火を使わない・濃厚/作り置き:当日中
1人分(推定):約270kcal/たんぱく質8g・脂質24g・糖質6g
全量(2人分):約540kcal/たんぱく質16g・脂質48g・糖質12g
アボカドと砕いたパルミジャーノを、海苔の佃煮とわさびで和えます。チーズは削らずに砕くのがこの料理の要点で、粒のまま残すことで食感が生まれます。
材料(2人分)
押すと消えます。買い物のときにも使えます。
- アボカド1個(約140g)
- パルミジャーノ・レッジャーノ30g(塊がおすすめ)
- 海苔の佃煮大さじ2
- 練りわさび小さじ1
- オリーブオイル大さじ1
- 粗挽き黒こしょう少々
作り方
ボウルに海苔の佃煮・わさび・オリーブオイルを先に混ぜておく(★アボカドを切ってから探すと変色します)。
パルミジャーノは削らずに、小さめの一口サイズに砕く(★粉状にすると食感が消えます。理由は下の🔬で)。
アボカドは種を取って皮をむき、チーズと同じくらいの大きさに切る。
すぐに①のボウルに入れ、砕いたチーズを加えてさっくり5回ほど混ぜる。
器に盛り、黒こしょうを振る。
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おいしさのヒミツ
- チーズは砕く、削らない。粒が残ることで、口の中で塩気と旨味が点で当たります
- アボカドとチーズを同じ大きさに。一口に両方入るサイズがちょうどいい
- 海苔の佃煮が塩気を担当。塩を足さなくても、これで味が決まります
よくある質問
粉チーズでも作れますか?
作れますが、別の料理になります。粉チーズだと全体に混ざって、アボカドのペーストのようになる。塊を砕くと、粒として残って食感が出ます——この料理はそこが持ち味なので、できれば塊を用意してください。ブロックで売っているものを買って、少しずつ削るのが経済的です。
海苔の佃煮がないときは?
刻み海苔+醤油小さじ1/2+みりん小さじ1/2でおおよそ代用できます。味付け海苔を細かくちぎって混ぜるのでも近くなります。海苔の佃煮は常温で長く持つので、1瓶あると和え物の幅が広がります。
作り置きできますか?
当日中です。アボカドが変色します。たれ(海苔の佃煮・わさび・オイル)だけなら冷蔵3日持つので、先に作っておくと2分で完成します。
合うお酒
チーズと海苔とわさび。和と洋が同じ皿に乗った、変わった一品です。
- 🏆 本命:白ワインは、辛口をよく冷やして(8〜10℃)——パルミジャーノには白ワイン。海苔が入っても崩れません
- 🍶 日本酒は、冷酒(10〜15℃)で純米酒——海苔とわさびに寄せるなら、こちらが本命になります
- 🥂 スパークリングワインは、辛口をよく冷やして——最初の一品として出すなら泡が華やぎます
迷ったら白ワイン。ただし日本酒と合わせると、まったく違う顔を見せます。
ぴーきちのつぶやき
チーズに海苔を合わせるのは冒険のつもりだったのですが、どちらも旨味の強い食材だと気づいてからは、当然の組み合わせに思えるようになりました。今日もお疲れ様です🍻
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🔬 調理科学ことば:熟成チーズの白い粒(うま味の結晶)
ひとことで:パルミジャーノの中でジャリッとする白い粒は、カビでも塩でもなく、アミノ酸が結晶になったもの。
詳しく:パルミジャーノ・レッジャーノやゴーダの熟成タイプを噛むと、ジャリッとした白い粒に当たることがあります。あれはチロシンというアミノ酸が結晶化したもの。カビでも塩でもなく、むしろ熟成が進んだ証拠です。チーズの熟成中、たんぱく質が酵素によって少しずつ分解され、アミノ酸に変わっていきます。
アミノ酸=うま味成分なので、熟成が長いチーズほど旨味が濃いのはこのため。そしてチロシンは水に溶けにくいので、増えすぎると溶けきれずに結晶として現れる——だから白い粒は「うま味そのものが目に見えている状態」と言えます。パルミジャーノはグルタミン酸も非常に多く、100gあたりの含有量は昆布に匹敵するとされます。
だから「チーズを足すと味が濃くなる」のは、油分やコクだけでなく、うま味を足しているから。そして海苔もグルタミン酸が豊富——この料理は、系統の同じ強いうま味を2つ重ねていることになります。
このレシピでは:この料理でチーズを「砕く」のは、その旨味を点として残すためです。粉にして全体に混ぜると、味は均一になるが、噛んだときの「当たり」がなくなる。塊のまま粒で残すと、一口ごとに濃い部分がやってくる——これは「食べるラー油を混ぜずにのせる」のと同じ考え方です。
「濃い食材は、混ぜ込むか、点で残すかを選べる」。同じ材料でも、この判断で料理の印象が変わります。



