。
詳しく:タコやイカの独特の歯ごたえは、筋肉に含まれるコラーゲンの多さから来ています。魚の身がほろりとほぐれるのに対し、タコが弾力を持つのはこの差。おもしろいのは加熱の仕方で正反対の結果になることで、短時間の加熱では縮んで硬くなり、長時間の加熱ではコラーゲンがゼラチンに変わって柔らかくなります。
半端な時間がいちばん硬い。ゆでダコが「コリコリだけど噛み切れる」ちょうどいい状態なのは、加工の段階でこの見極めがされているからです。だから家で再加熱すると、たいてい硬くなります。
このレシピでは:ゆでダコは加熱しないのが正解です。炒めたり煮たりすると、せっかくの状態から硬い側へ戻ってしまう。この料理が「和えるだけ」なのは手抜きではなく、タコにとって最良の扱い方だからです。そしてそぎ切りにするのは、コラーゲンの繊維を断ち切るため——同じ厚さでも、繊維に沿って切るか断つかで噛み切りやすさが変わります。

